空の青さを知る人よのレビュー・感想・評価
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なんて心地良い作品なんだろう
本当に良かったです。
原作は超平和バスターズ、あの三人がまた集まりました。
それだけで嬉しいんですよね。結構多いんじゃないでしょうかそんな人。
最初っからウサミチ出て来たりケータイ等の小物にまで、随所に遊び心も感じます。
三人が楽しんで作っている空気が良いですね。
あとメインキャストが見事、皆ぴったりでした。
(しかし歌はみんな微妙だったような…演出?)
特に吉沢亮、しんのと慎之介の演じ分けは本当うまかった。
途中からこれもしかして?って思ったけどエンドロールで驚きましたよ。
楽器を使った演出もすばらしく、そこに色々な意味を含ませていたと思います。
さり気なく、二人に姉妹機を持たせてるのも心憎いですよね。
その他カメラや音の入れ方も良く、あいみょんの歌がまた良かった。
メロもですが、こういった心情の歌詞を作るの本当にうまいですよね。
この作品の最後のパーツはあいみょんの歌でしょう。
本当にぴったりとはまっていました。
あとたまたまでしょうけど、吉岡里帆が出演している作品の主題歌というのも面白かったですね。(主演した映画「音量を上げろタコ」であいみょんの作った主題歌を歌っている)
だんだんとクライマックスへと突き上げる感じも良い。
そしてエンディングはこれしかないような置き方。
それにしてもなんて心地良い作品なんだろう、エンドロールではもうずっと微笑みながら観ていました。
本作はいわゆる「秩父三部作」の三作目に当たるので、これでおしまいだと思うと少し寂しいですね。
本作は青春劇ですが、むしろ大人の方がチクリとくる事が多い気がします。
昔どこかで夢や想いを諦めた人への、ちょっとしたエールにも感じました。
本当、とてもすてきな作品でしたよ。
秩父と言う閉鎖空間?
前作2作のスタッフによる3作目。ヒットメーカー再結成で高まる期待を集めた本作品ですが、今作も比較的ウケてる様子です。
前作「あの花」「ここさけ」2作は視聴済みです(実写版は未視聴)。実はその2作とも諸手を挙げて大絶賛した訳ではありませんが、決してアンチではない事は最初に申し上げます。
とは言え今作も比較的良好な仕上がりで、サスガ岡田麿里の脚本は安定感抜群で、中盤の微かな間延び以外は展開もテンポもシッカリまとまって、抑揚も伸びも深みもあり退屈する事なく内容を楽しめます。
気になった点は、1つは『舞台が秩父』ってのが今作に限り足を引っ張った感があります。作中に『東京に出てひと旗揚げる』と言う『大海』になぞらえたテーマがあるのですが、田舎者の自分からすれば秩父も充分首都圏です。池袋まで特急で1時間半で週末に帰れる距離です。
要は東京に程近いためよっぽどの地方の田舎でもない限り説得力が微妙で、テーマとしては立地が不適当です。前作2作は問題ないのですが、今回はソレがワリと重要性があったと思われます。縛り付ける・やりたい事を我慢する・東京で成功し凱旋する等の、閉鎖的なイメージの土地として秩父に『井の中』感は個人的に殆どありません(盆地と言う説明も空振り感)。
2つ目は音楽を題材にした作品なのにキメ曲のフル演奏がなかった事。練習のギターやドラムの描写は相当手間を掛けた仕上がりだったのに、ソレをフル描写するのは劇場版とは言え厳しかったのでしょうか。京アニのユーフォがやってのけたので、超平和バスターズもソコは負けずに創り上げて欲しかったかなと。
※ガンダーラもフルじゃない?(再鑑賞で確認しますがフルが1曲もなかった様な?)
3つ目は大人の慎之介が全体的にだらしなく共感し難い事。表面上ヤサグレてますが心底は13年前のしんののままと言う描写もかなり難しいと思いますが、残念ながら巧く行ってない気がしました。
「大人も泣ける感動アニメ」と言う真骨頂は作を重ねるごとに段々薄くなりますが、それでも色んな立位置の人間をシッカリ描ききっていますし、幾つかの気になる点はあったとしても超平和バスターズ3作目としてはまずまずの良作です。
こみ上げてくる涙の意味は分からない
途中で不覚にも居眠りしてしまったハローワールド、その中で一番印象に残っていたのが予告で流れていたコレでした。
とらドラが好きで、そのコンビが作ったあの花もなかなか!と思う中にちょっとシラケるなぁと思う部分もあり、個人的に岡田さんは鉄血のオルフェンズの締め方であれあれ?と思いコチラは完全ノーマークでした。
まず予告で見た時の「どうせ客寄せ芸能人の演技で感情移入できなくなるパターンかな」とおもった自分を殴ります。
プロの福詞君も含め、皆さんとても味のある演技をしていた。
特にイケメン俳優の吉沢さんには驚いたと同時に、何も引っかかる事なく作品に入り込めた。
井の中の蛙、井の中で空の青さを知った蛙、井の中で大海に憧れる蛙、大海に溺れた蛙
4人のストーリーが絶妙に折り混ざって凄く良かったです。
自分も田舎で育ち、田舎だから出来ないと諦め、大きすぎる夢を持っていたあの頃を思い出して、作中のあるシーンで涙を流してしまいました。
導入部分が音楽フェスを開催するという部分と、主人公達が音楽で繋がってた事もあり、ライブシーンを期待してた人も多いと思いますが個人的には要らないと思いました。
理由は、本質の部分がそこでは無いから。
俳優でも声優でもお笑い芸人でも当てはまります。
大きすぎる夢を持ち、力を発揮できないのを現状のせいだと決めつけ、空も飛べると思い込んでいた学生時代。
夢に破れた大半の大人が見て感動できる作品だと思いました。
気になった点は、タイトルのテーマソングはエンディングで聞きたかった。
さすがにあの歌を男のソロデビュー曲にするには無理があると思いました。
面白かった!
奇想天外な設定なので、どうなるのか興味津々でひっぱられました。今までにない新しいストーリーだと思います。岡田さんの脚本は流石!不思議な話だけれど場面場面の説得力があるし、ちょっとしたユーモアが楽しめます。アニメ独特のわざとらしいギャグ感ではなく(新海監督のはアニメの世界特有の現実世界ではあり得ないだろう、形式的なギャグが気になりました)ごく自然に笑える場面が楽しかったです。見ていて、?と思うことをちゃんと吸収してくれる脚本のうまさには溜飲が下がります。
舞台の美しさはいつも通り、透明な空気感が感じられました。大人のしんのがいくらなんでも魅力ない絵柄だったのが少し残念。主役の一人としてはちょっと、、、
よかった!
「あの花」「ここさけ」に続く超平和バスターズの3作目として期待しながら見に行きました!
期待を裏切らない良さでした!!!
前2作とは違った良さがあり作中とても感動してしまいました!
今働いている20〜30歳くらいの人に是非見て欲しい作品です!
前作から進化
この映画は、おそらく先に「井の中の蛙大海を知らず、されど空の蒼さを知る」と言うかワードが有って、そこから作られた話しでは無いかと推察されます。
背景画像は大変に美しく、特に秩父の自然映像は写真の如く実に細密に再現されています。
ストーリー的にも芯が一本通っていて、前作の「ここさけ」よりも、ずっとしっかりとした内容に仕上がっています。
映画のテーマは、正にタイトルの通りでしょう。
映像美、心地よい音楽、楽しいストーリー、好感を持てるキャラク等々、かなりの良作で、力作です。お勧めします。
ほぼ満足
キングダムを観たとき、吉沢亮さんの声はいいなと思ったんです。古谷徹さんをクールにした感じです。
その吉沢さんの1人2役が楽しみだったので、予想通り上手で、私としては満足です。
歌はもっとしっかり歌って欲しかったけど。
吉岡里帆さんも若山詩音さんもとても素敵です。
絵も綺麗ですけど、慎之介だけは無いですね。老けすぎ。45歳にしか見えません。
内容については、「心が叫びたがってるんだ」を実写版で観て気に入ったので、期待してましたが、良かったです。
あおいちゃんがかわいくて、ちょっと泣きそうになりました。
閉じ込められたしんのよりも、飛び出したはずの慎之介の方がなかなか踏み出せないのは、それだけ挫折を味わったからでしょう。
ご都合主義なのも、アニメだから良し!
最高の青春だ!!!
純粋に前を進む高校生と
経験してるからこそ分かる大人の現実さとの
ぶつかり合い。
想像力に任せ夢を追いどこまでも前を向く
そんな若者が素晴らしいし
いつまでも変わってほしくないと思う。
現実はそう簡単なことじゃないって分かってるけれど
あおいとしんのを見ていて本当に羨ましく思った。
そして、みんなが大好きだからこそのあおいの切なさが悲しかった。号泣した。
空をかけるほどの青春はもうないね
素敵なアニメーションであいみょんの音楽も素晴らしかったです!
素敵な映画をありがとうございました!!
ベストワンアニメーション!
皆が主人公
吉沢さんが声優に挑戦ということで興味を持ち、吉岡里帆さんが好きな友人とともに見に行きました!
正直、あらすじとPVだけでは「一体どんな話なんだ…??」という印象が強かったのですが、これがとっても良いお話でした。
登場人物それぞれが主役でお話が作れるくらいにキャラクターが深掘りされていてとても良かった。そして、あいみょんさんの音楽がまた素敵…!
極め付けは声優陣のハマり具合。しんの/慎之助は、吉沢さんと言われなければ気づかないくらいにキャラそのもの。あおいの感情表現も非常に素晴らしく、吉岡里帆さんの声はあかねにぴったり。
ストーリー、アニメーション、キャラクター、声、音楽、トータルで1つの作品として完成されていると感じました。迷っている方はぜひ観に行って欲しいです。もう少し大人になってもう一度見たら、また違った感覚で楽しめそうだと思いました。
夢は何があっても捨てちゃいけない
とってもいい映画でした。
「夢は何があっても捨てちゃいけない」って
あらためて気付かされました...
切ないとこもあるけど心に突き刺さる印象的な映画。
観て良かったなと思う...
【切なく美しい青春ファンタジーアニメ 世代を超え万民の心に響く作品】
冒頭、少女がゴダイゴのガンダーラをベースで弾いている場面で一気に気分が上がる一方、”この映画のメインターゲット層は知らないのでは”と余計な心配をする。
が、杞憂であった。ガンダーラの歌詞を知っている方がより良いのかもしれないが、知らなくとも十分メッセージが伝わる映画であったから。
・二親を亡くし、幼い妹を育てるために町に残る選択をした姉
・夢を叶えるために都会に出る事を決意し、その姉を誘ったが断わられショックを引きずる少年(で、13年後に起きる不可思議な出来事)
13年の時空を超え、夫々の抱えていた想いや鬱屈が幾つかの出来事を切っ掛けに、徐々に解されていき、美しいラストへ昇華していく過程が素晴らしい。
長井龍雪監督作品は、子供が高校時代観ていたが私は初見である。その作品の素晴らしさは人口に膾炙しているので期待はしていたが、今作は予想を遥かに上回る素晴らしい作品であった。
<青年期を過ぎた者が観ても、現在の自らの生きる姿勢を考えさせられる、優れた作品である>
姉妹愛に感動
とにかく言えることは、大人の方や年の離れた兄弟、姉妹に見て欲しいということです。
愛情が詰まったノートを妹が読んで回想するシーンにはウルッとしてしまいました。
人生はツナマヨと昆布、どちらを選ぶかで大きく変わってきます。
残念だった点はしんのが空をめっちゃ飛ぶところです。正直冷めました。飛ぶならあおいを置いて1人で飛べと思いました。そしてあおいには走って欲しかった。
あと、実態のある幽霊ならなにかもう少し説明が欲しかったです。
エンディングは良かったです。
タイトル・CMに惹かれて観たのですが、アニメに限らず今年一番に心に...
タイトル・CMに惹かれて観たのですが、アニメに限らず今年一番に心に響きました。
内容は避けますが、20代後半から30代前半の、いろいろ迷いがある時期の人にとても刺さりそうな内容です。
映像・音楽のバランスの素晴らしさ、登場人物のキャラ立ち、隙は無く心情描写の丁寧な脚本、全てが綺麗に結びついて収束していくうねりが圧巻で、何度もほろほろと涙が。大きな事件が起こるという物語ではなく、ささやかな日常の描写を丁寧に丁寧に積み上げているところがクライマックスに生きていると思います。
#空の青さを知る人よ
青春の忘れ物を取りに来た
っていう感じがしました。
10代の中高生、妹世代には、
物語をストレートに感じるかもです。
13年前の人が現れたり、
バンドを組んだり、
ちょっと田舎な町だったり、
手を繋いで空を飛んだり。
でも、
30代の社会人、姉世代では、
違う捉え方になるかな。
過去の自分をあの場所に置いていく、
まだあの時のまま時間が止まっている。
紆余曲折だったとしても、
そのようなモノたちがあるから、
今の自分になって、
大人になっていくのかな。
映画館では、大半は中高生だったり、
小学生連れの家族だったり。
やっぱり、年齢層は低かったです。
でも、30代の大人も
十分に楽しめました。
昔は良かった(ジジババ向け)
東京が海に沈むとか、「天気の子」のような非日常のはずのものの方がリアルに感じられる時代に昔は良かったと感じられる作品。
岡田麻里脚本にいつも感じるのだが、いつの時代の高校生だ?を今回も感じた。
昭和感が好きな人にはいいかも?
おじさんは昭和感はもういいや。(゚ω゚)
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