「主要キャラの過去が語られる核心パート」神と共に 第二章 因と縁 しずるさんの映画レビュー(感想・評価)
主要キャラの過去が語られる核心パート
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冒頭に、前作の粗筋が入る親切設計。
まさか前作のあの爺さんが今回の重要人物だったとは!と、初っ端から吃驚仰天(笑)
今回は、前作でもキーマンだった弟が主役!…と思いきや、弟は狂言回しのような役回りで、ダシにされただけみたいな…。まあ、彼の物語は、前作で大方語り尽くしてますもんね。
物語の二部構造は相変わらず。カンニムとスホンの地獄巡りチーム、ヘウォンメクとドクチュンの現世チームに別れ、現在の事件を追いながら、各々カンニムとソンジュ神から過去の使者達の記憶が語られていき、やがて両者が繋がって驚きの真実が…という構成は、前作同様なかなか巧みで面白い。
時代物が好きなので、過去パートのビジュアルや、互いに罪を負い合っている使者のキャラ設定も大変良かった。
裁判の経緯は今回もザルで、何をどう判断して判決を下しているのか…。もはやどうでもいい感じ。
唐突なジュラシックパークなど、突っ込み所の多さも相変わらず。
結局スッキリ解決はせず引きずる感じで終わったのは、原作が持続中だからなのか、続編への布石なのかな?
とにかく、結構楽しく見られました。
物語やキャラのバランス的にも、二作纏めて一つの作品と言えると思うので、片方見たらもう一方も見る事をお奨めしますよ。
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