映画レビュー
雰囲気作りは良いのに
邦題がまず最低。原題「A Bluebird In My Heart」のイメージをぶっ壊している。
内容もキャストの見た目もレオンを求めすぎているような感じで、でも雰囲気も含めてそれが良くもあり、でも内容が‥‥というなーんか惜しい作品となってしまった。
まず娘がストーリーの為の行動を取りすぎる。まともな母親がいるにも関わらず何も教育してこなこったかのように、この作品のために年齢も含めて設定された形で生まれたかのようで、今まで生きてきた形が見えない。
なので、出所したばかりのタトゥーだらけの男や売人とも平気で仲良くなってしまう。
大事な話なのに夜に電話で伝える母親もどうなのか、と思っていると自暴自棄気味だった娘は顔見知りの売人から性的暴行を受ける。
で次の違和感が出所してきた男とストーリーに関して。
ホテルの娘を助け手当てをする尺で使いたかったのか、一旦売人が逃げる。後日偶然にも仕事先で見つけてしまい、白昼堂々殴り殺してしまう。
事件の日に不意に、又は頭に血が上って殺してしまった方が自然な流れだった。男の葛藤や抑えられない感情などがとても軽く見える。
母親の協力の元、逃走する展開も、うーん。男がそもそもなぜ服役していたかも分からない。極悪人だったのか、反省していたのか、不運だったのか、など表現された上での犯行や逃走であれば感情移入もできるわけで。
こんなに雰囲気作りが出来ているのに、とても残念。
悪くないだよ 悪くないんだけど 良くはない
淡々としてるのよ。すごく。
で、どんどん期待値が上がるのよ。
あ!こういう風になるの?
いや、こっちか!って既存の物語を照らし合わせてくんだけど
あ、そうなるんだ。ってなった。
出所した不器用そうなおじさんが母子で営む宿泊施設に泊まることで
物語は始まっていきます。
んで、その年ごろの娘さんがヤンチャな大人に憧れる年ごろの。思春期ね。
それがなるべく大人しく生きてこうとする元受刑者のおじさんを事件に巻き込んでくっていう
ままあるストーリーなんだけど
意外なとこで、え?そんな展開!ってなる
納得いかない部分も多いけど
その国の事情は知らんけど、なんかリアルって感じがする。
けど、それは違うでしょ!って場面も多いので
タイトルの気持ちになりました。
このレビューを書いてるのは映画みて半年以上経ってるけど
内容メッチャ覚えてるってことは良い映画だったのかもしれない。
あなたはこの映画をどう感じるんでしょう?



ヒトラーの忘れもの
あの夜
ジョーカー
ラ・ラ・ランド
天気の子
万引き家族
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
この世界の片隅に
セッション
ダンケルク









