「ボヘミアンラプソディーとは違うけど・・☆」ロケットマン ☆ムーミンさんの映画レビュー(感想・評価)
ボヘミアンラプソディーとは違うけど・・☆
公開前から、ボヘミアンラプソディーと比較されていたような作品でしたが、
同じように、ミュージシャンの孤独を描きながらも、シチュエーションも
それに至るアプローチもまったく異なる作品です。
まず、タロン・エガートンの吹き替えなしと言われている歌が素晴らしく、
年代に応じての体形の変化でも見せてくれます。
歌われる名曲の数々。
エルトン・ジョンを知らなくても、どこかで耳にしたことのある方が
多いのでは・・。
フィクションと分かっていても、「Your Song」の誕生を思わせるシーンには
感動してしまいました。
個人的には、バーニー役のジェイミー・ベルとのエピソードが好きでした。
「愛している、違う意味で・・」というセリフには、心打たれます。
ただ、ボヘミアンラプソディーは、ラストの21分間のライブを含め
クイーンを知らなくても、音楽を好きな人々全てに感動を与えられたかも
しれませんが、この映画は もう少しコアな人達向けかもしれません。
例えば、全盛期のエルトン・ジョンと時代を共有できる人(概ね、年配の方に
なるかもしれませんが・)の方が もしかしたらもっと切実に感動が
味わえるかもとも思いました。
いずれにしても、ミュージカル仕立てにはなっていましたが、物語のテンポも
良くて面白かったです。