「最後の問いかけは重い」主戦場 劇場の天使2さんの映画レビュー(感想・評価)
最後の問いかけは重い
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映画に出てくる渋谷のスクランブル交差点の若者を笑えないほど従軍慰安婦問題に関しては無知であり無関心でした。
肯定派と否定派の意見が交互に出てくるのですが、一番説得力を感じたのは、政治学者の中野晃一さん。上智大学国際教養学部教授で専門は比較政治学、日本政治、政治思想なのだとか。
次に日砂恵・ケネディさん。率直で誠実な方だと感じました。真逆の方がいっぱい登場するので、余計にそう感じたのかもしれません。
最後に双方から大きな影響力のある方が登場するんですが、他人の本は読まないと豪語する自称歴史家の「日本は戦争でアメリカに勝った」との発言に椅子から転げ落ちそうになりました。
そして題名の『主戦場』。最後の問いかけは非常に重かったです。
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りーさんのコメント
2019年6月6日
ケネディ・ヒサエさんは、一時期日本軍慰安婦を否定し、歴史修正主義者のアイコンとして活動した人物です。
自身が嫌悪したトニー・マラーノなどの汚らしい言動に嫌悪感を見せてはいましたが、映画の中でもあったように、彼女ほ「当時は合法だった」と言いますが日本でも世界でも違法だった訳です。
人権に関わる重大な活動や発言をするに当たって!基礎的な知識も持たずに慰安婦のハルモニを貶める活動の中心にいた人物として、私は「率直でも誠実」でもないと思いますね。