「伴奏」いなくなれ、群青 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
伴奏
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原作未読
なくしたものをみつけなければ出られない、捨てられた人達の島「階段島」に少し前にやって来た少年のもとに、昔の同級生の少女が現れた巻き起こっていく話。
皆島に来た前後の記憶はないが、島での生活に不自由はなく、受け入れて暮らしている中、納得いかないことが大嫌いな真っ直ぐな少女が現れたことによって変化をみせて行くストーリー。
受け入れつつもみんな出たいという意識もあるのか?なくしたものとは何なのか?と、ちょっとミステリー要素はあるけれど、謎解きというよりも、少年少女それぞれの自身や人に対する純粋な感情とか想いとか葛藤とかを感じる作品という感じ。
魔女だとか、灯台だとか、階段だとか、その他諸々がロジカルに説明できるものではないけれど、あくまでもファンタジーな世界なのでツッコミは無用。
魔女の手心入りということで、それはわかるんだけど、その割にはその辺に纏わる能書きとかが多くてそこを意識せざるを得ないというね。
毒や闇は皆無で登場人物は良い人オンリー。
温かくむず痒い「いやあ青春だねぇ、オッサンには眩しいよー」な作品だった。
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