浅田家!のレビュー・感想・評価
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父の威厳の11針
三重県津市出身の家族写真を撮る実在の写真家浅田政志と、ちょっと変わった明るい家族の話。
12歳の時に父親からカメラを譲り受け、写真に目覚め、写真の専門学校を卒業した主人公は、働くでもなく、写真を撮るでもなく、実家住まいでパチプロの様な生活をしていたが、親父のかつての夢を切っ掛けに、コスプレ紛いの家族写真を撮る様になって行く。
自分は写真のことは全然解らないけれど、子供の頃から変わらない撮影する際の意気込みや、初めての仕事の依頼者に対する思いから、彼が撮っているのは単に画像ではないのだなと、しっかり感じさせてくれるし、「母の痛み」はそりゃあもう反則ものの愛情表現ですよ。
野津で出会った少女との件は、その場で答え出るだろう?ぐらいのみえみえのネタで、更にそれを引っ張るけれど、良いものは良い!w
浅田家というタイトル通り、浅田家の人達の人間性を、東日本大震災後の話しを絡めつついくつかのエピソードで紹介しているだけだし、キレイ過ぎるけど、コミカルだし優しいし胸アツだし、非情に面白かった。
法則「予告で泣かす映画ほど泣けない」
中野量太監督の家族もの。今度の主役は息子さんです、珍しく。泣ける映画でしたが、期待値ほどでは無く。個人的には中野監督の前作、「長いお別れ」よりは泣けた。かねぇ。微妙やけど。
コメディ的展開からの東日本震災もの。良い話です。役者さんは実力派揃いで外れがありません。丁寧に撮られてます。子役さんも白けない、どころか莉子役の女の子とか素晴らしいです。でも、なんか刺さりが浅い…
もうね。イチャモンレベルである事は、自分でも分かった上で言いますが、古い。古臭い。何もかもが、古くてかび臭いですもん。良い映画だし、泣ける場面はあるんです。あるんだけど…
東宝かぁ。なんなんだろう。この、共同製作に名を連ねる面々。数、多過ぎひん?筆頭がF島女史?うーん…
兎に角、安心して見ていられる佳作なんですけど。佳作と言うには不釣り合いな力の入り方に、ちょっとだけ腰が引ける映画どした。
大人の事情で男女の絡みは有りません。それは良いんですが、その他凡ゆる場面でのリアリティの不足は気になりました。コレだよね。キャラ、作り過ぎ。話、作り過ぎ。狙い過ぎ、な感じがねぇ。でした。
二宮和也の次回作に期待したいけど。うーん。ジャニーズのこっち系は、ダメかもしれんねぇ…
なんか、ディズニー的完璧世界感への違和感を感じながら、退散。
10/3
タイトルは「家族写真」でしょうに…
ってのは置いといて。共同製作者の数の多さにはドン引きしてしまいました。クリエイター側の自主性尊重とか、無理だよね。視聴率命のTVドラマ的脚本に成らざるを得なくなるよね。感動場面のつなぎ合わせ感が、個人的にはネガ要素どした
無難にまとめてみました。
【家族が広がる】
終始、抑揚を抑えたような演出が逆に、市井に生きる僕達が、様々な悲しみを乗り越えて、(上手い表現は見つからないけど)何か淡々と、でも力強く生きているのだと伝えたいのかと感じた。
見せ場は、人によって異なるが、いくつかあると思う。
僕は、虹の写真と、海辺の写真が好きだ。
ところで、舞台挨拶付きの上映回を鑑賞したところ、本物の写真家の浅田さんが登壇した。
司会から、感動した場面はと問われ、自分の無茶振りのお願いに、お母さんとお兄さんが一生懸命対応してくれていたシーンだと言っていた。
自分は頼むばかりで、実際、頭を下げてくれていたところは見てないから、ありがたかったなと感激ひとしおなのだそうだ。
なるほどと、僕は、これを聞いて、最初に言ってくれよと思った。
もっと感動できたのに…と(笑)。
だから、ネタバレならぬネタバレをレビューに書きました。
阪神淡路大震災、中越地震、東日本大震災、原発事故災害、北海道胆振東部地震、熊本地震、そして、各地の豪雨台風災害、コロナ禍、日本人は我慢強く生き抜いているような気がする。
僕は、もう少し、周りを気にせず、感情を爆発させても良いとも思ったりする。
泣いたり、怒ったり、笑ったり。
そして、若菜のように、ちょっと策略を巡らすくらいがちょうど良いのだ。
莉子が、リクエストに応じない浅田にプリプリするようにして良いのだ。
ちょっと動き出せば、何か良いことが生まれるかもしれないのだから。
写真を中心に家族が結びついて、悲しみを少なくして、思い出も希望もマシマシにできたように。
細かいところをゴチャゴチャ言わせない!
下手に震災ネタと浅田家を絡ませる
小さい頃父親からカメラをプレゼントされ、写真家を目指した次男とその家族の話。
浅田家での内容はコミカルに。それ以外の内容はシリアスに描いた人間模様。3.11東日本大震災も盛り込んでいる。
確かに全体的に次男・政志がする行動は面白いし、写真で感動も出来る。
そこ(政志の行動)だけ観て高評価は私には出来なかった。
震災を近場で経験したものとして、浅田家物語をリンクさせた3.11部分を中心に意見を述べたい。
〜浅田家物語に対する震災の重要性〜
前半のコミカルな浅田家だけど、映画としてはまだパンチが足りず後半更に感動を加えたい。
政志の写真活動を軸に病気の子供や震災の悲哀を持ち出す。
(実際に病気の子供の写真もある事だし、震災の際も政志さんが震災復興へ赴いたのだから、そこには異論は無い。)
最初、展開が不自然で違和感を感じる。後に実際の浅田家活動から外れ始める部分、プロデューサーらの思惑が表れ出した部分だと分かり出した。
内容として震災は大ボリュームで悲哀が増えれば増えるほど最後の締めが活きると思ったのだろう。
しかし、今までの浅田家活動らしくない、第三者が政志さん活動を配慮しないで盛った様な脚本展開だったと悟る。
ここだけ3.11は(政志さんが実際活動しているから)しっかり実災害名を残し、逆に偽名の町を使い実際被災場所や内容等をあやふやにしたのも、そのせいだろう。
「偽名はその土地に住む人達への配慮か?」と思ったが、近場にて復興を手助けしていた私にはそうは思えなかった。
逆にしっかり、場所場所の名前や状況を描いて伝えて欲しい。
そう思えるのだ。それも伝えず写真絡みの悲哀いいとこ取りなのだ。
また、プロデューサーなどのイメージのみで盛った災害シーンも丸わかり。
例:瓦礫を撤去している人達を写す「撮り鉄」ならぬ、「撮り災害」なる人間2人。災害から1ヶ月後を描いていたので、その当時でもガソリンの入手が難しく隣の地域からでもそうそう行けない&他地域からの侵入規制があって、あんな趣味カメラマンの様な奴は規制は必ずかかる。メイン道路の損壊があり、簡単に桜家族の土地にはナビで辿り着けないし、最後の海岸にある座礁ボードだって勝手に映画が作った悲哀の飾りである。
私は震災をこういう形で使われて途中扱われ方に少し憤りを感じた。嫌な過去を思い出す傷口の方が逆に広がったのだ。
〜震災政志行動における浅田家介入の意義〜
この映画は2019年までの政志の人生を描いている。
あるキッカケで政志は震災後、瓦礫の中から見つかる写真を所有者の手に返す活動を行う。
確かに震災で汚れた写真を綺麗にした人達は居たし、震災箇所では後々でもローカルニュース等で語り継がれている。
そこをクローブアップしつつ、震災後ボランティア従事している次男の事を心配もせず、「今度いつ(震災とは関係ない)浅田家最新作の写真撮るのだろうか?」と上の空である他浅田家家族たち。
なんですかね?このシリアスとコミカルの温度差。
後半その両者描き方面白い?
(この温度差はプロデューサーらの盛った内容が当初脚本とかけ離れてしまったからだと思われる。)
母親役の風吹ジュンが次男役の二宮にビンタした時はさすがに共感は出来なかった💦
(若菜と裏で連絡取るぐらいだから、次男のしている行動ぐらい耳に入ってますよね?奥さん)
そこで、次男の見えづらい行動を理解していないって、、、さすがに無い‼️
(今までだってそんな感じだろ?)
〜総括〜
浅田「家」は有効活用されていたであろうか?
他の家族の絆は有効活用されて、自分の家族の絆は有効活用されていたであろうか?
後半になればなるほど、、、
政志に利用された馬鹿家族にしか思えない。
災害と同じくいいように使われた映画ネタの一部でしか無かったのだろうか?
浅田家のコミカルさと震災のシリアスさが上手く噛み合って無いと感じました。
予告編にて期待していただけに残念。
製作者やプロデューサーがかなり居ますが、多勢に無勢。
冒頭から一部フィクションと謳っていますが、誤魔化して描く題材では無いと思う。
ほぼ実話だからこそ活きる題材「浅田家」
私の評価厳しいと思いますが、、、、
バズン。
後半はまあまあ面白いんだけど、前半が超絶つまらない
前半は主人公が子供の頃から、ふらふらと紆余曲折しながら写真家として成功するまでの話なんだが、これがどうにもこうにもつまらない。三重の実家での両親と兄との家族の話がコミカルに描かれるが、主人公とその家族に全く共感できないし、主人公を演じる二宮和也は髭面もロン毛も上半身タトゥーも全然似合わなくて童顔チビが無理に背伸びしてるようにしか見えない。東京に出てから写真家として成功するまでの話も極めてベタで凡庸。あまりに退屈で何度も時計を見てしまった。
ただ後半は東日本大震災の話になって、そこからはちょっとジーンとくる感動があった。まあ、その後半でも妙にベタというか見え見えの展開や描写があり、引っかかるところはあったが、それでも目頭が熱くなるところもあったのは事実。とはいえその後半に行くまでの前半1時間が本当につまんなかったからなあ。
全体的には可もなく不可もなくというより、可もあり不可もありといったところで、面白かったとは到底言えない出来でした。
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