「弟はなりたかった写真家になった。家族全員を巻き込んで。」浅田家! 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
弟はなりたかった写真家になった。家族全員を巻き込んで。
中野監督の描く家族は、いつも温かい。これほど素直な関係の家族もいないだろうなあ。そう思う僕の気持ちには、憧れの感情がある。自分の親に対しても、自分の子供に対しても、あそこまで一緒にふざけることなんてできないもの。それは、関西圏と関東圏の違いだろうか?あの家族特有のフレンドリーさなのか。何なのか。なんか悔しい。
そう思いながら、このままコメディ―チックに終始するのかと思いきやの急展開。写真家であることも、家族写真を撮っていたことも、みんな”かの地”とかかわることへの運命かと思わされた。
そして最後の写真、いいなあ。まんまじゃん!って笑って、そしてちょっと泣けた。
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