毒戦 BELIEVERのレビュー・感想・評価
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序盤は面白くなりそうな展開で 一生懸命観てたけど、途中から何が伝え...
後半が
見応えあり
とても面白かった。
最初の始まりからややこしくなりそうと思ってたけど、
組織に潜り込んでからは割とストレートに物語が進んで
てストレスなくドキドキしながら観れた。
ただ、イ先生は誰が見てもコイツでしょと言うヤツなので、
そこまでどうやって話が進むのかな?と言う感じで
割と冷静に観れた気もする。
主人公が僕的に有●昆に見えて、なんか頼りなく見えて
しまった。
主人公がドラッグを摂取するところとか主人公の執念が見えてとても良かった。韓国ノワールのハードな展開もあって
全体的に面白く観れました。
普段は制服着てる女警官が捜査のためにドレスアップしてる
ところは本筋とは違うし、監督さんが狙ってるのか分からないけど、おっ!と思いました。
狂気な人にドキドキ
無常観漂うノワール
雰囲気も重厚だし、画もバッチリ決まっている。たまたまNetflixで見かけて、プレビューからそのまま本編に突入するくらい、自分の大好きなノワールの香りがプンプンしていた。冒頭のヤンキー少女の不審死から麻薬工場の爆破事件は、闇が深い事件を予感させる。
オリジナルは香港映画らしいが、このストーリーであれば、リメイクしたくなるのもよくわかる。
正体不明の麻薬組織のボス「イ先生」、それを執念深く追い続ける刑事が命の危険をかえりみず組織に迫っていく。取引の情報を掴んだ捜査チームがイ先生の組織になりすまして、中国マフィアと接触する。その次は、中国マフィアになりすまして、イ先生に会おうとするのだが、なりすまし方が面白い。切れ方、ヤクの吸い方まで、完コピしての大熱演。正体がバレそうなピンチが訪れても、一か八かのプランで切り抜けようとする。
ある時点で、「イ先生」が誰であるかわかってしまった。わかったら分かったで「イ先生」がどう出るかに興味が湧く。謎解きがメインな作品じゃないからね。
ラストはノワールらしい余韻の残し方だった。
まさに韓国映画!
イ先生を探せ!
2023.12.17追記
続編を見ました。
えー、続編によりますと、
下記の初回レビューにある、
「イ先生は簡単にわかった」
「チーム長がイ先生と対峙して・・」
いずれも、私の早とちりということになりますね。
テヘペロ(*ノω・*)テヘ
ただし!、、、
『続編の展開はズルいだろ説』が一部で囁かれている?ことも併せて主張しておきます!
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イ先生とは何者なのか?
その一点で映画が成り立っているため、
勘の良い人でなくとも、かなり早くに
突き止めることができてしまう。
最後のシーン、
チーム長がイ先生と対峙して、
銃声が響く。死んだのはどっち??
早い展開で物語が進むので、飽きない。
吉林省の麻薬王は、もっと重厚であって
ほしかったかな(笑)
チンド犬を追え。
痺れました~♪
最後まで満足の作品でした。
賛否両論あると思いますが結末も良かった。
1012年に制作された香港映画「ドラッグ・ウォー 毒戦」のリメイク作品と見比べましたが香港映画が駄作に見えるくらい素晴らしい作品でした。
ウォンホ刑事を演じた普通のおじさんリュ・ジュンヨルが後半から凄いイケメンに見えてくるという魔法にもかかってしまったし、ラクを演じたリュ・ジュンヨルのつかみどころのない青年にも終始目が離せませんでした。
韓国作品は脚本家も素晴らしいですよね。
この作品の中に出てくる負傷したラクの飼い犬チンド犬が最後に「えっ!そういうこと~」と驚く役割を果たします。
映画を見終わってチンド犬を検索したら珍島犬と出てました。
韓国の天然記念物のワンちゃんの事だったんですね。
とにかく話の細部にまで意味のある飽きない作品でした。
オススメです!!
下衆の描き方は安定の韓国ノワール
関係ないが、長く生きてると、誰かが誰かに似ている感覚を持つことも増える。今回は主人公が「笑い飯」の西田に見えてしまい、最後までそう思いながら観ていた。
本作は敵、味方双方が「よくこんな大胆な作戦を実行する気になったな」という感じで、お互いにぶっ飛んでいる。特に、イカれた中国人バイヤーとのやり取りは展開が予測不能で非常に楽しめた。しばしば、韓国ノワールに出てくる「大陸の無法者」たちは本当に恐ろしい怪物として登場する。この時点でテンションが上がる。
あと風景が美しい。田園、雪原、夕焼け、ラストシーンは画面に思わず見惚れてしまった。
展開については最後が何だかなと。
イ先生が誰か薄々分かっていたが、やはりそうかといったいった印象で驚きが全くなかった。というか、冒頭の登場シーンですでに思わせぶりな撮り方してるし、ミステリアスなキャラ設定だし、ちょっと何がしたいのか分からなかった。
やっぱり尻すぼみ感が否めないのは、本物イ先生が全然怖くない点。最後のターミナルであの人も殺さないんかい、なんか優しいな、と。悪魔ちゃうんかい。となると、やっぱイ先生に誰も会ったことない、ていうのが無理くり感も半端ない感じがしてくるし。。。まあいいけど。
あれだけ引っ張られるのだから、最後にもうちょっと驚きが欲しかった。
緊迫感溢れる佳作
韓国ノワールにしびれた
いきなりの爆破シーンには驚かされた。何よ、これ。映画製作の本気度を訴えてくる。オープニングと終盤に登場する雪深い山奥の一本道も哀愁を帯びていて心地よいのですが、韓国にもこんな場所あるのか?と考えていたら、エンドクレジットにはノルウェー何とかと書かれていた。これも本気度の一つだな。
悪の親玉を捕まえたところで、次なる親玉が生まれてくるのは世の道理。悪を生み出す根源たる世の中を変えなきゃダメなのだ。しかし、刑事魂としては“イ先生”を捕まえなきゃ収まらないもの。結末を見る前にそんなことを考えてしまいます。
麻薬王を取り巻く犯罪は単に中毒者を作るだけではなく、残虐な殺人という犯罪が常に付きまとう。映画の中でも手首を斬られた聾唖兄妹、目玉ジュースを飲まされたウォノ刑事、腕を斬られた狂人幹部、目を覆いたくなるくらいの残酷描写が繰り返される。潜入捜査で中国マフィアのハリム(遺作となった故キム・ジュヒョク)とのやり取りも緊張感漂うし、もう一つの爆破もおぞましい。また、ドラッグ本来の怖さもウォノが実演でやってのけるのだ。
誰がイ先生なのかは途中から気にならなくなった。ある程度想像もできるという理由以外に、イ先生がいなくても恐ろしい世界を体感できるからだ。正体が知られてないことをいいことに、イ先生に成りすます悪人が多い(計9人)ので、もしかしたらイ先生はいい先生なのでは?などとも感じるほどでした。
雪山の中の一軒家。犬の名前を呼ぶウォノ刑事。因縁のある二人が対峙して、まるで親友であるかのように静かに言葉を交わす。一転して屋外の引きの映像、そして銃声。聾唖の二人には聞こえたのだろうか・・・どちらが撃ったにせよ、心に寒々しいしこりを残してくれるのだ。このエンディングだけでも評価が上がる。
【顔の分からぬ麻薬王 ”イ先生” を追い駆けて・・・ 韓国ノワールムービーの秀作が又一つ誕生した。】
劈頭、雪原の一本道を車が走っていく・・・。何かを追い求めるように。
舞台は変わり、いきなり事務所のような建物が大爆発。生存者は”ラク”(リョ・ジュンユル)という無表情な青年と、傷ついた犬一匹のみ。
爆破されたのは麻薬工場で、”イ先生”の仕業らしい、という事が麻薬取締班のメンバーの会話で分かる。
班のチーフ、チョ・ウォノ(チョ・ジヌン)は”イ先生”を追い求めて、命懸けの潜入捜査を仕掛けるが・・・
<麻薬犯罪組織の人々のキャラが濃くて、凄い勢いで物語に引き込まれる。>
・中国、桂林を根城にする中国麻薬組織の首領、ハリム(キム・ジョヒュク:圧倒的な狂気を見せる。素晴らしい俳優さんだっただけに急逝が惜しまれる。ご冥福をお祈りします。)
・ハリムの情婦 当たり前だがジャンキーである。
・ブライアン理事(チャ・スンウォン) 宗教色を身に纏い”祈りましょう”を口にしながら残虐な行為を平気でする麻薬製造者。 ”イ先生”か?
・不敵な笑みを浮かべる麻薬売買人・・
・田園の中の”塩工場”で麻薬製造をする聾唖の姉弟とその仲間たち。
誰が”イ先生”なのか?
執念の麻薬捜査官チョ・ウォノ達と麻薬組織の人々の騙し合い、激しすぎる銃アクションと、爆破・・・。
だが、この作品が心に残るのは、”イ先生”を逮捕した麻薬捜査官チョ・ウォノが車を走らせ、雪原の一軒家を訪れる場面がラストにあるからなのは、間違いない。
チョ捜査官がある”名”を呼び、嬉しそうに走ってくる犬。
静かに対峙する二人。”生まれてから幸せだったことはあったのか?”という言葉・・。
<心に残る韓国ノワールムービーが、又一つ誕生した>
<2020年1月3日 地元のミニシアターで鑑賞>
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