「本を好きって気持ちは、たくさんの人を幸せにする!」ガーンジー島の読書会の秘密 ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
本を好きって気持ちは、たくさんの人を幸せにする!
映画好きな私は、本も好き(^^)
なので、この作品は外せないと思っていました(笑)
しかも、主役があの『シンデレラ』の主役だったリリージェームズなのですから!
絶対観たいと思っていた作品!
ちょっと読書というよりか、作家の謎解き物語みたいでしたが…。
その謎が、深まれば深まるほど、とても面白くなっていくから楽しい!
読書会の秘密と、失踪した1人の女性の秘密。
いろんな秘密を抱えているこの島で、1人の作家が、その謎を解き明かそうと奮闘します。
後半は、ミステリー要素満載ですが、ちょいちょい開催される読書会に胸踊りました(笑)
沖縄のような小さな島で、本を愛する人たちが、楽しそうに読書会をする姿にわくわくしちゃいました!
一人一人、自分の大好きな本を片手に、満足げに朗読する姿がとても楽しそう。
こんな読書会があったら、是非参加したいと思ってしまいました。
ただ、これが第二次大戦中じゃなかったら、どんなに幸せなことか…。
戦争という悲劇が、人々の心を苦しめ、読書を愛する人たちの気持ちまで暗くさせる…。
いつ殺されるかもわからない、ハラハラする日常の中で、読書会はみんなの心に希望の光を当ててくれる、唯一無二の存在だったことでしょう。
そんな楽しい読書会ですが、彼女が追いかけていた失踪事件の謎が、とうとう解き明かされる日がやっきてきます!
開けてはいけないパンドラの箱を開けるかのように、除いてはいけない秘密を暴いてしまう作家のエリザベス。
謎を解き明かすことで、彼女の心にどんな変化が芽生えるのか?
最後まで謎の深まる展開の連続でした(^^)
今回はトークイベントもありました。
そこで話していた事ですが…、
原作は、書簡仕立てになっているようで、手紙のやり取りを読んでいるみたいらしいです。
なので、手紙を通じて、徐々に登場人物のこととか、秘密とかが暴かれていくようで、映画と少しテイストが違っていました。
やっぱり映像にするには、手紙のやり取りだけだと退屈するでしょうか?
やはり、主人公が島に来訪した方が、物語により一層深みが増して面白かったように感じました。
本好きが年々減ってきている昨今ですが、読書会とか本のイベントなどで、これから読書好きが少しでも増えてくれれば嬉しい!
そう思える映画でした(^^)