「欠陥的な脚本。あの武器は宣伝のためとしか思えない。」KIN キン saburoさんの映画レビュー(感想・評価)
欠陥的な脚本。あの武器は宣伝のためとしか思えない。
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家族の問題に悩む少年が、近未来的な武器を手にして、前述した問題に向き合っていくロードムービーというのが本作の大まかな話です。
面白い発想だよね、近未来的な武器を少年が偶然、手にするって。男子の憧れ的なシチュエーションです。そこは良いのよ?予告も、それ推しだったし。
ただ主軸である家族の話と、この武器の話が大して絡まないってのが大問題。
この武器はどこから来たの?取り返しに来る奴らは誰なの?というインサートが入って期待を促すが、家族の話が結構込み入った内容なので、未来人的な奴らは最後まで主人公たちと絡まず。
だったら、なぜ、この武器がこの話に必要だったの?ってことになるよ?別に同じ威力なら既存の武器でもいいわけでしょ?グレネードランチャーでも良いわけじゃん?それをSFっぽい武器にしたんだから、話は自ずとSF的要素を多分に絡めたものにしなくちゃ意味がないですよ。
もしターミネーターで、殺し屋ロボットが来てるのに、全編サラとカイルがただイチャイチャしてるだけで、最初と最後にしかロボットが出てこなかったら、なんじゃこりゃ!ってなるでしょ?本作は、ほとんどそれ。
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