「ゾンビだった時の記憶」CURED キュアード mikyoさんの映画レビュー(感想・評価)
ゾンビだった時の記憶
ゾンビ映画は無条件に茶化していい、とわけではないが、この映画は面白を求めて見るゾンビ映画とは少々趣が異なる。そこで好き嫌いが別れる気がする。
確か某漫画で巨人になった時の記憶があるかどうか少し話すシーンがあったと思うが、こちらは病原菌に対抗できる治療法が見つかり、ゾンビ時代の記憶を残したまま意識が復活してしまう。十中八九その記憶は消えてほしいはずだ。でも回復するまで、自分には選択肢がない(なぜなら治療されている際は正常な判断ができないから。)
それと噛まれるとゾンビになるという設定が、かなり吸血鬼的な意味合いで使われている。その設定もいろいろ考えさせられるが、ゾンビファン的には純粋にゾンビではなく、別なものの象徴として存在することを嫌がるかも。
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