「伝記映画ではなくミュージカル」ロケットマン 青空ぷらすさんの映画レビュー(感想・評価)
伝記映画ではなくミュージカル
個人的に、エルトン・ジョンの曲は「ユア・ソング」くらいしか思いつかない程度だし、本人についても「キングスマン」にヘンテコな格好で出てた面白おじさんくらいの印象だったけど、そんな印象ががらっと覆る良作。
途中でブッチしたブライアン・シンガーに変わって「ボヘミアン・ラプソディー」を完成させたデクスター・フレッチャーが、「ボヘミアン~」とは全く違うアプローチで完成させたのは、まさかのミュージカル。「ボヘミアン」と違って主演のタロン・エガートン自ら歌ってるのに驚いたし、歌も上手かった。
彼のあの面白い格好は、“自分”を守るための鎧だったんだね。
「ボヘミアン」の大ヒットで割を食ってしまった感はあるけど、とても面白い作品だった。
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