「スーッと物語に入り込める作品」浅田家! キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)
スーッと物語に入り込める作品
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浅田家の次男、政志が写真の専門学校→写真家→東日本大震災の写真復元ボランティア活動の半生を描いたもの。
才能がありながらも学校に行かず卒業も危うい出席日数、タトゥーまで入れて、学長賞まで取った作品もありながら就職もせずにフラフラしていた。浅田家の面白ろ家族写真がやがて写真界の芥川賞を取るまでに。
そのさなか、東日本大震災で訪れた東北で写真の復元ボランティアに加わる。
家族の少し変わった絆、震災復興での絆、夫婦の絆。この作品は絆がテーマなのかと想像する。
淡々とそれぞれのエピソードが語られ、劇的に感動させる場面をムリに作ろうとしていないところに行間を想像させ、奥深さを出している。脇役の妻夫木聡や菅田将暉も自然すぎてドキュメンタリーを見ている錯覚にさえ陥るほど。噛めば噛むほど味の出るような作品だった。
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