「ほのぼのロマンに徹して欲しい・・」鹿の王 ユナと約束の旅 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ほのぼのロマンに徹して欲しい・・
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戦争とパンデミックとまさに現代の縮図のような状況をバックに心優しい勇者と無垢な少女の不思議な出会いと絆を描いた壮大な医療ファンタジー。
主人公ヴァンならずともユナの可愛さは飛び切りなので守りたい衝動がこみ上げてきます。
ですから多少のハラハラドキドキは致し方ないとしても天使を悪魔が翻弄するような展開は如何なものか、ユナを狼の頭にまでして戦闘に巻き込むのはやりすぎでしょう。
まあ、この映画、合い入れがたい要素を併存させるのが狙いの様で、子供向けファンタジーというのに血生臭い暴力性や、黒魔術的な虚構と理学的な解釈を混ぜこぜにしています。
「ロードオブザリング」のような冒険ファンタジーを装いながら現代的な視点を織り込むのは新規性と言う点では見事ですがロマン好きとしては癒し効果が雑味で削がれた気もします・・。
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