鹿の王 ユナと約束の旅のレビュー・感想・評価
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ダイジェスト感
壮絶作画や美しい背景が楽しめた。 さすが安藤さん、さすがIGと思うだけのハイクオリティ。 動物の動きを見るだけでも惚れぼれ。 ただ、尺の中に納められる要素が、かなり駆け足かつ浅い印象に。 たしか全4巻の壮大な原作だったはずなので、ものすごいダイジェスト感が出てしまった。 個人的にはヴァン、ユナ、サエの心の通い合いをもう少し深掘りしてほしかった。 さらに言えば、演出が少々古臭く、どこかで見たような印象がぬぐえなかった。 操られると目が赤く光るとか、禍々しい紫のオーラとかを見ると、『もののけ姫』くらいの時代で、すでに手垢のついた表現だったし。 制作の枠に日テレが入っているから、単なるないものねだりなのだが、できればEテレやNetflixで80分×全4話くらいで、もう少し洋画等で試されてる新しい映画的な演出で観たかった。
日テレは責任を取って下さいね。
画は凄く良い。とても観やすい。 声優陣も思った程悪くなかった。 原作ね4冊(確かそうだったよね?文庫化した時に一気読みしたけど…)の長編。 2時間じゃ最初の説明文持ってきたところで泣く泣くのカットやむ無し。 ラストの加筆部が救いかなぁ⁈ 日テレは版権買ったんだからワンクールかツークール掛けてじっくりとやって欲しい。 勿体なさすぎ!
鹿の乳を飲め!
「精霊の守り人」や「獣の奏者」は見たことなかったので本作が上橋菜穂子さん原作のアニメ作品は初めてでした。作りこまれた世界観や設定、人間模様が張り巡らされていて凄かったです。 ここまで細かく練りこまれてるストーリーは圧倒的で昨今のなろう系作品の薄っぺらさを改めて思い出させてくれます。 はてさてアニメーション映画としてはどうだったかといいますと、率直に言って普通の映画でしたね。 ファンタジー物としては過去のジブリ作品のほうがわかりやすいし、感情移入しやすい。 アクションなどの見せ場としては鬼滅の刃や呪術廻戦0のほうが迫力、構図、勢いともに上でしたね。 古き良き時代のアニメ映画って感じで現代のアニメ映画とは思えなかった。 いい意味でも悪い意味でも古臭い感じ 作画はしっかりしてるし表現も丁寧で作品全体はとてもいいと思う。 でも、これといって印象的なシーンや心に残る演出は無かった。 大変申し訳ないけれど記憶にあんまり残らなさそう。 なんだろうか、全てが普通の作品の水準より上のはずなのに特質してる部分がないため他の尖った作品と勝負できる所が無い。 決してつまらなくないし、出来栄えもいいのに地味すぎて特徴がない。 面白かったから見てみて、って言いづらい作品です。 ここを見てとも言いづらいし、ストーリーが壮大で簡単に説明できない。 作品の固有名詞や登場人物が多いため覚えきれないし、結局なにが起きて、どうして解決したのかわかりずらかった。 おそらく映画だけを一回見ただけじゃ全部を理解しきれない。 何回か見て理解しきったからと言って、この映画について話し合える人と出会うのは難しそう。 鬼滅や呪術なら見てる人も多いしストーリーもシンプルで会話の機会もあるだろうけれど、本作品はそうではないので話題性を求めて見るような映画じゃないですね。 声に関しては主要キャラの声を声優ではなく有名俳優にさせていたのでちょっと不安でしたが、全く問題なかったです、ちょっと杏さんブレてた所が少しあったかな? 作画も声も原作も問題ないのに一般人には鑑賞意欲がわく要素が無いて言う。 硬派と言うか大人向けと言うか、Production I.Gが流行りに乗らず真面目に作ったアニメです。 昨今のど派手な色合いとか若者向けのスタイリッシュお洒落アニメに疲れたアニメファンにはいい清涼剤になると思いますので、そんな方におすすめです。
公開楽しみにしています!
映画化されることを知って驚きました。 また、制作会社がアニメ版精霊の守り人と同じProduction I.G.ということに嬉しさと興奮を抑えきれず、公開前ではありますが、コメントを残します。 コロナ禍で公開が未定となっていたようですが、コロナ禍だからこそこの物語の魅力が一層引き立つのではと期待しています。 公開に先立ち小説を再読し、物語の世界にどっぷりと浸りたいと思います。 公開が本当に待ち遠しいです!
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