「【不登校になってしまった女子高生が、自立支援施設”もみの家”に居を移すことで、共同生活の中”自らの殻を破って”成長する姿を描き出した作品。】」もみの家 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【不登校になってしまった女子高生が、自立支援施設”もみの家”に居を移すことで、共同生活の中”自らの殻を破って”成長する姿を描き出した作品。】
ー 今作は、農業を福祉に役立てる実在の組織”はぐれ雲”がモデルだそうである。
そして、今作では”もみの家”を主宰するご夫婦を、緒方直人さんと田中美里さんが笑顔溢れる姿で演じられている。
今作に悪意ある人物は登場しない。
◆感想
・都会で不登校になってしまった彩花(南沙良)が、嫌々ながら”もみの家”の一員になり、精気溢れる表情になって行く姿が、印象的である。
ー 早寝早起きの規則正しい生活。
皆と囲む食卓
春には田圃で田植えをし、秋には収獲するという自然のサイクルに合った生活。
彩花が両親に贈った新米、美味しそうに食べる両親の姿。ー
・彼女は、地元の獅子舞にも参画し、仲良くなったおばあさんから振舞われた大福餅。
ー だが、そのお婆さんは人知れず亡くなっていて・・。ー
・施設の仲間も、負の過去を克服し、徐々に独立して行って・・。
<ストーリー展開は先が読めるし、大きな驚きはないが、富山県の四季の美しさをきちんと映し出した映像の中で、現況下”自立支援施設”を、善性溢れる中、運営している方々に感銘を受けた作品である。>
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