「健在者の自伝的映画だからね…」ロケットマン さんにん@㌦㌦さんの映画レビュー(感想・評価)
健在者の自伝的映画だからね…
エルトン・ジョンをこよなく愛する者ではないが、ボヘミアン・ラプソディとの対比で観賞。結果、本人の孤独と類い稀なる才能ゆえの苦悩は伝わってきたが、何かもの足りなさが残り余韻には浸れず。
ボヘミアン・ラプソディの製作に携わった監督が作ったからなのか、親に認められない寂しさ、全米での公演、ヒットチャート、同性愛、ドラッグ、更正…とボヘミアン・ラプソディと構成やテーマがだぶり、目新しさがない。それに加え本人が健在だから、伝説感がでない。
ファンにはたまらないのかもしれないが、既視感が強くもう一度見たいという衝動には駆られない。
ただ、時代背景なのか、父親の一貫性のなさ、母親の傲慢さには辟易する。あれでは、エルトンじゃなくても心に傷を受けるわ。もう少し愛情注げよって。逆にぐれずに音楽に傾倒し育ったエルトンは偉いわ。
それにしても稀有なアーティストというのは常人には計り知れない感性があることを改めて実感しました。
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