劇場公開日 2019年12月13日

  • 予告編を見る

「死して尚、伝わる想いと誠実さ」シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5死して尚、伝わる想いと誠実さ

2019年12月15日
Androidアプリから投稿

幸せ

フランス南部の田舎町オートリーブに実在する
シュヴァルの理想宮という建造物の建てられた経緯とそれを建てた男の話。

TVやネットで理想宮の映像や画像をみたことがあり、個人が一人で建てたという知識のみがある状況で鑑賞。
人が嫌いという訳ではないが、感情表現と人と接することが不得手な郵便配達員のジョゼフ・フェルディナン・シュバル。

妻を亡くし郵便配達と子育ての両立は無理、と息子と引き離されたところから、新たに担当となった地域で未亡人と知り合い人生が変わると共に、異形の石に躓いたことを機に自身の理想、思想、信念に基づき理想宮を建造していくストーリー。

生まれる前からどう接すれば良いかとか、いいおっさんのはにかみに癒されると共に、芸術感も宗教感も持たない自分にも何となく伝わるジョゼフの思想、家族への想い、家族の想い、更に被せられる悲しみと喜び等々、とても綺麗で温かかった。

Bacchus
kossyさんのコメント
2020年2月27日

bacchusさん、毎度です。
いやはや、一日に5本観てしまうと疲れることがわかりましたw
おかげでレビュー記事もかなりいい加減に・・・

kossy