「理想宮とは」シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
理想宮とは
シュバルの理想としたものは調和だったのだと思う。
あるがままの自然と対話し、文化とか、宗教とか、東洋的とか西洋的とか、古代とか近代とか、そうしたものを超えて…、そして、人が集う…、それも、生きている人も、彼方に旅立った魂も集う、そんな調和のとれた場所が、理想宮だったのだと思う。
そして、喜びも、哀しみも、絶望も希望も、様々な感情も内包して…建つ。
シュバルが、家族の死と向き合い、打ちのめされそうになりながらも、立ち上がり、僅かづつだが、感情を表して行く姿に、胸が熱くなる。
いつか機会があれば、訪れたいなあと思った。
コルビジェのフィルミニの教会と、もう一つ訪れたい場所が出来た。
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