「我がどう生きるかの選択肢を持っている.」イングランド・イズ・マイン モリッシー,はじまりの物語 ku-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
我がどう生きるかの選択肢を持っている.
歌手モリッセー(モリシー)がザ スミツ というバンドをジョニーと作る前までの話。全く知らないバンドだが、歌詞が深いので興味がある。1970年代イギリスのマンチェスターで、思春期を過ごした彼だが、一人自分の世界にこもる性格であり、また才能があっても、恥ずかしがり屋でそれを上手く社会に引き出せない。父親から仕事をしろといわれ、事務の仕事をみつけるが、仕事中より、頭の中は詩/歌を書く世界。彼の心の表現がナレーター形式になっているが、彼の心の中を理解するのはちょっと難しい。一生懸命やっているけど、報われない時、彼のお母さんの一言、あなたはこの世に一人しかいないという言葉で彼は勇気づけられる。母がオスカーワイルドの本を持ちながら、これらの人はそんな簡単に世の中をいきていないのよと。
「我はこの世に生きているが、我がどう生きるかの選択肢を持っている。我の存在は我だけのバージョンで、他の人とはちがう。我と全くおなじコピーはどこにもいない。我は我しかいないからそのまま生きなさい。」困難に陥った時、母親が理解してくれたり、ガールフレンドがサポートしてくれたり人の交わりは大切だね。
コメントする