「近い未来、浄土真宗の流れを変えたと評価される」歎異抄をひらく がくぶちまえさんの映画レビュー(感想・評価)
近い未来、浄土真宗の流れを変えたと評価される
親鸞会の映画だとわざわざ、念を押していっている人があるが、原作の「歎異抄をひらく」の著者が、会長の高森顕徹氏なのだから、当然、親鸞会の映画。わかって見に行っている。
前作の「なぜ生きる」では、里見浩太朗、本作では、石坂浩二という、私の年代では垂涎の名優です。映画の中で主役の唯円が子供の頃「へいちゃ~ん」と呼ばれているのを聞くと、大橋巨泉が石坂浩二を呼んでいるようで間違えそうになった。といっても若い世代にはなんのことかわからないだろう。
YouTubeで「世界まるごとHow much」でも見て確認してもらいたい。
話は脱線したが、親鸞会も伝え方が変わって来ていると思う。ストーリーも親鸞像も、大衆に受け入れやすくなっている。作画崩壊以外、非の打ち所がない。ここまでの俳優、声優を揃えられたのは外部からの支援があってのことだと推察できる。浄土真宗のスタンダードは客観的にみて「歎異抄」で勝負に出た親鸞会に傾いている。
親鸞会関係者だとバレないようにこの映画のレビューをするために、他作品へのレビューをしたことが投稿日を見れば伝わります。偽装勧誘が問題になった宗教団体ですが、レビューでも正体を隠すのですね。親鸞会だと知っていて観に行く人もいれば、知らずに観に行く人もいると思います。観に行った人全員が親鸞会の映画だと知っているとは言い切れません。親鸞会だとハッキリ分かる情報が『原作者が高森顕徹氏」であること、『なぜ生きる 第二弾』ということくらいですかね。外部から支援がどれくらいあったのかは分かりませんが、親鸞会内部からの支援は大きかったと思います。『親鸞会へのお布施が善』だと勧められているくらいなので、借金をしてまで支援をした会員さんもいるのではないでしょうかと推察できます。映画公開記念として、さらに会員からお布施を求めるのでしょう。「近い未来、浄土真宗の流れを変えたと評価される」と信じている親鸞学徒の皆様、どう思うかは個人の自由なので否定はしませんよ。会員が減り、会員を増やすために「入会用紙は、本人以外が代理で書いてOK、捺印も不要」と個人情報の悪用を促し、憲法で保障されている信仰の自由を脅かす親鸞会が、評価されるといいですね。