「克服出来ないのなら『ミリオンダラー・ベイビー』の結末って事だ。」ウォーク。ライド。ロデオ。 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
克服出来ないのなら『ミリオンダラー・ベイビー』の結末って事だ。
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『脚は無くしてしまったけど、心を開いた』と母親は言うが、そうは見えない。アメリカンな結末と言うかもしれないが、失敗を克服出来ない、偽善の塊の様なアメリカン精神論になっている。
克服出来ないのなら『ミリオンダラー・ベイビー』の結末って事だ。言うまでもなく、彼女は『ロデオ』を愛しているのではない。この『アメリカンレース』と言う『ローカルな興行』が好きなだけである。
彼女は事故を起こした後に、色々な人達に世話になっている。先ずは、その人達の存在が無くば、彼女の立場は回復出来ない事を、彼女は実感すべきだと思う。そして、彼女を支援する健常者に対しては、そう言った差別的意識を持たない教育を施し、支援する労働環境のシステムを、きちんと構築すべきだと思う。具体的に言えば、看護師とか理学療法士とか医師を正しく育てると言う事だ。
映画の途中『アンドリューワイエス』の『クリスティーナの世界』の風景が垣間見えた。そんな映画か?と一瞬思ったが『ミリオンダラー・ベイビー』の方だった。残念ながら、自動車事故の前も後も彼女は何一つ変わっていない。
色々な意味で、私は『パラリンピック』を見る気持ちにはなれない。勿論、国枝○○選手は尊敬するが。
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