「戦争の悲劇から生まれる勇気と幸せ」ガーンジー島の読書会の秘密 TOMOさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争の悲劇から生まれる勇気と幸せ
辛く重い出来事は誰も語りたくないもの。
まるで氷の中に閉じこめられ、誰も触れないようにしていた。それを島の外からきたジュリエットによって、周りから少しずつ溶かしてゆく。
読書会創設者のエリザベスに何があったのか、島の自然や人々に触れ、その事実を知っていくことでジュリエット自身の心の氷も徐々に溶けていった。島の人々も辛い事実を知ることになるが、ジュリエットによって、氷が溶かされたことで、戦争がようやく終わったと感じたのではないか。最後のジュリエットの選択にはホッとして幸せを感じました。素敵な作品でした。
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