「笑えると笑えないの境目はどこにあるのか」かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
笑えると笑えないの境目はどこにあるのか
メチャクチャ笑えても良いはずだと思うんだけど、そこまで笑えないの。不思議。
脚本は面白いと思うの。『相手への好意を隠す』っていう「別にそんなことせんでも」ってことを必死にやって、無駄に高度な心理戦を心の声で語らせて。
演出も外してないしね。
平野紫耀と橋本環奈もそこまで演技下手じゃないし。
特に橋本環奈は福田雄一監督とやった《銀魂》《斉木楠雄のΨ難》と笑える演技やってるし、演出もそれっぽいの多いから、うまくいくはずなの。
でも笑えないのが不思議。
佐野勇斗、池間夏海が絡むときは笑えんのね。
だからやっぱり演技かなあって気がすんの。
観てる途中で「これ有村架純と神木隆之介でやったら大爆笑だろうな」と思ったしね。
そこまでやらなくても、佐野勇斗と池間夏海を主人公にしたら、笑えたんだろうな。
でも、平野紫耀と橋本環奈が主演で企画が走ってんのに、佐野勇斗・池間夏海に切り替えるのは無理だよね。
あと、笑いが、淡々とオトす笑いなんだよね。ハイテンションでやっていい笑いだったら平野・橋本でガンガンいけたのかも。
面白いか詰まらないかと聞かれたら詰まらないけど、「なんでかなあ」と思いながら観たら面白かったよ。
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