「そこはクマじゃなくゴリラでしょう~」グリンゴ 最強の悪運男 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
そこはクマじゃなくゴリラでしょう~
製薬会社の社長の友人にして同社の管理職の主人公がメキシコで狂言誘拐を行って巻き起こる話。
コネで働く主人公本人から社長のもとに電話があり、メキシコで攫われて500万ドルの身代金を要求されていると告げられるところから、2日前に話が戻り、メキシコ起きた在庫トラブルへの対応の為に、共同社長の二人と主人公がメキシコを訪問するという流れ。
会社の身売りの話があったり、ブラックパンサーと呼ばれるメキシコのマフィアが絡んできたり、更にそこに楽器屋で働く男に何やら如何わしい仕事が舞い込み彼女を連れてメキシコ訪問という話が出て来たりと、結構ぐちゃぐちゃした登場人物達。
まあ、そこにみえる大麻の新薬の存在から、それ程話が難しい訳ではないけれど。
内容的にも男と女、友情と裏切り、薬とマフィア、なんなら慈善活動とかまで絡んでくる始末。
しかしながら話の筋が一本通っているからこれもまたとっ散らかったイメージはなし。
エンタメドラマとなっているけれど、主人公とかシャーリーズ・セロンの役処をみているとなかなかのコメディで、コントをみている様な感じすらある程。
シャーリーズ・セロンはこういうぶっ飛びゲス女がやりたかった!?w
空気感はドタバタではないけれど中味はドタバタだし、ズレとか転がる様子とか繋がっていく様子とか腹黒さとかが面白く、愉快なドラマという感じかな。
それにしても、ここのあらすじに書かれていることが少し本編と違ったり、本編のラスト30分ぐらいのところまで触れていたりとめちゃくちゃ。天下の木下グループさん大丈夫かね…。