「さすが中野量太」浅田家! ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
さすが中野量太
前半は「良い家族」なファンタジーだけど、東日本大震災後は、中野量太監督一流のお涙頂戴ではないハートウォーミングな「泣ける」話に。なによりも個々の家族がまるでそこにいる本当の家族のようで、笑いながら泣くなんて経験を本当に久しぶりにした。これが実話ベースだというのだから驚く。
浅田家の家族はドラマ的だが、幼馴染みの黒木華の存在感と、菅田将暉のホント臭さか素晴らしい。
子役もスゴいね…
追記
でもね、この映画を観ていて思ったんだ。いまの我々が抱える閉塞感や無力感は、あの震災の時に我々に刻み込まれた無力感から来ているんじゃないかって…
あの時の、「人間の存在なんてちっぽけなもの」と思わせられた経験に由来するんじゃないか、って…
そこをも救ってくれるよね。ほんの小さな力でも、救えることがあるんだ、って。
負けてなるか!…
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