いなくなれ、群青のレビュー・感想・評価
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いなくなれ群青
原作未読で鑑賞。まず、映像と音楽がとても良い。それらを堪能するには、是非とも映画館で鑑賞して欲しい作品。
一見、無表情で何を考えているか分からない七草を、横浜流星が抑えた演技で熱演している。物語が進むと、何故、彼が他の同級生達より全てを達観した様に見えたのか分かる。真辺を演じる飯豊まりえも、自分勝手で痛い程真っ直ぐな、さもすれば嫌な役を、芯の通った凛とした女性として演じている。七草より、もっと何を考えているか分からないナドを演じる黒羽麻璃央始め、若い役者達が、それぞれの役を精一杯演じている。ファンタジー要素も含まれているので、少し分かりずらい所があるのかも知れないが、それはそれで良しなんだと思う。個人の主観に正解は無いから。
私は、ラストの後、七草と真辺、その他の人物達があの島でどんな生活を送っているのか、続きが非常に観たくなる映画だった。
想像してたより良かった。空気感や、雰囲気が良く、まさに青!って感じ...
想像してたより良かった。空気感や、雰囲気が良く、まさに青!って感じの作品だった。宮本から君への後に鑑賞したから、なおさらほんわかしてよく感じてしまっているのかもしれない笑
特に映像が素晴らしい
島の雰囲気活かしたきれいな映像だなって全編通じて思うんだけど、飯豊まりえの登場シーンが絶品。監督・カメラマンも会心のできで、撮った瞬間、興奮したと思うね。
飯豊まりえ、そんなにきれいな顔だと思わないけど、このシーンは美しくて魅力的に見えんの。
横浜流星・飯豊まりえが主演の映画ってのが渋いのね。どちらも大ブレークはしてないけど、演技はうまい。そして出てくる俳優さんが「どこから探してきた?」って不思議になるくらいみんな演技がうまいの。
俳優さん調べたら、そんなに演技派って感じでもないのね。だから演出の力だわ。
ストーリー、台詞まわし、キャラ設定が「《サクラダリセット》に似てるなあ」と思って観てたんだけど、そのうち「この話、《サクラダリセット》の人じゃなきゃ書けないわ」と思ってきて、エンドロールで原作確認したら河野裕さんで、《サクラダリセット》の人だった。
《サクラダリセット》は映画も小説も良かったからね。特に映画は好き。
シーンの構成というか、カットの入れ方というかも良くて、音楽の使い方もうまくて、編集もいいの。良い映画だったよ。
なんだかなぁ
私の理解力が足りないのか。
この映画の表現力が足りないのか。
そもそも、入り口よくわからないし。
全体通して、よくわからないし。
とりあえず、観ててなんとなく全体像はふわっと掴めたけど、流星くんと屋上で語らってたかれは、本当はちゃんとした人物だったのでは?映画ではフワッとしかしてなかったけど。。。
うーん、構成が観てて、分かりづらい。
原作見てないからかもですが全体像が掴みづらい。
原作読んでないと、本編よーわからんです。っていう映画。
私嫌、そもそも嫌いなんです。
映画を映画として、それだけで表現できない監督はそもそも原作のある映画作るなよと。
キングダムとか、原作観てなくても普通に楽しめたし。
割と後半まで吉沢悠が出てることわからなかったけど。
うーん、なのでうーんです。
ごめんなさい、力不足かな。
流星くんがイケメン以外、何も感想なし。
横浜流星の新境地❗
星🌟🌟🌟🌟🌟あんまり話題になってなかったのですが横浜流星が出ているので観ました❗凄く良かったです❗確かにストーリーな難解で難しい作品かも知れませんが醒めた感じの横浜流星とテンション高くて熱い飯島まりえのコンビが絶妙で上手い具合に化学反応を起こして凄く良い作品になってます❗難しいなと感じたら夢の中の出来事だと理解すれば解りやすくなるかも…実際は夢じゃないですが…正直横浜流星はおとなしい役は似合わないと思っていたのですがこの作品ではハマり役で彼の見方が変わりました❗凄く良い作品でした❗
ファンタジーミステリー 難解
ラノベ原作ですが、かなりの難解。映画を1回観るだけでは理解出来ないよ~と思いました。原作(私は読みました)では脇キャラまで細かく説明されていますが、映画では説明がなく自分で解釈しないといけない点が多い。原作を読んだ方々はこの物語の世界感を理解出来るし、キャストに興味がある方々もしっかり観ているので、感動的なラストを感じられると思います。この物語は青春、恋愛要素を含んだファンタジーミステリーという感じで、とても静かで深いです。小説と違って何回か読み返す事が出来ないミステリー映画に関して、私が最重要視している点は、伏線の回収と内容の理解。映画でも最終的には解決されますが、クライマックスに至るまでのウダウダ感、詩的な台詞の違和感、演技のぎこちなさ(演技が上手くないと言っている訳じゃない)に耐えるのが大変で映像美や役者さんに目が集中してしまいました。
原作未読
原作は未読。
天気の子を成長させたらこんな風になるのかなと思いました。
こんなに感動するとは思わなかった。説明口調が多い気がしたのも最後まで観たら納得出来る気がしてくる。
階段島のこととか疑問に思おうと思えばいくらでも思えそうだけど、階段島が隔離されているように考えなくていい気がしてくる。
このような内容だから、評価が分かれるのも充分わかる
景色が綺麗
原作を読んでいないので、ストーリーとしては難しかったです。
人の気持ちを擬人化した作品とレビューがあり納得しました。
景色や音楽も綺麗で、ストーリーが進むにつれて引き込まれていきます。この景色だけでも見る価値があるくらい素敵な景色が沢山ありました。
ミステリーとラブストーリーのバランスが程よかったと思います。
小説を読んでからもう一度見てみたいと思う作品です。
映画館で見たい映画
原作の大ファンですが、脚本、キャスト、映像、音楽…すべてが素晴らしかったです。特に小説ならではの詩的なセリフ回しが、絶妙なファンタジー感を残したまま、リアリティを持った温度感のある言葉になっていたこと、それをこの世界観の中で演じ切った役者のみなさんに拍手を送りたいです。台詞回しだけではなく、細かな仕草や表情が素晴らしかった。章立ての切り方も秀逸ですし、映像の色に心が震えます。
ミステリアスな青春映画
今をときめく横浜流星くん主演の青春映画。
撮影は1年前なんだとか。
流星くんの落ち着いたトーンと飯豊まりえちゃんの少し高いテンション。
一見、不協和音を生みそうなのにお互いの持たない部分を補って、雑音じゃなく不思議なメロディを奏でていました。
設定も特殊なので万人受けはしないだろうし、何より上映館が少ない!
勿体ない!
七草の想いが明かされる後半部、特に階段の上のクライマックスとラストシーンにはうるっときました。
見終わった後じんわりと感動がやって来る、決して後悔のない一本。
観て良かった! 人生得した気分です。
初めて映画のレビュー書きます。
もしまだ自分が観ていなかったとしたら、絶対観たほうが良いと自分に薦めたい映画でした。
原作は読んでいなくて、ここの口コミを見て行きました。
下記感想を羅列します。
・想像していたより、役者さんの演技に魅了されました
・音楽や映像も素敵で、映画と現実が混ざったような、幸せになる映画でした
・苦しかったり胸が張り裂けそうになる感情ではなくて、自然と涙が溢れてきるような感動でした
・評価が低い方のコメントも見ましたが、その部分は私は全く感じず、高評価の方の意見と一致していました
・観終わった後に、階段島ことやキャラクターのこと、自分自身の「なくしたもの」「捨てたもの」を考えて、その後もずっと余韻を楽しめました
・原作も読みたくなったし、また映画観たいと思いました
・一人で行ったので、次は友達と行って、人それぞれの感じ方、解釈を話すのが楽しみです
・映画を見た次の日から、目の前の日常が軽くなり、視野が変わりました
・「どんな自分でいたいのか」未来に向かって思考が動いていて、そんな感覚をくれた映画に感謝です
最後に、とても素敵な映画を観ることができて良かったです。
次もまた観たいです!!
この作品を作った役者さんと監督、皆さんに感謝と激励の気持ちです!!!
気になっている人がいたら、一度見に行ってみてと背中を押してあげたいです。
難解…もう一度 鑑賞したい
原作、未読です。ミステリーとありましたが、予告編を見ても、そういう印象はなく、青春映画だと思ってました。またしても、ババア大丈夫か?と心配しながら、観に行きました。
結果、ラブストーリー要素もあり、ミステリー要素もあり、ファンタジーでもあり、面白かったです。でも、ちょっと難解。これ、もう一度 鑑賞するか、原作 読むかしないと、理解できないかな…。解釈なんて、人それぞれでいいと思うので、今の解釈でも十分かな…とも思いますけどね。もう一度 鑑賞したら、印象が変わるかもしれませんね。
個人的に、飯豊まりえちゃん好きなんですが、こんなにガッツリ演技してるとこ見るの初めてかも。可愛いかったし、とても良かったです。でも、ちょっと自分本位で、イラっとさせる役でしたね。
上映後、舞台挨拶の風景が流れました。これまた、こういうの初めてで、不思議な感じでした。だいぶカットされてると思いますが、伝えたかったこと、ちょっと分かる気がしました。
頭を整理しながら、もう一度、鑑賞したいです。
久々に見た秀逸な作品。心に刺さる。
若い頃の自分との葛藤や人と比較した劣等感を階段島という壮大なファンタジーで描いた作品。ファンタジー故に理解できないと難解な印象になってしまうが、これは比喩として巧みに表している。横浜流星がいい。自分と格闘し悩み、それをせつなさだけで表現できる俳優としては今や日本一だろう。キラキラした飯豊との対比がいい。今、近くで男子大学生が七草のような劣等感の話をしている。現実的な若者の葛藤を描いた久々に出会った素晴らしい作品だった。監督の柳さんに敬意を表します。ありがとう。そして横浜流星くんお誕生日おめでとう。君は本当は強いからこの役ができるんだよ。これからを楽しみにしています。
不思議な島で淡々と青春しているファンタジー
淡々と青春していて忘れそうになるが不思議な島が舞台。最後に明かされる島の秘密が苦い。
全六巻のシリーズものの、プロローグである一巻と一番爽快感ある読後感の二巻をまとめたのは良かった。
しかし、二巻は脇役たちを掘り下げる話だっために、主役の七草と真辺の掘り下げが浅くなってしまったのが残念。さらに、脇役たちの方も抱えた欠点の描写が軽かったり失くなったりで中途半端になってしまった。あと、豊川さんの結末は少し設定と矛盾してないか疑問がある。
原作の再現度?は、黒幕感のある七草はまだ良かったが、真辺の純粋で残酷な危うい正しさをもっと見たかった。でも、作品全体の空気感は良かった。
あと、島や学校の風景が微妙に賑やかすぎるのが気になった。人工的な島だからリアル田舎と比べるのが間違っているのかもしれないけど。楽器やってる人も多いな。
真辺という生活を変えてしまうほどの存在
◯物語
七草は人口2000人程度の階段島にやって来た。階段島は捨てられた人たちの島で、島の人たちは誰もが自分がなぜこの島に来たかを知らない。特に疑問を抱くことがなかった七草の島での高校生活は平穏な時間だったが、幼なじみの真辺由宇との再会により状況は一変する。「納得できない」と憤慨し、島から出るために島にまつわる謎を解き明かそうとする真辺。七草と周囲の人々は真辺に巻き込まれていく。(映画.comより)
プロローグ、第1章〜第7章(最終章)、エピローグの9話から成り立っており、階段島という魔女によって支配された島で真辺がきたことで謎が解かれていく。
役も全員あっていると思うし、悪くないと思う。(途中までしか読んでないからはっきりと言えないが)
私は、原作は難しく途中までしか読んでいないがこういうことだったのかと思った。他の人の、レビューにも書いてある通り、初めてだと難解かもしれない。だけど、最後の方の七草と真辺との会話にはどこかのめりこめた。
あと、最後に完成披露試写会?の特典映像もあって最後まで楽しかった。
DVDを観た追記ー
難解な青春ファンタジーであることは間違いない。正直、映画館で見て分からない部分はあった。それで、今見て「ほー」と思うことがあった。
いなくなれ群青
この映画の原本は読んでいませんが、かなり難しい世界観をよくこの時間内でまとめられたなと思いました。
かなり評価は分かれるかも知れません。 見る側の理解度がかなり問われるかと思われます。
「君の名は」などの好きな人は受け入れやすいかも知れません。
そういう意味では中高校生などの若い子たちが今の自分達と照らし合わせて、現在悩みを抱えている人にももっと見て欲しい映画だと思えますし、先生からでも薦めやすい作品かと。
それくらいいっぱい経験を重ねた先の、何度も何度も繰り返されて再び戻ってしまう純粋さの塊のあり方の作品ともいえます。
流星さんの本質をうまく起用されたなと感じます。どのキャストの人たちも美しく魅力的にとらえていて、昨今では珍しく言葉遣いも美しく、薄くぼやけた背景の世界観も夢の中で見たような光景と錯覚さえ覚えるのも女性監督ならではだからかの作品かも知れません。
美しいものを感じたい人におすすめ。
だけど内容は綺麗で収まる話ではなく、誰もが社会で生きてゆくためにどう自分の個を確立させるか、我を強めるのではなく、自分以外の他との折り合いで誰をも傷つけないでいたいという願いの中で自分を見失ってゆく過程を思い出さされます。
悲観的な現実の中にある安心安全とした居場所を見つけたとしても、理想という思いが自分の心をどうしても付き動かせてしまう、その微妙な感覚の話を見事に主人公二人の織りなす会話に描かれています。
抑えきれない衝動、思いは、人を傷つけてしまうかもという恐れを超えてしまいます。
破壊は迷惑をかけたとしても、恐れを引き起こすものであっても。
若い子たちのこれを受け取れる感性は次世代の価値観の予感を感じます。
見た目綺麗に収められたとしても、全体の調和を乱さないようにしても、それは全体の方向として違えてしまう魔法としてかけられたものとしたら?
いずれ誰かがトリックと気がついてしまってパンドラの箱を開けてしまうのが全体の進化かも知れません。
今までの愛という陳腐な表現でさえも全体の概念が変わるのだろうなと思えます。
一つ一つの言葉の重み
大好きな横浜流星が出ると聞いて、小説も買った。
しかし、あえて小説は読まずに鑑賞した。
結果としては難しかった。
ラスト20分に全てが詰まっていた。
しかし、それを覆すほど面白かった。
不思議な世界観で今まで見たことの無い映画。
そして、これからも見ることがないだろう。
劇場には自分1人だった。
あえて、ネタバレはしない。ぜひとも見て頂きたい。
七草が言う言葉が全て刺さる。
皆若手にも関わらずとても上手。
このような映画は大体ガッカリして終わることが多いが、そんな事が起きず感情移入することができた。
映画館でしか見れない美しさと、映画でしか表すことの出来ない迫力。
1度映画を見て理解するのは難しいと思う。
なので、自分は小説を見て改めて評価させていただきます。
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