「主題は慰安婦問題だけではない。」主戦場 おかずはるさめさんの映画レビュー(感想・評価)
主題は慰安婦問題だけではない。
アメリカの東アジア政策、特に対中国戦略において、慰安婦問題が関係しているとの主張があった。韓国と日本には、アメリカの同盟国として何としても連帯してもらう必要があるのだ。その意味においては、拉致問題と問題の本質が重なる。
主権国家間のきしみは、常にその国民の人生に不利益をもたらす。他方、人権という共通概念が、異なる国の人たちを連帯させる。
この映画の結末は確かに明るくない。でも、人類は間違いなく前進している。市民として何をすべきかを考えさせる優れた作品。
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