「ケース・スタディ・セミナー」女の機嫌の直し方 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ケース・スタディ・セミナー
クリックして本文を読む
結婚式場は男女トラブルの宝庫らしい、元カノの乱入程ではないものの、念入りな準備にもかかわらず、式次第、衣装や選曲、余興にいたるまで予断を許しませんね。
結婚式場のバイト真島愛(早見あかり)が原作者のAI研究者黒川伊保子さんになり替わり、男女脳の違いと対処法を伝授するケース・スタディ・セミナーの趣を呈します。
男女コミュニケーションのすれ違いエピソードのいちいちが思わず頷いてしまうリアリティに満ちている、「もしウルトラマンの妻だったらさぞ淋しかろう・・」というセリフには唸ってしまった。
奇抜な巨大羊羹へのケーキ入刀や棺桶のような木箱の中身は何だろうと気を揉ませる演出や、エンドロールでドレスのワインの染みは義母の粗相でないと見せる配慮など脚本の蛭田直美さんや有田監督の感性が躍動していますね。
ただ、東京大学認知神経科学者の四本裕子さんに言わせるとベストセラー「話を聞かない男、地図が読めない女」をはじめ、男女脳相違説は評価実験での有意的な差や脳の医学的根拠は認められない俗説だそうだ。
難しいことは解らないが少なくとも我が家においては夫婦円満の知恵としてなら十分有効なアドバイスに思えました。
コメントする