「お弁当には緑黄色野菜を添えて・・・」初恋ロスタイム kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
お弁当には緑黄色野菜を添えて・・・
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ついつい“ウィルソン病”について検索しちゃいましたが、実際の症状や治療とは違うと最後に書かれていました。時間が止まったら何をしたいか?なんて、ついついオヤジ目線で見てしまいましたが、主人公の孝司くんも女子高の教室の匂い嗅いでましたからね・・・よかった、彼も仲間(オイオイ)。
基本はファンタジック・ラブストーリーなのに、『8年越しの花嫁』SF版といった雰囲気のような気がしました。実は、前半までは竹内涼真が未来の孝司だとばかり思っていて、「せめてホクロくらいつけろや」などと一人ツッコミまでしていたのに、全くの別人だとわかり、逆に泣けてきてしまいました。正直言うと、時音はもう死んでいて、幽霊がロスタイムしているものだとばっかり・・・ホラー好きなところが災いしてしまいました。そうなると、大林監督が好きそうなプロットですよね。
それにしても難病モノの作品の女子はどうしてこうも純粋で、相手の男子への思いやりがあるんでしょう。加えて、お父さんの甲本雅裕が抜群の演技、「頭冷やせ」から一転してのタキシード姿です。竹内涼真の医療シーンも良かったです。
時音がベッドから落ちて倒れたときはかなり泣けたのに、残念だったのはラストだったでしょうか。そこまでは、生体肝移植の問題とか、65歳以下ならまだまだいけるなとか、結構真剣に考えてみたりもしました。さらに、サッカー好きならロスタイムじゃなくてアディショナル・タイムでは?などと突っ込んでみたり・・・語呂が悪いか・・・
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