「不〜二子ちゃ〜ん❤️ 待ってたぜ〜🥴 ルパンファン待望のシリーズ第3作!」LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘 たなかなかなかさんの映画レビュー(感想・評価)
不〜二子ちゃ〜ん❤️ 待ってたぜ〜🥴 ルパンファン待望のシリーズ第3作!
『LUPIN THE ⅢRD』シリーズ第3作。
5億ドルの秘密を握る少年と、彼を連れて逃げる峰不二子に、恐ろしい殺し屋が差し向けられる…!
殺し屋ビンカムを演じたのは『バケモノの子』『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の宮野真守。
待ってました!小池ルパン三作目!
ルパン一味がかっこいい!それだけでルパンファンなら観る価値あり!
古参のルパンファンなら気になるところである小林清志さんの声も問題なし。
86歳(!)とは思えない渋いお声とハッキリした滑舌。
令和の世になっても小林次元が観られる幸せを一身に感じております!
沢城不二子は正直あんまり好きじゃないんだけど、まぁ良かったんじゃないかな。クリカンルパンも問題なくかっこいい。
メインヴィランのビンカムは、1stシリーズの好敵手「白乾児」を思い出させるような奇天烈なキャラクターだが、残念ながら魅力薄。
簡単に不二子に手玉に取られすぎ。洗脳能力も微妙。前二作の敵キャラに比べて強く見えない。再登場したヤエル奥崎に全て持っていかれてしまった感あり。
気になったのは5億ドルの鍵を握る少年ジーンの描写。
あれ本当に心臓が悪いの?たまに咳き込むけど、あとは元気ピンピンに見えました。心臓移植に多額の費用がかかるらしいが、とてもそんな風には見えない。
オチは薄味だったかな?
ちょっと後味が悪いくらいの毒気が欲しかった。
この『LUPIN THE ⅢRD』シリーズ、確かにキャラクターはカッコ良いしアニメの質も高いので楽しめるのですが、個人的にはちょっとカッコつけ過ぎでうーむ…、と唸ってしまいたくなる気持ちもある。
ハードボイルド感は確かに『ルパン三世』の魅力。
でも、人気の高い1stシリーズもモンキー先生の描いた原作も基本はナンセンス&コミカル。
そこに少量のハードボイルドなエッセンスが加えられることによって『ルパン三世』特有の洒脱さが生まれている、と思う。
最初から最後までカッコつけられると、正直胃もたれしてしまう。
雰囲気重視のシリーズですが、ここからストーリーが大きく動き出す予感があります。今後に期待!