「勝負は着いた」主戦場 taroさんの映画レビュー(感想・評価)
勝負は着いた
それは、この映画が杉田水脈やケント・ギルバート等の修正主義者の主張を一蹴しているからではない。映画は先ず修正主義者の主張にのって慰安婦問題を検証していく。しかし、その展開はすぐに行き詰まり、修正主義者の主張は破綻してしまう。
修正主義者の上から目線の態度はやがて失笑の対象となり、その主張に宿るレイシズムの醜さがあぶり出される。
しかし、映画はここで終わらない。修正主義者の主張は、国際社会では全く相手にされないレベルである事が明らかにされるが、日本国内では安倍晋三が進める戦前回帰政策の中で立派に機能し、改憲・再軍備間近の状況が示される。ここでも、勝負は着いてしまったのだろうか。
映画の上映が終わると観客の中から自然と拍手が起こった。それほど素晴らしい映画であった。しかし、評者は突き付けられた現実の深刻さに圧倒され拍手ができなかった。
まあ、自分でも無駄だとは思ってますけど、嘘を信じてる人が、少しでも目が覚めればいいかな?と思ってます。
とりあえず、反日種族主義を読んでみてください。韓国側の教授らの本ですよ。
私はHinotamaさんは誠実な方だと思います。彼には「この点がわからないから教えて欲しい」という姿勢がありました。この姿勢は結論ありきの人には出来ない事です。Hinotamaさんが「ふわふわ」していると感じられたのなら、それは彼の、迷いや揺れを隠さない姿勢故だと思います。
確かに議論は最後まで平行線で終わりましたが、それは知識量が原因ではなく、問題意識の違いに原因があったのだと思います。Hinotamaさんは、日本が「反日勢力」によって極悪国家と宣伝されている事を問題視していましたが、その問題は私にとっては、過去にしてきた悪事に目をつぶろうとする日本社会の傾向の前には取るに足らない問題としか思われません。しかし、問題意識は、その人の現状認識・信念・感情等によって構成されていますから、変更する事は容易ではありません。その人が抱いている問題意識によって耳に入りやすい知識と聞き流す知識は異なっていますから、外から知識を注入すればすぐに改まるものでもないでしょう。
こうした事もHinotamaさんとの議論と通じて学んだ事です。私にとっては有意義な議論でした。
戦前に起きた慰安婦問題に、ヴェトナム戦争時の事件を持ち出してくる手法は、まるでイジメの加害者が、「ヴェトナムでもイジメはあったのに、なぜ日本の私だけが責められるのだ!」と開き直っているのに似た感じを受けました。この人は、実は、反省は何一つせず、謝罪も必要ないと思っているのでしょう。見せかけの対話ですね!
横ヤリすいません。 コメント全て拝見しましたが、この女性?hinotamaさん?って、帝国の慰安婦でもtaroさんのコメントに書いた本の一冊でも、読んでコメントしてるんですかね?
朝鮮へのモノカルチャー的収奪的農業植民地支配や土地調査事業
土地を奪われ、自給自足できずに餓えて日本本土に流れた二級?日本人としての朝鮮人の奴隷労働
イギリスの傀儡としてのアジア侵略
清国からの賠償金他 明治 大正 昭和共に周辺アジア諸国からの収奪と米英へのゴマスリで発展してきた日本の歴史や、
戦争犯罪者の岸などがCiA工作員である公文書
朝鮮戦争の戦争特需で儲けさせてもらっての高度成長 他ほか
二面性でなくても少し考えれば解る事なんですが、 映画に出てくる秦氏も読んでいない加瀬さん並みのリビジョニストになれそうな、ふわふわした方ですね〜。
最後の最後に、Hinotamaさんが紹介してくれたサイトの感想を述べさせてもらいます。サイトでは金学順さんを、親に売られて売春婦になった少女が慰安婦となって金を稼ぎ、金貸しで財を成した成功者と描いていますね。その根拠として、当時の妓生はほとんどが売春婦であったとする『SAPIO』の記事と金貸しをするには資金があったからとしています。
図書館に行く用事があったので、その『SAPIO』(2014年9月)の記事を読んでみました。その記事は当時の新聞記事を元にしていますが、その新聞記事の前半には妓生と売春婦を重ねる記述があり、後半は妓生と売春婦の違いを強調する記述があります。その記事の見出しは「妓生の本場/遊ぶに難しい名妓」です。当時の新聞記事がどちらに重点を置いているかは明らかでしょう。また、金学順さんは妓生学校を卒業しましたが、19歳になっていないので妓生の許可書が降りず、妓生として働いてはいません。また、慰安所から逃げ出した後、金貸しではなく質屋を上海でやりますが、その資金は中国人から出してもらい、儲けを折半したと語っています(『未来への記憶 アジア「慰安婦」証言集2』)。また、金学順さんは、15歳で妓生の養家に養子に出され、その際金学順さんの親は40円を受け取っていますが、当時の身売りの前借金の相場は420円です(『朝鮮人「慰安婦」と植民地支配』参照)。この点からも金学順さんが、売春婦に売られた訳ではない事がわかると思います。また、前借金で縛られた売春婦の苛酷さは以前書きましたのが、売春婦から慰安婦になった女性(日本人に多かった)も公娼制や慰安婦制度の被害者である事に変わりはありません。教えてもらったサイトは、非常な悪意を持って部分的「事実」をつなぎ合わせ、強引に自分に都合の良い話を作っているという印象です。
私は初めてHinotamaさんの「事実が知りたい」という思いを理解しました。確かに、こうしたサイトがネットにごろごろしていたら何が事実かわからなくなりますね。こうしたサイトを読みながら右派の論潮に固まらず、「事実が知りたい」という場所に留まるHinotamaさんの姿勢は誠実だと思います。現在のネット事情を知らず、一方的な物言いをしてしまったと思います。改めて、お詫びとお礼を申し上げます。これで、本当に終わりにします。それでは、お元気で。
立派な謝罪文ですね。これを受け取った元慰安婦の方が現在も存命でしたら、安倍首相が「強制連行をしたという公式文書はない」と国会で答弁し、若者の大半が慰安婦に関する知識がゼロである日本の現状を見て、〝やっぱり口だけの謝罪だったか〟と思うのではないでしょうか。
謝罪は被害者の痛みを緩和する為にするのですから、被害者の思いに寄り添う事が大事ですが、加害者にとっても、なぜあんな事をしてしまったのか、同じ事をやらない為にはどうすれば良いのかを考えるきっかけでもあります。つまり、謝罪は加害者の主体的変化が伴わなければ実質を持ち得ないのです。具体的に言えば、日本政府は慰安婦制度がなぜ生まれたのか、責任は誰にあるのか、それを許す社会的風潮は何だったのか等を究明し、再び同様な罪を犯さない国になるための政策を実行する義務があるという事です。それらを抜きにして首相が何度謝罪しても〝口だけ〟になります。それは元慰安婦の方にとっても日本国民にとってもマイナスでしかありません。
本来、謝罪は〝なぜあんな事をやってしまったのか〟という痛恨の思いから生まれるものですが、私も含めた日本人は90年代初期に元慰安婦の方が現れるまで、日本軍被害者の怒りに直面する事がなかったので、そうした思いが生まれる事はまれでした。現在は〝あんな事〟はそんなに悪い事ではなかったと言う右派の論潮が政治家やマスコミの中で力を持っているからなおさらでしょう。Hinotamaさんの「事実が知りたい」というのも〝あんな事〟の真実を見極めたいと言う事なのだと思います。それを知らなければ謝罪できないというHinotamaさんの主張は、そう考えれば真っ当な主張ですね。
〝あんな事〟の核心は被害者の体験だと思います。その体験から生まれた痛みや苦しみを訴える被害者の言葉を受け取る所から〝なぜ自分の国はあんな事をやってしまったのか〟という痛恨の思いが生まれるのだと思います。もちろん客観的な検証も大切ですが、それを施した書籍は私がコメント欄で参照したものを含め、たくさん出ています。慰安婦制度が犯罪であった事は映画でも紹介された通りですが、慰安婦制度を作ってしまうような国は嫌だという戦前を乗り越えようとする思いや日本政府は被害者に納得いく謝罪をして欲しいという強い願いは、元慰安婦の方の言葉を受けとる所からしか生まれないのではないでしょうか。
最後の最後
首相の手紙
元慰安婦の方々に対する
小泉内閣総理大臣の手紙
拝啓
このたび、政府と国民が協力して進めている「女性のためのアジア平和国民基金」を通じ、元従軍慰安婦の方々へのわが国の国民的な償いが行われるに際し、私の気持ちを表明させていただきます。
いわゆる従軍慰安婦問題は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題でございました。私は、日本国の内閣総理大臣として改めて、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを申し上げます。
我々は、過去の重みからも未来への責任からも逃げるわけにはまいりません。わが国としては、道義的な責任を痛感しつつ、おわびと反省の気持ちを踏まえ、過去の歴史を直視し、正しくこれを後世に伝えるとともに、いわれなき暴力など女性の名誉と尊厳に関わる諸問題にも積極的に取り組んでいかなければならないと考えております。
末筆ながら、皆様方のこれからの人生が安らかなものとなりますよう、心からお祈りしております。
敬具
平成13(2001)年
日本国内閣総理大臣 小泉純一郎
こちらこそありがとうございました。
最後にしましょう。
振り返ってみると、自分は学校で、まあサボりもせず、普通の成績で卒業ました。
社会に出て気がついた事は、戦争のこと、当時の日本人のした良い事、悪い事
何にも教わってないぞ、東京裁判はじめ、天皇制の意義とか、ものすごい大事だけど、何にも知らない事に愕然として、少しづつ興味あるものから、調べはじめました。
韓国併合とか、慰安婦問題とかも、その中で知っていくのですが。
自分も、何度も書いた気がしますが、
事実を知りたい、その結果、それに基づき、謝罪や補償するのなら、するべきだと思う。という事です。
よく議論になる、南京事件などもそうですけど。
韓国とは、日韓併合の意義ですけど、
一律的に、植民地支配で悪いと言われています。
本当にそうなのか?
同じ植民地支配を受けていた台湾は、なぜ親日的なのかな?
創氏改名とか、日本語の強制とか、
何があったの?
結論は、まだまだです。
もし、日本人が天皇のためにだまされて死んでいったとしたら、戦後、
日本人の手で、なんならの処分なりなんなり、いくらでも出来たはず。
そうはならなくて、今もそうでない。
東京裁判とか、キチンと判決受け入れて
何人も死刑になってる。終わってるもの。
だけど、ここは事実と違うから、見直してくれ!とかいうと、歴史修正主義者と、ひとくくりにされ、罵倒される。
事実に基づく修正なら、正しい修正じゃないの?
この映画は、最初から歴史修正主義者と紹介されてた。偏見の塊です。
この映画の裏も、雑誌で色々出そうです。だまされて出演したとか、
公開前に見せると言ったのに、見せなかったとか。
そしてまた、国際問題は、性善説ではなく、性悪説で当たらないと、取り返しのつかない事になりかねないとも思います。
自分が望むのは、固定概念を一度離れて、大きな流れの中で、物事を考えて欲しいという事であり、
自分も、固定観念にとらわれないで考えるという事を、戒めとしています。
なんか偉そうですいません。多分、もっと良い日本になって欲しいという部分が同じなので、こんなに長くなってしまった気がします。
大切なお時間を、見ず知らずの者意見に割いていただき、ありがとうございました。
お互い映画のレビュー欄とは思えないほどコメントを書いてきましたね。サイトの趣旨と違う事に使ってしまっていると思いますので、終わりにしましょう。
自分と違う考えの方と議論でき、とても楽しく、有意義でした。途中、きつい表現をして不愉快な思いもさせてしまったと思います。その点、おわびします。
最後にHinotamaさんが反論や疑問点があったら書いて下さい。それに対し返答はしませんが、当然読みますし、紹介されたサイトにも行って見ます。
ありがとうございました。
日韓条約は二国間条約ですが、日本をはじめ多くの国が批准しているハーグ条約も国際法です。そして、ハーグ条約では個人の賠償を認めています。また、法の解釈あるいは法自体を変更する事も可能だと思います。例えば先日も書きましたが、旧優生保護法によって合法的に避妊手術を受けさせられた方は、現在、その法律自体が違憲(つまり違法)との裁判を起こしています。正直、法律の事はよくわからないですが、慰安婦制度について日本政府が法的責任を認める事は不可能ではないと思います。
朝鮮戦争時に元日本兵の韓国軍人が慰安所を作ったのは韓国の問題であって、日本は無関係という意見には賛同できません。もちろん法的、一義的には韓国軍の設置者が責任を負うべきでしょうが、植民地支配が韓国に何をもたらしたのかという事については日本人は向き合うべきだと思います。植民地支配は暴力的な抑圧だけが問題ではなく、その中で生きる人々の価値観や行動様式を歪ませるという罪悪があります。日本の植民地支配は公娼制や慰安婦制度を通じて〝女性を性欲処理の道具に使って良し〟と韓国人男性を教育したのです。
私は韓国を贔屓する訳でも、日本を貶めたい訳でもありません。むしろ過去の罪と向き合う事で日本社会が少しでも良くなる事を願っています。これは他人事ではなく、私の中に戦前から続く女性差別的な感性や中国・韓国・北朝鮮を下に見て欧米に憧れる価値観等が残存している事を自覚しているからこそ向き合っていきたいという気持ちがあるのです。また、日本の過去の罪の中には日本人に対する罪もあります。当時の日本人の命や人生をないがしろにした指導者(昭和天皇も含む)の罪を許す事も出来ません。もし、当時はそういう時代だったで済ましてしまっては、無念な思いで死んでいった兵士や戦争のおかげで言葉に出来ない苦しみに満ちた人生を歩んだ方々の思いを歴史から消す事になると思います。これもまた自分を含めた今の日本社会の中に指導者に盲従してしまう戦前的心性があると自覚しているからこそ、ないがしろにしてはいけないと思うのです。
その、金学順さん
すべて信じる訳ではないですけど、
下の記事を参考に。
https://s.webry.info/sp/dogma.at.webry.info/201408/article_6.html
慰安婦の存在は戦後早い時期から日本でも韓国でも知られていました。しかし、日韓両国で社会問題にされていませんでした。日本では元日本兵の思い出話の中の脇役的存在として見過ごされ、韓国では儒教的価値観から民族の恥として表に出されてきませんでした。それを、女性差別の問題として提示する為に地道に運動してきたのが挺対協です。そして、1991年に金学順さんが素顔を晒し慰安婦としての体験を証言し、日本を告発する事で日韓で一気に社会問題化されたのです。
決して吉田清治氏がきっかけではありません。吉田清治の本は1983年に日本で発刊され、89年に韓国で翻訳本が出されていますが、日韓両国で社会問題にはなっていません。私も全く記憶にありません。一方で、金学順さんはじめ元慰安婦の方の証言は衝撃でした。生身の人間がテレビ画面の中で日本軍から受けた痛みを語り、全身で日本を告発している姿を見るのは多くの日本人にとって初めての体験だったと思います。
日本政府は、あの具体的な一人ひとりの元慰安婦の方に謝罪するのであって、20万人という数字に謝る訳ではありません。また、20万人という数字も完全に間違っているとも言い切れません。慰安所ではなく、駐屯地近くの村や町から強奪した女性を数週間から数ヶ月に亘って民家や兵舎に監禁しレイプし続けた事件が中国大陸には相当あったようですが、正確な数字は不明です(石田米子『黄土の村の性暴力』参照)。ですから、数字の上での「事実」が確定する日は永久に来ません。
私も挺対協を強く批判する朴裕河さんの著作を読んでいますし、挺対協の問題点(日韓の〝和解〟を遠ざけている)を語る韓国の方の話を聞いた事もあります。しかし、沈黙を強いられていた元慰安婦の人々に光を当て、その苦しみを言葉に出来る場所を社会の中に作った功績はとても大きかったと思います。更に韓国軍の性犯罪を告発する活動もしている事などを考えると、有益な団体と思います。私の印象に過ぎませんが、挺対協は筋を通す為には妥協しない、融通の利かない団体なのではないでしょうか。筋を通すとは、慰安婦問題に関していえば、多くの元慰安婦の方が求めた法的責任を日本政府に認めさせるという事でしょう。
すいません、あとひとつ。
日韓基本条約を締結するまで15年もの歳月をかけて、交渉しています。
まだ、これに慰安婦問題は含まれていない。と言われますが、当然その存在は知らないはずは、ないです。そして、交渉に影響したかどうかわかりませんが、当然韓国有利に働く案件なので、取り上げるべきでしょう。
取り上げないとしたら、韓国側が当時、問題視していなかったという事です。
映画で非常に気になったミスリードがあります。朝鮮戦争で、元日本兵が慰安所を運営したとありました。
コレは、元日本兵の朝鮮人が、慰安所の運営をしたってことで、日本人が運営したわけじゃないですよね?
かなり悪質です。
自分は事実に基づいて、謝罪をするべきだと思ってます。
しかし、20万の強制連行の性奴隷説を、
事実と違うから、事実を主張しようとすると、恥を知れ!と罵られてしまう。
これまで、間違った事実を長年、吉田清治の本にそって広めてきたからです。
その間違った事実は、現地の取材すればすぐに虚構とわかるものでした。
多分、韓国側は、嘘だと知りながら、自分に有利だからと、利用して来たとしか思えないのです。
日本がもし、かつての、女性国際戦時法廷を再現して、朝鮮戦争、ベトナム戦争も含めての、事実を究明して、補償するなら、賛成です。時間かかりますけど。
もつれた問題は、被害者の補償と、名誉の回復は切り離すしかない、
というのが結論です。
信じてもらなえないと思いますが、その挺対協が問題なんです。
前にも書きましたが、日韓基本条約で国際法上解決されている問題を、改めて謝罪する事は出来ません。
法律上も、国内世論上も、出来ません。
韓国の国内事情を考慮するなら、日本の国内事情も、考慮してください。
そこで、あなたも認めている様に、善意の解決策で善意のアジア女性基金があったのではないでしょうか?
支援団体にとって、それで解決してもいいという人には、賛成こそすれ、反対する理由なんかありません。
普通なら。
しかし、国の正式な謝罪と、国からの賠償金を求めていた団体は、
その、もう解決したい。という人を逆に責めて、対立してしまった。
もし、団体に日本の事情も少し考慮する余裕があれば、素直に受ければいいし、
もし、本当に、国からの謝罪を求める人には、応援しますよ。ぐらいでいいはずですよね。
こじれているひとつの大きな原因が、韓国内の複雑な問題です。
今の、文大統領は、北の代弁者だとか
批判を受けてますよね。
そういう勢力が、国内にずっと潜んで活動していると見て間違いありません。
自分も、はじめは、ちゃんと謝罪すれば良いと思っていたけど、今は、かなり懐疑的です。
映画は、特に下調べもしないで、
右派も、左派も、出てるからひょっとして解決の糸口が見えたのかな?
と思い、鑑賞しました。
それが、レビューにも書きましたが、
なんだ、今まで論点の言い合いで、
新しい検証は何もなしに等しい出来。
ガッカリ映画でした。
アジア女性基金は、運動の分断を狙って作られたものではないです。日本の良心的な知識人や研究者が日本の国内事情から実現可能と思われる方策を考えて作られました。しかし、それが結果的に元慰安婦の方や運動を分断するように機能してしまったという事です。
確かに日韓条約で解決済みというのが日本政府の立場です。一方韓国の裁判所は個人の請求権は消えていないという判断で、その線で慰安婦問題を解決するよう韓国政府に命じました。どちらの主張が法学的に正しいのか、私には正直わかりません。
⑩日韓合意についてですが、これもアジア女性基金と似ています。賠償ではなく寄付のとしてお金を渡し、犯罪を犯した責任主体としての謝罪ではなく一般的なお詫びの談話を発表する。もちろん国家同士が合意に達したものを政権が変わったからといって簡単に見直すというのはあってはならない事でしょう。しかし私は、文在寅大統領が合意の見直しを申し込むと表明した事でほっとしました。日韓合意で慰安婦問題を「解決」してしまうのであれば、元慰安婦の方の思いをないがしろにする事になるだけでなく、過去と向き合いながら現在を検証する上で日本人・日本社会にとっても良くないと思うからです。
日韓合意の「最終的かつ不可逆的に解決」という言葉からは「もうつべこべ言うな」という印象を受けます。レイプされた女性が加害者に怒りをぶつけたら「もう、お前の父親と話は付いているんだ、つべこべ言うな」と言い返される、という比喩をどこかで読みましたが、そんな状況を思わせます。日本政府が謝罪する相手は、韓国大統領でも韓国国民でもなく、元慰安婦の方(亡くなった方も含めて)です。彼女達が受け入れられる謝罪でなければ意味はありません。元慰安婦の生存者の方も少なくなってきました。不信感を捨てて、元慰安婦を支援してきた団体(挺対協だけでなく)を交え、話し合うしかないのかも知れません。
とりあえずひとつだけ。
国が謝れないというのは、国際法的に日韓基本条約で、正式に解決してしまったという条文なので、例外を作れない。
だから、実質的な補償手段として、アジア女性基金を作った。という考え方は出来ないのですか?
ここで、なぜ慰安婦団体の分断を狙って、金を出した。っていう結論になるんでしょうか?
⑦国家(政府)を法的責任主体にする事は出来ます。日本人が公害や薬害等で国を訴える裁判を起こした場合と同じです。元慰安婦の方もたくさん日本国の責任を問う裁判を起こしましたが、ほとんど負けています。戦前の国家が犯した犯罪は罪に問えないという「国家無答責」が壁となったのです。これは戦後すぐに作られた国家賠償法の中にある概念で、戦前は権力はあるが責任は負わない天皇によって統帥されていた事を根拠とする概念です。元慰安婦の裁判以降、国内の戦争被災者の補償を求める裁判にも使われるようになりました。
⑧国家の責任を法的に認める事と元慰安婦の方の名誉回復は切り離す事は難しいです。多くの元慰安婦の方が法の裁きを求めているからです。かと言って法的責任を裁判で問う事も難しいのも確かです。女性国際戦犯法廷は、日本の国内事情に縛られる事なく、ハーグ条約など、日本も批准していた国際法によって裁いたので、天皇及び9人の軍人を有罪にできたのです。
他に考えられるのは、慰安婦被害者を救済する法律を新たに作る事です。そこに国家の責任を明記したり、教育や歴史博物館などで記憶を継承する事を義務付けるなどをすれば良いかも知れません。実は2000年に野党議員が挺対協に助言を受けながら作った慰安婦救済法が国会に提出されています(成立はしていません)。そうした、被害者の方が納得いく法律を新たに作り、成立させる事が取り得る最善の策かもしれません。
⑨日本を告発する手段に裁判という手法が択ばれたのは最初に誰かの助言があったのか、本人の判断なのかは知りません。しかし、はじめて名乗り出た金学順さんは、韓国の原爆被爆者に会ったのをきっかけに、自ら挺対協に連絡をしたようです(『朝鮮人「慰安婦」と植民地支配責任』参照)。それ以後、韓国の各都市に名乗り出る方のための窓口が出来て200名を越える方が名乗り出たようです。裁判をする事、証言をする事は元慰安婦の方にとっては心身を消耗する大変なストレスのかかる行動ですから、本人の意思なしには不可能です。
センカンド。レイプという言葉は、元慰安婦の方に「国家無答責」を盾に敗訴を言い渡す裁判官や「慰安婦は自発的売春婦」とうそぶいて恥じない右派の言動にこそ相応しいと思います。
④戦場でのレイプは、理性が破綻して行われる印象がありますが、実際は少し違うようです。相手が中国人女性だから、上官に見つからない状況だから、見つかっても罰せられないから、やらないと仲間に馬鹿にされるから、明日死ぬかも知れないから、相手の中国人女性もどうせ殺すんだから、慰安所は金がかかるから、、、等のある意味〝理性的〟な計算が働いている場合が多かったようです(笠原十九司『南京事件と三光作戦』、熊谷伸一郎『金子さんの戦争』等、参照)。そこには中国人蔑視、女性蔑視があり、人間の尊厳や命の価値が極端に軽くなる状況があったという事です。
日本軍のレイプが他国の軍隊と比較して多かったのか少なかったのかは知りませんが、軍隊以前の日本社会にあった中国人蔑視、女性蔑視がレイプを容易にしたのは間違いないでしょう。また、日本軍が兵士の命や人間としての尊厳をゴミのように扱った事は有名ですが、そうした事も兵士をレイプに向わせた一因と言えるかも知れません。そして、女性を金で買う施設を国が作り、下級兵士にとっては安くない料金に設定した事も、〝女性は性欲処理の道具として使って良し、レイプはタダ〟という観念を植え付け、慰安所がレイプを喚起する施設となった側面もあるでしょう。
⑤日韓併合は1910年で、慰安所ができたのは1930年代後半です。ですから慰安所が出来た時は朝鮮総督府の上級役人は全て日本人でした。慰安婦収集に協力した朝鮮人公務員は村長や警官でした。村長には「お前の村から3人出せ」等の指示が警察から来たようです。その村長の罪は、韓国人自身で問うべきでしょうが、そのような行動を村長にさせた植民地支配の罪は日本人が向き合うべきでしょう。
⑥アジア女性基金の「償い金」を受けとった元慰安婦の方は韓国で234人中の61人です(金富子『「慰安婦」バッシングを越えて』参照)。この基金は元慰安婦や支援者に踏み絵として機能しました。受けとった方を非難する者、非難する者を非難する者が現れ、元慰安婦や支援者を分断させてしまったのです。被害者の思いに応えず、加害者側の都合で問題解決を図った事が根本原因でしょう。
私も慰安婦問題の専門家でも、歴史学の研究者でもないので、正確にお答えする事は出来ませんが、わかる範囲で答えさせて頂きます。
①女性国際戦犯法廷では、朝鮮戦争、ベトナム戦争は取り上げられていません。この二つの戦争の性暴力に挺身隊が取り組み始めたのは、同法廷の後のようです。
②妓生(キーセン)は、日本の芸妓のような職業で、妓生学校があったくらいですから歌や踊りを披露するのが仕事でした。妓生とは別に娼婦はいました。植民地になる前は私娼(自宅で客を取る)が主流で、植民地以後は日本から公娼制が持ち込まれました。この公娼制の娼婦から慰安婦になった女性も一定数いたようです。
公娼制は当時も国際条約・国内法違反だったのですが、〝前借金で縛っているが、前借金は女性の「自由意志」に拠るのだから奴隷ではない〟として日本政府は黙認していたのです。前借金は、食費や衣装代などを加算され、何年娼婦を続けても返済が困難でした。それで、日本人娼婦の中には、2年間戦地に行って兵隊の相手をすれば前借金が消えるという条件に惹かれて慰安婦になる女性がいたそうです。つまり、公娼制自体が脱法的制度であっただけでなく、慰安婦制度を支える制度でもあったのです。公娼制の娼婦をしていた日本人女性からすれば、慰安婦の方がまだましと言うくらい公娼制が非人間的だったとも言えます。(小野沢あかね『「慰安婦」問題を/から考える』参照)
③日本軍の慰安婦制度の苛酷さですが、日本人慰安婦が娼婦から集められ、将校相手だったのに対し、朝鮮人慰安婦は、性病にかかっていない、性体験のない女性が主に集められました。つまり、性体験のない少女がいきなり不特定多数の兵隊の相手をさせられる事になったのです。そのために最初は文字通り暴力によるごうかん、輪姦から始まることが通常だったようです。この時の記憶を失って、どうしても証言できない元慰安婦の方もいます。
日本軍慰安婦制度の、他の国の軍隊にない特徴は、軍が詳細な計画を立て建設管理した事、目的が性病予防だけでなく、ごうかん予防だった事です。ごうかん予防はあまり効果はなかったようです。(林博史『日本軍「慰安婦」問題の核心』参照)。また、最前線まで慰安婦を連れていった事も特徴だと思います。(明日につづき)
もうひとつ、日韓併合時は、朝鮮国内の役人は7〜8割は、朝鮮人だったはずです。慰安婦の募集になんらかの問題があるなら、知らないはずがありません。
黙認していたのですか?
当時は合法だったキーセンなどの募集やその待遇と、
日本軍の慰安婦の募集や待遇を比べたら、本当の姿が見えると思います。
日本の慰安婦募集、待遇がとてつもなく違法なものなのか?が。
自分では調べる方法がありません。
別に研究者ではないので、本や、映画などで知る程度です。
日本が、慰安婦制度を作った事自体が犯罪ならば、そうかもしれないです。
しかし、日本以外の戦争では、レイプして、殺してしまうのが、当たり前の様に行われていたのでは?異常ですけど、
生死を賭けて戦っていたら、正常な精神状態ではないのも、無理ありません。
とにかく、プロパガンダでなく、本当の事が知りたいのです。
詳しく説明ありがとうございます。
女性国際戦犯法廷は、自分はまだ勉強不足なので、考えを保留させていただきたいです。そこでは、朝鮮戦争や、ベトナム戦争での被害も議論されたのでしょうか?
ひとつ気になった所として、法的な責任を国が受任すること自体が、不可能ではないのでしょうか?国際法的に、日韓基本条約で、すでに終了しています。
法律的に出来ないので、基金の設立という手段で、被害者救済にあたったという事ではないですか?別の意味で、誠意を示したと見られないでしょうか?
アメリカの謝罪のシーンもありましたが、あれは明らかな人種差別の犯罪を認めたのであり、それでもかなり立派ですけど、原爆による虐殺は、認める事はとりあえずないでしょう。ずっと未来はわかりませんが。
前にも書きましたが、慰安婦の方々の補償問題と、日本の謝罪を別けて解決しないと、解けない問題になってしまいます。
日本のいままでの謝罪と補償を受けられた慰安婦の方々も、少なからずいらっしゃるでしょう。どれくらいいらっしゃるのでしょうか?
慰安婦の方々を表に出して、日本の謝罪を求める方法は、俗に言うセカンドレイプだと思います。本当に本人の意思ですか?
朴槿恵政権時の合意は、無効なのですか?政権が正式に認めたものですよね。
様々な、国際状況から、その判断をしたはずです。
慰安婦の方々の意思ではなくても、
正式な国際的な合意のはずです。
これを、簡単に覆されたなら、今後、どのような約束をしようが、無駄だと感じてしまいます。
新聞広告の件で追加します。
1942年で日本語が全くわからない朝鮮人女性は92%です(樋口雄一『植民地と戦争責任』参照)。もちろん日本語が読める8%の朝鮮人女性は富裕層が多いと思われ、慰安婦に募集する女性は皆無でしょう。そう考えると、あの広告は業者向けというのは自然な解釈です。
「どういう謝罪なら、受け止めてもらえるのでしょうか?」
日本政府は、これまで民間の募金や韓国の財団への寄付という形でお金を渡し、首相の「お詫び」も表明してきましたね。しかし、多くの慰安婦の方が求めていた法的責任の受任や賠償をしていません。その事が不誠実な謝罪と受け取られてきた大きな理由です。メディアも、そうした日本政府の対応を批判する元慰安婦の言葉や挺対協の言い分、様々な国際機関からの勧告等を伝えなくなりましたから、なおさら日本がただ闇雲に責められているという印象が広がったのだと思います。先日、強制不妊手術の被害者を救済する法律が成立しましたが、そこでも日本政府の責任を明らかにせず、「一時金」と首相の「お詫び」で済ませたので、憤る被害者の方が出たのです。
「どうすれば謝罪になるか自分で考えろ」などと言っている元慰安婦の方は一人もいません。多くは、法的責任、賠償、責任者の処罰、歴史教育の充実等を語りますが、中には、もうどれだけお金を積まれても自分の怒りは消えないし、人生も取り返せないと語る方もいます。そうした方は、ご自分でも苦しみに満ちた人生にどう折りあいを着けてよいかわからず、生涯苦しみ続けたのだと思います。そうした女性を大量に生み出してしまった我が国の歴史にどう向きあっていくのか、それは日本人一人ひとりが「自分で考え」るしかないと思います。
女性国際戦犯法廷の裏には北朝鮮がいるという安倍晋三の発言は完全なデマです。同法廷を取り上げた番組に対する政治介入が表面化した2005年に安倍はテレビで、同法廷は拉致問題で窮地に立たされた北朝鮮の「謀略」等と発言しました。しかし、同法廷は2000年、同番組は2001年、拉致問題の社会問題化は2002年です。また、同法廷は実行委員の共同代表に日本、韓国、フィリピンの3人の女性が、裁判官に米国、イギリス、アルゼンチンの女性とケニア人男性の4人が、検事には9カ国の被害国から50人がなっています。グローバルでとても規模の大きい民衆法廷でした。北朝鮮が関わったのは、元慰安婦の方を除けば検事50人中の二人だけです(VAWW-NETジャパン編『NHK番組改変と政治介入』参照)。同法廷も同番組も日本人が歴史と向き合い教訓を得る好機でしたが、安倍をはじめとする右派の働きによって、それが阻害されてきたのではないでしょうか。
誠意ある謝罪って、具体的に何を、どうすればいいのかという事です。
今までも、国際法の範囲で出来る限りの補償は、政府が、ある程度の誠意を示して、したはずです。
日本の右翼が、違う意見で、「謝罪なんかする必要は無いんだ。」
というのが悪いんだ!だから、解決しないというのですか?
残念ながら、日本は民主主義で、表現の自由が保証されているので、犯罪行為でなければ、どのような意見も表明できます。
間違った主張は、社会が自然と受け入れなくなるという事です。
時間がかかり、面倒ですけど、そういうものです。
逆に、北朝鮮とか中国は、違う意見は、抹殺して、サイト停止とか、するだけです。日本も、その点はあまり褒められたものではないとも思いますけど。
少し前にも書きましたが、日本の普通の社会の中では、先に誠意を持って謝罪して、問題を解決するという方法のほうが
常識的でしょうし、そうするべきだ、とも思います。
自分は、謝罪しなくていいとは言ってません。相手を見て、謝罪したほうがいいと言ってるだけ。
もし、具体的な解決策、謝罪の具体的な行動とは、なにをしたらいいのか、教えて欲しいです。
なんでtaroさんのところにコメントしたかというと、この映画で勝負あったなんて、全然違うと思ったからです。
ひとつあげれば、
右、新聞の募集広告があった。強制ではない!
左、いや、あれは、普通の人は読まない新聞だから、直接の求人ではないんだ。
なんの意味もないんだ!
左よりの人、そうか、そうだったのか!
無意味だったんだ!
そうじゃないだろ。だったら、その広告が、なに新聞で、本当に募集の影響はなかったのか?
新聞見て来た人本当にいたの?いないの?調べてみよう。
普通に、考えたら、こうなって、
でもわかりませんでした。って結論でもいいけど、
映画は、左の反論の意見で終わりで、これが結論でしたって感じ。
ほとんど、このパターンで、終わってる。これだけ慰安婦問題を取材してる監督が、どうして、ここで、調査終了しちゃうんだよ。変だよ。
そしたら、最後のほう慰安婦と関係ない
再軍備の話とか、アベは危ないみたいな話が出て、なんだ、そういう映画だったのか、少しガッカリした。
本当に謝罪しようとするものが、数字に捉われて本来なすべきこと見失うでしょうか?
まして、朝鮮戦争やベトナム戦争の話ではなく、我々日本人が過去に何をしたのか、という話です。人のことを言う前に、自分のことです(もちろん、あなたも私も当事者ではありませんが、国の態度として)。その精算なくして、他の話などできるはずがありません。
学術的な間違いを正したければ、なおさらです。
韓国の人たちも保障という名のお金を欲しいわけではないでしょう。誠意ある謝罪こそが、唯一の解決です。
その上であなたのおっしゃる「全ての慰安婦のために」なんらかのアクションがあるならば、世界中が日本の、過去を繰り返さないとする主張に耳を貸すでしょう。
しかし現状では無理です。それが分からない、と言われるのであれば常識がないと言わざるを得ない。
謝罪とは、相手が受け入れてはじめて成り立つものです。
>プロパガンダを寡聞にして知らないで、
謝るべきだ。というのは無責任な意見だと感じます。
そのあなたの態度こそ、無責任というものですよ。
謝罪は、何度もしてます。
国際法にそって、日韓基本条約、また少しはみ出してても、河野談話、首相の手紙、アジア女性基金の設立、そして、朴槿恵政権の時の合意と、基金。
これらすべてが、傲慢だから、謝っている事になっていない。
もっと謝れって言われてるんですよね。
それなら、どういう謝罪なら、受け止めてもらえるのでしょうか?
それは、こっちが納得するまでだ、自分で考えろ!って事でしょう。
この段階になってしまったら、具体的にどうしろ!
そうしたら、解決だと、水面下ででも言ってもらわないと、謝れませんよ。普通の感覚ならば。
韓国も経済大国なんだから、元慰安婦の人に対しては自国で積極的に経済補償でもなんでもして、死ぬのを待たないで、被害救済すればいい。
それとは別に、事実に即して名誉の回復を、慰安婦本人を表に出すことなく、
政府や、その代表者が行えば良いのでは?
本人が表に出て訴えさせるって、セカンドレイプに等しいじゃないですか。
あと、北朝鮮がバックにいるっていうのは、完全なデマなんですか。
寡聞にして知らないで済む問題ではないと思いますけど。それも含めて、謝罪を考えるのが、当たり前の姿でしょう。
単純に、謝る段階は、とっくに終わりました。
膨大な数の自国の女性が慰安婦にされ、甚大な苦しみを与えられたのですから、韓国で反日機運が高まるのは当然だと思います。それを緩和するには日本の誠実な謝罪対応しかありません。それをせずに、朝鮮戦争が、ベトナム戦争が、、、と言ってもminira55さんが言うように何の説得力もありません。
2000年に開かれた女性国際戦犯法廷は、公聴会でアルジェリアやソマリアなどの元慰安婦以外の女性も証言し、慰安婦制度を戦時性暴力という視点から検証するという試みでもありました。この法廷を取材したドキュメンタリー番組に安倍晋三が介入し、番組をゆがめたことは映画でも取り上げられていましたね。それが表面化すると安倍晋三は、この法廷の裏には北朝鮮がいるというデマをテレビで流しました。こうした右派による誤った認識の流布の方が、どこかにいる「反日勢力」より遥かに影響力があり、日本にとって有害だと思います。
〝謝罪は、「反日勢力」が消えてから、韓国が事実と向き合える成熟した社会になってから、慰安婦問題が日本だけの問題ではなく、他の国も日本と並んで頭を下げる女性に対する性暴力の問題になってから〟 そんなことを言っていたら、元慰安婦の方は全員納得いく謝罪を受けられずに亡くなってしまいます。何より、そんな傲慢な態度から謝罪が生まれる道理はありません。
その、研究者の声つて、どこにも届いていませんね。帝国の慰安婦を書いた人がどんな処遇を受けたかはご存知でしょう。まだ、
冷静に、事実と向き合えない社会なんだと思います。そして、反日勢力は、常に問題を蒸し返し、解決しないという方向に導いているように感じます。裏に北朝鮮がいるという話もあります。
日本を意図的に貶める勢力が、あるのは事実で、冷静に、その事実を認めて、
問題に対処するべきだと思う次第です。
もし、現在の状態で謝罪したら、
朝鮮戦争、ベトナム戦争の被害者は、
なんの補償も受けられません。
本当に、女性の被害の補償が目的の団体ならば、すでに日本が関係していない、
これらの戦争の被害者も、運動に参加していないとおかしいではないでか?
なんで、その部分は社会的な運動になっていないのでしょか?そこに、この問題の大きな矛盾点があります。
安易な謝罪は簡単ですが、危険だと感じます。右派の運動も、決して肯定しているわけではありません。
挺対協は韓国軍の性暴力を告発する活動もしています。しかし、挺対協の発言が注目され、社会的な影響力を持つのは韓国のナショナリズムと同調する時に限られるという事情があるようです(山下英愛『ナショナリズムの狭間から』参照)。そして、韓国にも慰安婦の徴集に協力した韓国人業者の責任を問うべきだと発言している研究者(朴裕河氏、金哲氏等)は存在します。
これを聞いて、やっぱり日本人だけが悪い訳ではない、韓国人だって悪かったんだと日本の右派が発言するのなら、韓国の反日ナショナリズムに燃料を与え、挺対協や朴氏、金氏の思いに水を差す事になりかねません。実際、韓国の反日ナショナリズムの最大の燃料供給者は、「慰安婦は商売目的の売春婦」「強制連行したという公式文章は存在しない」「20万人は嘘だ」等という発言を繰り返す日本の右派です。「日本を、意図的に貶める勢力」にとっても最もありがたい存在は日本の右派でしょう。自国の負の歴史に向きあう他国の人々の営為を無にしないためには、私たちも日本の負の歴史に真摯に向きあう事ではないでしょうか。たとえどれほど時間がかかろうとも。
「Hinotama」さんは、日本だけが攻められるのは納得いかないのだと思いますが、先述したように実際はそんなことはありません。また、「日本を、意図的に貶める勢力」に対し最も有効なのは、日本政府が元慰安婦の方たちの願いを受け入れ、法的責任を認め補償をし、教育にもとり入れていく事だと思います。私は慰安婦問題を、負の歴史と向き合う事で現在の日本社会をより良くする為の課題と考えていますから、「日本を、意図的に貶める勢力」の事など気になりませんが、少なくとも安倍晋三はじめとする右派の戦略より遥かに効き目があると思います。
そもそも、慰安婦問題に関しては右派の活動によって間違った認識が広がり、教育の場から「慰安婦」が消えた事によって、知識ゼロの若者が大半を占めているという国内状況がありながら、「日本を、意図的に貶める勢力」への対抗策を優先的に心配するというのがわかりません。
日本の中の社会的常識では、当然そうすべきでしょう。
しかし、この相手が、意図的に日本を、貶めようとしてる可能性が高いのですよ。
本来なら、河野談話と、アジア女性基金で解決していてもいいはずです。
しかし、そうはならなかった。
単純に反論しても、解決しないのもわかっています。もし、謝るなら、すべての女性の戦時性被害者、最低でも朝鮮戦争、ベトナム戦争、は含まないと。
そうすれば、より広い被害者の救済になり、現実的な解決になるでしょう。
まず何を為すべきか、という話ですよね。
謝罪が先か、誤解を解くのが先か。常識的に考えればわかるはずです。誠意ある謝罪ができないものの話など、誰が聞くでしょうか。
謝罪もせずに、誤解だから聞いてくれ、と駄々をこねる行為は、恥ずべきものですよ。
学術的に間違った主張は、間違っていると断固として言うべき問題である。
のが言いたい事です。
問題が、日本と韓国の間だけで済んでいるのなら、日本がいくらでも譲歩してもいいと思います。今までもそうして来たと思います。国際法的に条約では解決済の問題を、じゃー例外として、お金だしますよ、だと、際限なく問題が広がります。
だから、法的に出来るアジア女性基金で
慰安婦の方々に補償しようとした事はご存知と思います。その結果はどうなりましたか?
アメリカのCNNとかで、幾度も事実のように20万人と放送されていました。
イジメがなかったという件も、杉田が確認してなくて、ダメダメなだけ。
現地では、守衛さんは、見てないよー。
とか、イジメがそんな簡単に表面化するとは思いません。実際にあっても
不思議ではありません。
現地の裁判で日系の方々は、証言してましたよ。
あと、この問題が本当に女性の戦時性被害者の救済ならば、
朝鮮戦争当時の慰安婦の存在は、明らかになのに、この運動には含まれているのでしょうか?
ベトナム戦争のライダイハンの問題も含まれているのでしょうか?
すべて表に出てて、世界中で反省しようというのなら、素直にあなたの主張に賛成出来ます。そうなって欲しいぐらいです。
しかし、そうなっていないのは、挺対協とかのプロパガンダの部分が大きいからなのではないのか?
そのプロパガンダに対して、謝ってしまってから、やっぱり事実と違いますとか、通用しないです。
プロパガンダを寡聞にして知らないで、
謝るべきだ。というのは無責任な意見だと感じます。
今の右派の行動に賛成しているのではありません。事実に基づいての謝罪と反省をしなくてはいけないと言っているだけです。
プロパガンダの実情は、ネットとかでいくらでも見られます。これさえも、ある種のプロパガンダの可能性があるので、
慎重になるべきですが。
自分の考えでは、この運動に、朝鮮戦争時の慰安婦、ベトナム戦争時の被害者の救済が含まれるまでは、
態度保留という所です。
事実を知りたくて、この映画も見た訳ですが、まだまだ不充分ですね。
韓国人だけでなく、日本人や、他のアジア女性の慰安婦となった方々の存在も明らかにして、補償しないとダメじゃないですか?そうなって、正しい運動だと
はっきり、確信したいです。
「日本の悪さを広める運動」をしている人々がどこにどれだけいて、日本人にどの様な被害を与えたのか、寡聞にして知りません。「技術では日本に勝てない中国が背後にいる」という妄想や米国で日本人の子供がいじめられているというデマは映画の中に出てきましたね。
日本を貶めるために「日本の悪さを広める運動」をしている人々がいたとしても、その人々が元慰安婦の方たちの痛みに向き合わず、学術的にも間違った主張をしているのなら、気にする必要はないと思います。その影響力は安倍首相をはじめ右派の人々の運動による日本のイメージダウン効果の前ではかすむのではないでしょうか。現に安倍首相は彼の慰安婦対応を米国議会に批判され、なぜか元慰安婦の方たちではなくブッシュ大統領(当時)に謝罪しています。
日本軍の慰安婦制度が批判される最大の理由は、その徴集方法が奴隷狩りだったと思われているからでも、20万人と信じられているからでもありません。女性を性奴隷として扱い、彼女達の尊厳を破壊したからです。にもかかわらず、奴隷狩りをしたという公式文章はない、20万人は間違いだと主張するのですから、本当に反省しているのか、となるのです。そして、前回のコメントにも書きましたが、実際には奴隷狩りのような暴力的な徴集は地域によってはあったのであり、日本兵に長期間性暴力を受けた女性も多数いたのですから、全員を奴隷狩りしたわけではないとか、20万人じゃないとかいうのは日本人が言うべき言葉とは思えません。
あなたも私も慰安婦制度を設計・運用・利用した訳ではありません。だから、他国の人々から慰安婦制度を批判されても罪の意識を持ったり、責められ過ぎだと被害者意識に囚われる必要はありません。むしろ、恥知らずな言動で「世界中で日本の悪さを広め」ている安倍晋三のような人間を首相の地位に頂いている状況にこそ責任を感じるべきでしょう。
元慰安婦の方たちの多くが日本人に求めているのは、日本人が歴史に向きあい、二度と他国の人々(女性)を踏みにじらない道を歩む事と責任者の処罰です。慰安婦問題を巡って日本人が意識すべき他者の視線は、これだけで十分だと思います。
それは、もちろんわかっているつもりです。
しかしながら、20万人が、本当だ、
奴隷狩りしてた、と誤解を受けている事実に対して、どうすればいいかということです。
純粋なあなたと違い、意図的に間違った事実を知ってか、知らずか拡大している勢力が存在したのも事実ではないでしょうか?あなたは、その間違った勢力に対しても、間違っていると言ってもらえるのでしょうか?
正しい犯罪事実に対しては、反省して、謝罪をするべきだと思っています。
そして、この映画で、右派と呼ばれる人々のあまりなお粗末さに愕然としているところです。
自分のレビューでも書きましたが、
現在の価値観であの時代の行為を裁く事は出来ませんし、
男だって、同じく徴兵され、いわば奴隷状態で、辛酸をなめていたと思います。
このいわゆる慰安婦問題に対しての疑問は、なぜ、朝鮮戦争時の慰安婦が問題とされていないのか?という事が、この映画でもわかりませんでした。
時代の新しい方が問題とされずに、ライダイハンも問題とされず、女性の人権問題だから、世界中で日本の悪さを広める運動をするのだ!と言われても、
素直に納得出来ないというところです。
もう一度言いますが、犯罪事実に対しては、謝罪も反省もすべきです。
慰安婦の人数は20万ではなく、3〜6万人程度と推測できる事、植民地支配下の朝鮮では物理的暴力よりも甘言や虚言による誘拐が慰安婦徴集の中心的手段であった事、これらの事は映画の中で研究者の方たちが語っていますね。
3〜6万人なら少ないですか? 甘言による誘拐なら慰安婦の体験から苦痛が消えるのですか?
日本の悪いイメージを払拭したいという気持ちはわかります。しかし、「20万人は間違いだ」「官憲が家に踏み込んで連れ出したという公式文書はない」と国際社会に向けて主張する事は、日本のイメージを悪化させるだけでしょう。なぜなら、そこには反省の意識が欠片もないからです。
私たち日本人が慰安婦問題を巡って考えるべきなのは、なぜ、あのような残酷な制度を作ってしまったのか、その下地は今は完全に消えたと言えるのか、どうすれば他民族や女性の尊厳を踏みにじる事のない社会を築けるのか等ではないでしょうか。そのためには、先ずは真摯に元慰安婦の方たちの証言に耳を傾け、私たちの先達がどの様な苦痛を彼女達に与えてしまったのか、彼女達は何を日本人に求めているのかを知る事だと思います。そうした営為の先に日本の名誉回復も成されるかも知れません。
ちなみに、戦場であった中国大陸や東南アジアでは、文字通り武力を用いた拉致監禁によって女性が性奴隷にされています(吉見義明『従軍慰安婦』、林博史『日本軍「慰安婦」問題の核心』、石田米子『黄土の村の性暴力』等、参照)。その中には民家や兵舎に長期間拉致監禁された女性も多数いますから、厳密には全員が慰安婦とは言えませんが、そうした人々の事を考えると20万人が多すぎるとも思いません。また、朝鮮半島でも暴力的に連行されたと証言する元慰安婦の方もいます。
日本が、20万人の少女を本当の足に鎖を繋いでる奴隷のように、拉致、監禁していたという間違った認識のままでいる人々が、世界中でどれだけいる事でしょうか?
それの認識の間違いを修正しようとする事は、間違っているのでしょうか?
吉田清治氏の完全に虚構に基づいてプロパガンダされたという事実を知っている人は、
世界中でどれだけいるのでしょうか?
決して謝罪しないでの良いというのでなくて、プロパガンダされた嘘は、間違いだという事は、軽蔑せれる行為なのでしょうか?