鹿の王 ユナと約束の旅のレビュー・感想・評価
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何も引き付けられるものがなかった。
予告だけは映画館でさんざん観た。このコロナ禍の中、とうとう公開となり楽しみに劇場に足を運びましたが期待しすぎでした。もののけ姫の冒頭を真似したようなスタートだったけどとてもそこには及ばない。原作は知らないけど、映画を観た後で売店をのぞいたら結構巻数のある本が売られてた。それを2時間近くの作品に落とし込んだんだろうけどストーリーは細切れ、細切れのためにアクションも中途半端。途中から主人公が変わったかのようにやたらモノローグの入る若いお医者さん。あの木の中の爺さんは一体なぜあの中にいるのか。出てきたと思ったらあっさり元の木の中に帰って行って、また出たと思ったら中途半端にアクションに絡んで。
幼子も可愛げが足らない。足らないから前歯を欠けさして可愛げに見えるようにしたの?
何もかもがもののけ姫にそっくりだ(真似してる訳ではないけど)。祟り神、ツノが枝分かれしたヤックル、年食ったアシタカ、アシタカが助けて村に連れて行く甲六。
あの竜そばは14回観たが、コレは2度は無いな。
地味だが良い作画。
原作は上橋菜穂子。製作はIGということで、いつものタッグ。監督はジブリでお馴染み、安藤氏と宮地氏。
ちなみに自分は原作未読。だが上橋氏なので、悪くないはず!(精霊の守り人シリーズは好き)
作品を通して良くも悪くも全体的に安定してる。
残念ながら傑作にはなれなかったが、真摯に作られた佳作かと。
ストーリーは対策不明の疫病の免疫を獲得した主人公ヴァンが孤児のユナと一緒に、ゴタゴタに巻き込まれながら、どうにかこうにか切り抜けるファンタジー。
アニメーションとしては、男女の入れ替わりもないし、人造人間に乗って槍で世界を書き換えたり、鬼を呼吸でやっつけたりもせず、おじさんと血のつながらない娘の出会いと別れを描くという渋い内容。
この渋さは、ProductionI.G.ぽくて個人的には好き。
前半は、ヴァンとユナの出会いと村での生活が丁寧に描かれていて、派手では無いが、心地よかった。
ただ、中盤以降、ファンタジー要素と現実的な疫病の解明というミステリー要素とがケンカして、理解が出来なくなった。
どこまでがファンタジーの設定で、何処からが現実的な解釈をすべきなのか分かりづらい。
この辺りは原作でどうなっているのか確認したい。
演出は常に一定レベルで安定しているが、テンポが単調で印象的なシーンが少ない。もう少し効果的な手法や絵作りがあっても良かった。この映画を傑作にさせなかったのは、この辺りの悪影響。音楽も同じく、それっぽいし悪くは無いが記憶に残らない。これらが致命的。
作画絵作りに関しては、丁寧に描かれていて好き。特に日常での微妙な動きは流石。作監、原画のメンツを見ればさもありなん、である。
ただ、決して派手な動きではないし、ビビッドな色使いでもないので、万人受けするようなものではない。
個人的にはフェチズムにドンピシャな作画が多く、線を見ているだけで惚れ惚れ。(ほとんどの人には理解されないと思う。)
この作品には絶対的な比較対照がある。それは、もののけ姫。安藤氏が作監を務め、鹿や山犬などモチーフも重なる部分が多い。また、演出においても、疫病を振り撒く狼が現れるシーンのエフェクトなどは、もののけ姫でデイダラボッチが命を奪う様と酷似している。作っている人間が共通しているのだから当然である。
しかし、もののけ姫の宮崎駿の演出や久石譲の美しい過ぎる音楽と比較してしまうと、どうしても見劣りしてしまう。それは彼らの才能が圧倒的だったということだろう。こうした比較は、この作品の避けようのない宿命である。
ただ、そうだとしても、全体的に真摯に向き合って作られた映画だと思う。なによりも、今の安藤氏の技術で描かれた鹿(もはやヤックルと思って見てた)の駆ける様が見れたのが個人的には嬉しい。
ファンタジー要素の扱いが雑すぎる
小説が原作のアニメ映画らしいのですが
小説は未読なのだが
だいぶ省略した印象がある
奴隷になっていたヴァンの岩塩鉱が山犬の大群に襲われ
ヴァンとヨナ以外は疫病のミッツァルにより死んでしまう
ツオルの医師ホッサルは
ミッツァルにならなかったヴァンの血液から抗体を
つくるためにヴァンを探し出し
アカファ王たちは、ミッツァルを利用しようしてアカファ再興を目論んでいたので
ツオルに恨みをもつサエにヴァンを殺害を命じる
様々な思惑が交錯しているが
主人公であるヴァン達は特に目的があるわけではないので
旅にでて出会った人たちと暮らし始めるが
陰謀に巻き込まれる感じ
全体的に国家同士の思惑とミッツァルという病の話に
犬の王とかファンタジー要素も入っているが
そのファンタジー要素が唐突に出てきた感じがして
原作読んでいないと状況が呑み込めない
そのせいで、ユナが犬の王になったり
したとき唐突感が大きい
ユナが歯が抜けてたり完全にカワイイというデザインではないのは
ラスボス感が必要だったからかなと思った
最後のほうにホッサルが
ミッツァルの治療方法は発見できるのは
正直ご都合主義っぽかった
ただ、現在はコロナ禍のためか
医師であるホッサルのセリフは心にくるものがあった
景色と馬や鹿が綺麗
【自然、動物描写良し。妻子を疫病で亡くした生ける屍状態だった男が、自分自身の存在意義を再認識し、前を向く姿良し。だが・・。】
ー 上橋菜穂子の本屋大賞を受賞した長編ファンタジー小説原作のアニメーション映画。ー
◆感想
・今作は、原作を読んでいないと、内容について行くのはきついのではないかな・・、と正直思った。
・フライヤーを読んでも、(原作も登場人物が多いが、小説なので自分のペースで咀嚼しながら読み進めるので、問題ない。)登場人物の相関関係の複雑さと、意外に淡々と進む物語がやや、単調に思えてしまう。
(主人公のヴァンと、身寄りのないヴァンの生きがいになったユナと、黒狼熱(ミッツァル)の謎や解毒薬を求める医師、ホッサルの関係性は余り問題ない。)
・劇中、時折使われる言葉”ドンカク””玉眼来訪”(フライヤー見て、書いてます・・。)なども、ナカナカに鑑賞側を混乱させる、もしくは良く理解出来ないが故に、今作を退屈に思わせてしまっていないかな・・。
・チョコっとだけ登場する犬の王、ケノイを始めとした、アカファ王国と、ツオル王国の登場人物たちの位置づけも又、やや分かりにくい気がする。
<自然や動物描写は素晴らしいし、ヴァンや狩人でヴァンを狙うサエのような哀しき過去に捕らわれた人々が、徐々に心を解き放って行く姿は良かった。
だが、もう少し物語に緩急を付けるとか、カット割りの仕方とか”説明ナレーション”の箇所に工夫が欲しかったな。
故に、作品自体が単調に思えてしまったのである。(重いテーマを扱った重厚な物語なのに・・。)
彼の大長編を2時間に纏める難しさは重々承知の上で、申し上げる次第である。>
鹿の王(ダイジェスト版)
武人のヴァンも父の顔をしたヴァンもどちらも好き
原作未読のまま観賞。それがいいのか悪いのか、原作読了済みの人たちにとっては物足りないかもしれません。上橋菜穂子先生の素晴らしい世界観は伝わって来ますが、登場人物たちの心情とか立場とかなかなか入ってこなくて、こういうことかな?と考えながらになってしまって、ちょっと子どもには分かりづらいかもしれません。
美しい映像と音楽、主人公ヴァンは好ましく無骨で優しい彼が好きです。堤真一さんの声は深みがあって優しくてヴァンにぴったりでした。小さなユナとの対比、おんぶとかお膝抱っことかたまらないです。武人の一騎当千で戦うシーンは壮大で格好いい。ヴァンは強さを正しく使っていた。だからこそ選ばれたのかもしれないと思うと、切ないしやるせない。もっと物語の真の部分や登場人物たちのことを知りたいので原作を読みたいと思います。
無骨なヴァン(CV堤真一)は魅力的だが
もののけ姫を彷彿とさせる描写が多々あり、CGを殆ど使用しない作画表現は素晴らしく、堤真一さんの渋い声質や演技は不器用でも真摯に訴えかけるものがあったのはとても好感が持てました。
ただ、原作未読でも上橋菜穂子先生と経歴抜群のクリエイター人だからと期待を込めて鑑賞したものの、これは端折りされた編集版を見てるような希薄な構成になっており、初見の人には優しくない映像化作品。
二度の延期でとにかく公開したタイミングも悪かった。キャストのアフレコが2019年でその翌年公開であれば、謎のウィルスに犯された世界と血の繋がらない親子二人の関係性に感情移入し、壮大な大河ファンタジーとして楽しめたのかもしれない。
2クールのTVアニメでじっくりと描いて欲しかった。
イマイチ盛り上がらない
ヴァンは戦いに敗れ岩塩鉱で奴隷として囚われ強制労働させられていた。ある夜、山犬が岩塩鉱の囚人を襲い、謎の病が発生し、ほとんどの囚人が死んだ。それは、アカファ王国が人為的にウイルスを持たせた山犬で、感染すると死に至る病・ミッツァルだった。山犬に嚙まれたが幸いにも一命を取り留めたヴァンは、同じく山犬に噛まれていた少女ユナを助け、彼女と旅に出た。2人はミッツァルの抗体を持っているため、治療法を研究していた医師のホッサルは治療薬を作るためヴァンの血を求め彼を探していた。
一方、治療薬開発を阻止したいアカファ王国は戦士サエを送りこんだ。さてどうなる、という話。
背景がわかりづらく、多くの名前を覚えきれないので、初見じゃなかなか理解が追いつかないかも。
その上、絵は綺麗なんだけど、盛り上がりの欠けるストーリーで、誰にも感情移入出来ず途中で眠くなった。
ユナは可愛かったけど。
ストーリーや伏線、演出が雑
面白くない映画は木に人が埋まる
私はジブリ映画が昔からすごく苦手で、本作も全く期待していなかった。なんなら、見なくてもいいかなと思っていたが、友人に誘われたのでそれならと思い鑑賞。結果、予想を遥かに下回る酷い出来だった。
それでも、序盤は良かったんですよ。
あ、これなら少しは期待できるかもと思えるくらいには面白くて、人物の絵のタッチも悪くないし引き込み方はなかなかなものだったのに...。
とにかくこの作品、何にも興味が湧かない。
ストーリーにもキャラクターにも次のシーンにも。説明不足が否めないし、全くのめり込めないままでずっと第三者目線。感情移入出来ないとかそんなレベルじゃない。話に見所が一切無いため、飽きるとかその次元まで行かない。ふーんって感じ。
その上詰め込みすぎているため、結局何が言いたいのかさっぱり分からないし、理解不能かつツッコミどころ満載で何度欠伸をしたか分からない。何度も同じシーンを流したり、ストーリーに関係の無いシーンが多くあったりと、まるで観客を楽しませる気がない映画だった。
2時間近くあるとは思えない薄っぺらさ。見終わったあとは何も残らない。アクションをしたいならもっと派手な演出が欲しかったし、家族愛を描きたいならそれに関連する描写があるべきなのに、どれもこれも中途半端な作り。あまりにも酷い脚本だった。それ上、大してアニメーションの作画が良くない。粗が多すぎる。
竹内涼真が声優を務めたホッサルという役が意味がわからなかった。誰に向けて話しているか全く分からないナレーションだったり、もうすでにわかっていることを自分が大発見しましたかのような話し方をするのがイライラ。足掻いてもがくことが...といっていたが、何も共感できなかった。そうじゃないと思う。
いやぁ、ここまで酷いとは。
「竜とそばかすの姫」に並ぶぐらいしょうもな映画でした。もう、日本のオリジナルアニメ映画は見ません。今年堂々のワースト1位。
わたしの期待外れかな
ネームバリューに負けてる感
雰囲気で感じろ‼️
ヴァンさんの父性に世界が抱かれる感じ
前に小説も読んでるけど難しくて掴み切れなかった。そこんところを映画で上手く飲み込めるかと思ったけど映画も新たにこんな話だっけ⁈て感じで難しかった
これツオルとアカファと黒狼熱の何か複雑に絡み合ったアレコレ伝わるかな?そんなんなかったっけ?
頑張ってたくさん盛り込んで解消し切れなかった要素がすごくあるような、、
面白かったけど雰囲気で納得させられたところもある
雰囲気はすごくいいので映像作品としては楽しめました
あとやっぱりエンディング曲がいいよね
ちょっとガッカリ
うーん
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