カーライル ニューヨークが恋したホテルのレビュー・感想・評価
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「客を選ぶ」と公言する最後の5つ★ホテル
ジョン・F・ケネディ、マリリン・モンロー、ウィリアム皇太子&キャサリン妃、ジョージ・クルーニー、ソフィア・コッポラ、ウディ・アレン、ウェス・アンダーソン等々。政界と芸能界のトップ・オブ・トップが顧客リストに名を連ねるニューヨーク、アッパー・イーストサイドのランドマーク"ザ・カーライル"。その内部に潜入するドキュメンタリーは、頼まれれば少々やばい物も調達し、パパラッチに気づかれず入室できる秘密の抜け道を用意する等々、ホテル側の超一流の対応ぶりを紹介する。最高のホテルとは、客のニーズに徹底的に応えることなのだ。今や金さえ払えば誰でも泊まれる5つ★ホテルが多い中、「客を選ぶ」と堂々公言する"ザ・カーライル"は、超一流の密室。何でも漏れ出るこの時代に、ある意味貴重な存在なのかも知れない。
タイトルなし
ケネディ大統領夫妻
ウィリアム皇太子·キャサリン妃
ポールニューマン
ジャックニコルソン…
魅力的な著名人が訪れる
格式のあるホテル
ホテルに愛情を注ぐ
知的で洗練された人々が働く
秘密が守られるニューヨークのホテル
美術館のような館内
スイートルームからの眺め
人的要因によって作られる雰囲気
覗き見気分で観るのもありな
ドキュメンタリー映画
.
ダイアナ妃とマイケルジャクソン
スティーブジョブズ
3人が同時にエレベーターに…
マリリンモンロー専用通路は…
㊙️話🤭
マンハッタンの超高級ホテル
ニューヨークのマンハッタンにある超高級ホテルの歴史をたどるドキュメンタリー。
スイートは一泊2万ドルというから、宿泊者は推して知るべし。
ケネディとモンローなど超絶のセレブのオンパレードでした。
これもアメリカ。
【”ホテルの気品は働く人々によって作り出される・・” 気品あふれる唯一無二のNYの文化的ホテルで働く人々とその歴史を描いたドキュメンタリー作品。】
ー貴方のホテル選択の基準は何ですか・・-
■このドキュメンタリー作品はNYにある決して規模は大きくないが、多くのアーティスト、名だたる政治家、英国ロイヤルファミリーに愛されるホテルに秘密に迫ったドキュメンタリー映画である。
◆今作に出演し、カーライルホテルに魅了された人々
1.ジャック・ニコルソン
-今作で、従業員たちが彼に対して語る数々のエピソードを聞いて、ジャック・ニコルソンが益々好きになった。ー
2.ジョージ・クルーニー
”一泊、一万ドルするスイートに奥さんと3カ月宿泊するって、どうなのよ!”と思いつつ、彼のカーライルホテルを愛する言葉の数々に納得してしまう。
3.ウディ・アレン
本人は出て来ないが、2年間もカーライルホテルに宿泊していたとか、「カフェ・カーライル」で楽しそうに連日演奏していたとか、「ハンナとその姉妹」の舞台がカーライルホテルだったとか(知らなかった・・)”どれだけ、このホテルを愛していたのだ!”という従業員及びトミー・リー・ジョーンズの証言など、何だか嬉しくなる。
―NYをこよなく愛する、ウディ・アレンがそこまで入れ込んでいるホテルなのだね・・-
4.その他、ウェス・アンダーソン(”ホテル”トイエバコノヒトデスネ)や、ソフィア・コッポラ(どんだけ、お父さんお金持ち何だ!)、レニー・クラヴィッツ(ああ、君はそんな風にこのホテルを”使用”しているんだね・・)ロジャー・フェデラー、ビル・マーレイ、ハリソン・フォード等々興味深いインタビューが満載である。
しかも皆さん、実に嬉しそうに語る語る・・。
5.カーライルホテル内にある、「カフェ・カーライル」がミュージシャンにとって、どれだけ貴重な場であったか。
ここで多くのミュージシャンが演奏を楽しみつつ、腕を磨いて来たのかもきっちりと描かれる。
■今作を、魅力的なドキュメンタリー作品にしている要素
・カーライル・ホテルで働いているドアマン・コンシェルジュ・エレベーター係等々の方々が、とても良い表情で
”誇りを持って、実に長い間働きながらも” ”数々の目にしてきた秘密”を決して口外せずにインタビューに答える姿であろう。
そこには”JFK”と”マリリン・モンロー”の関係性が仄かに漂っていたり、
英国王室との関係性を築くきっかけになった故、ダイアナ妃の姿と、当然の如くウィリアム王子がフィアンセとともにホテルを訪問する姿も、詳細は”秘密”というスタンスで描かれる。
・吃音症のコンシェルジュ、ドワイトさんが引退を決めた際の言葉が印象的である。
”社会から品格が失われてしまった・・”
超一級コンシェルジュとして長年多くの常連客から愛されてきた彼の言葉は重い。
接する客層の変化を身に染みて感じた経験から出た言葉であろう。
<カーライルホテルが醸し出す気品は ”働く人々によって生み出される”
と言う言葉がとても腑に落ちた作品。
この言葉はホテルだけではなく、全ての営利企業に当てはまると思う。
”誇りを持って長年働ける職場とは、実に貴重なのであるなあ・・。そして、そのような雰囲気を醸成するには時間がかかるが、経営陣の気概、気骨にかかっているのであろうなあ、”と感じた作品でもある。>
■蛇足
今作を鑑賞後、日本で”カーライルホテル”に匹敵する宿は何処であろうか・・”と考えた。
私は、宿としては、京都の”俵屋旅館” ”美山荘”が一級であろう・・、
地元で言えば”角上楼”かなあ・・、と思いながら観ていたが、
文化的なホテルとなると・・”山の上ホテル”かなあ・・”などと楽しく考えながら鑑賞していた・・。
<2019年8月 伏見ミリオン座で鑑賞>
<2010年11月10日 別媒体にて再鑑賞>
施設案内カタログ映像の裏に見え隠れする、一流ホテルのプライド
セレブたちに愛されるニューヨークのホテル・カーライルの魅力に迫るドキュメンタリー…というより、ホテルの施設案内カタログ映像に近い。
このホテルの大きな魅力は、施設そのものより務めている従業員の人柄がウエートを占めている。
気配りが行き届いたおもてなしが、客を吸い寄せる。
それを象徴するのが、引退することとなったベテランのコンシェルジュ。
彼は吃音症ながらも、雇う側であるオーナーはそれを治すよう命じなかった。実はそこには、ホテル側にも“客を選ぶプライド”がある事を暗に意味している。
インタビューに答える著名人の顔ぶれが豪華だが、特筆すべきはビル・マーレイの名前もある点。
気難し屋で、めったに公の場に出ない彼がインタビューに応じてるだけでも、実はスゴイ事なのだ(彼だけ正規の依頼を受けたインタビューではない点にも注目)。
自分を含めて、おそらく多くの人がこのホテルの世話になる事は一生なさそうだけど、本作を観て客気分になるのもまた一興。
ホテル社員のインタビュー映画。
ジョージ・クルーニーが出演(?)していると、どこかで見たか聞いたかをして観ましたが、ホテル社員のインタビュー映画でした。
ひたすらインタビューで進んでいく映画。
本篇はいつ始まるのだろうかと待ちに待ち続けて、とうとう寝てしまいました。
ホテルのCMかカタログのような感じを受けました。
どこでもドアでNYを一時間半ほど旅した気分!
こんなに、ずっと終わらないでいてほしいと心から思ったドキュメンタリーはない。
ニューヨークの老舗ホテル、カーライルに恋するひとたちのインタビュー内容にウキウキわくわくするのと同時に、そのバックにずっと映し出されているカーライルの内装。壁から照明から絵画から食事から何から何まで素敵!眼福。
変化し続けるNYだけれど、やっぱりずっと変わらないでいてほしい場所はたくさんあるなと思う。
あー早くまたNYに行きたい!なんだか数ヶ月カーライルホテルに泊まってきた気分になる映画。
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