「トールキンの目から見える世界」トールキン 旅のはじまり まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)
トールキンの目から見える世界
偉大な小説家・トールキンの半生は、辛く苦しい中にもかけがえのない仲間たちとの日々や愛に溢れた時間があり、その一つ一つが温かく優しく丁寧に描かれていました。「ロード・オブ・ザ・リング」や「ホビット」のアイデアの種もあらゆる所に散りばめられていて、あんなにも壮大な冒険小説の発想はこんなにも日常の中にあったのかと驚きました。トールキンの目から見える世界は、木々の揺らめきやランプの光、戦争の最中でさえも創造に溢れている。凡人には想像もつかないけれど、彼が生み出した作品の緻密さを思うと、納得です。
ホビットを彷彿させる男子4人の仲間の絆や、戦争中の“サム”とのやり取りも素敵。トールキンの旅の仲間がそこにいました。
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