劇場公開日 2019年12月20日

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「勢いだけではないクオリティを勢いだけの映画にしてしまった映画」僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング Berthさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0勢いだけではないクオリティを勢いだけの映画にしてしまった映画

2019年12月28日
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鑑賞方法:映画館

映画第一段では活躍できなかった他の雄英ヒーロー科1-Aのクラスメイトも活躍しているし、最後の戦闘は前作に勝るとも劣らない迫真の映像だった。BGMもキャラの心情をうまく表現しているし声優も熱い演技で良かったと思う。
だがしかし、残念ながらそれらが頭に入ってこない。
頑張っているけどちゃんとした理由でオチをつけられるのか?アニメが続いているから結末はわかる。だが、映画だからと雑に終わらせる気じゃないのか?
結果は案の定のご都合展開。原作者の言では理由があるようだが映画の描写ではご都合主義としか思えないものだった。
そうなるとキャラクターの決意や心情に感情移入できなくなり、面白さも半減してしまいどうしても勢いだけの映画という評価になってしまう。
話の筋が通らなければ評価を高くできないタチだが作画や音楽、演技が良かったので星2つ。
映画の迫力や1-Aのクラスメイトの活躍をみたい人にはお勧めだが、設定やヒロアカに思い入れが強い人には細かいことは気にしない精神を整えて観た方がいい作品。

Berth