「変な映画⁉」エンテベ空港の7日間 Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
変な映画⁉
-Don't try and break the undercarriage.
-If you do, we'll die together.
Don't worry.
I'll do a kiss landing.
はっきり言って、意味が分からない。単純な映画なのだが、ところどころに散見する。まず第一に、オープニングロールが終わるや否や何かを表しているのだろけれど、一体全体この踊りは何だ?神智学(スピリチュアリティ)を唱える日本でも同じような人間がいるが、エドガーケイシーの言葉"あらゆる物事は理由があって起こる"からするとこれも何かの意味があるのか? 人として意味を分からないほうがこの映画にはいいかもしれない。ユダヤ人の幻想的踊り.........
第二に、乗客のフランス人は、フランス語をアメリカ人はアメリカ語をそして、ユダヤ人はヘブライ語をパレスチナ人はアラビア語を話しているのにイスラエルの首相を含め軍人、政府関係者、すべてがヘブライ語でなく、変な発音の英語(ユダヤ人が話すとしたら?)を話している。
この映画が中途半端な作り方がわかるもので、冒頭に“この映画は、事実から発想を得ているが、会話や出来事などは、ドラマ性を持たせるために虚構がある”なんだこれは、言い訳か?だから中途半端なエセドキュメンタリー風な作りで時折、実写の映像もブッコンでいるのか?
I'm not a Nazi ‼
イスラエル政府内でも強硬派・国防相で後の首相のシモン・ペレスと首相で後に暗殺される穏健派というか優柔不断というか、イツハク・ラビンの対立とかドイツの過激派の男女の間でも理想が食い違う部分は見るものがあるが......
Thunderbolt is a go.
この映画、批評家からも視聴者からも支持を得ていないということは、自ずとわかるもので、アメリカの日刊紙San Francisco Chronicleのコメント「映画製作者に自信を与えなさい。だって彼らは、今まで誰もしなかったことをやり遂げたのだから、だだ彼らがわからないでいるのは、事実にはある理由があるということを......つまりそれを知らないことのほうが恐ろしい。」世界規模で買える週刊誌、またウェブサイトのLittle White Liesは、「ハイジャックそのもののようなものだけれども、すべて何にもなかったように感じるのは仕方がない。」
ところで、重箱の隅をつつくようだが、茶色のベンツを黒く塗り替えるのに刷毛では、必ずムラが出来るのにピッカピカに仕上がっている。この美術担当は何をしている?
ドイツ人テロリストの一人、ロザムンド・パイクは流暢にドイツ語を話しているのは、彼女の幼い時の経験からきていて、そのたぐいまれな才能が、活かされている。
-Congratulations on your success.Prime Minister.
...................
-And we should be proud of that.
But if we cannot negotiate, Shimon,
this war will never end.
ユダヤ人の身代金が約5億円、この映画は“Congratulations”とはいかず、身代金の額にも届かないある意味、A box-office bombとなっている。