「後半はかなり興味を引かれた」KIN キン KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
後半はかなり興味を引かれた
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ポスターを見ただけだと宇宙人がでてくるSF作品かなとおもったが、タイムトラベル系のSF作品で個人的には好きなジャンルの為面白かった。
主人公の14歳イーライが廃墟ビルから銃のようなものを手にし、借金踏み倒したりアウトローな生き方をしている兄と共に、追手から逃げる生活を送る。その追手から守るためにその銃を使い兄を守るという話。
まぁこのストーリーだけだとあまり面白くない。とにかく兄がだらしなく、追手から逃げる際、殺されかける時に死なないでほしいといった感情移入ができない。
自分で作った借金を父親の会社からパクろうとし、父親が死んでも弟に隠し、その父親の金で女遊びやギャンブルしてるわけだからね。
この作品の面白かったところはほぼ後半。この銃は違う時間軸の物から運ばれた物であり、主人公のイーライが使うべきして送られた物だったという点。
ただまだ使うには早いのか最後は元の時間軸の人間達に回収されるわけだが、イーライが近い未来タイムトラベラーの一員てして鍵を握ることは確実でありその辺りの伏線を最後に散りばめてきた。いわば今作はその序章に過ぎないということになる。
続編があればもちろんその作品内容によっては今作がさらに深みや面白味がます可能性もあるが、単体だと若干消化不良。中盤まであの銃の存在がイマイチ分からない点と、とにかく兄の生き方や考え方に同情が芽生えないためだ。
ただ次回作があるのであれば非常に楽しみでもある。
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