「民衆は80年たっても、愚かなまま?」帰ってきたムッソリーニ numachanさんの映画レビュー(感想・評価)
民衆は80年たっても、愚かなまま?
クリックして本文を読む
最初はもっとライトなコメディなのかと思いきや(よくある、タイムワープした人物が現代文明に驚いて四苦八苦するストーリー的な)、ブラックユーモア効きまくりの現代社会への風刺映画と感じた。
ムッソリーニが言った
「みんなスマホばかり見て、テレビをつければ“料理人ばかり(イタリアのバラエティはお料理ショーなのだろうか? 要は日本でいうところのバラエティ)”。他人をねたんでうらやんで…」
「投票はするけれど、その政治家が何をしているか誰もみもしない」
が刺さる。
そして、ムッソリーニは偽物なんかじゃなく、ホンモノなのに「バラエティ」でウケてしまって、いよいよ台頭するのか!?というところで、物語は終わる。
私たちの平和ボケ、バラエティ漬けになって、思考停止なこと、「政治?なにそれ難しそうわかんない」みたいな無責任……
それでいいの? またファシズムが台頭するよ?という警鐘と思う。
コメントする