「重慶爆撃のことを初めて知ったが、映画自体は色々盛り込みすぎで面白くなかった」エア・ストライク Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
重慶爆撃のことを初めて知ったが、映画自体は色々盛り込みすぎで面白くなかった
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シャオ・フェン 監督による2018年製作(96分/PG12)の中国映画。
原題:大轟炸 Air Strike、配給:彩プロ
日本軍による一般住民への無差別爆撃であった重慶爆撃を知ることができたのは、大きなプラスでであった。ただ映画としては,あらゆる要素をぶっ込んだごった煮の失敗作との印象が強い。
爆撃下、大きな麻雀大会が実施されていたのは謎。ブルース・ウイリスに麻雀から得られるものの重要性(そこから闘いや人生で重要な教訓や知恵が得られる)を語らせていたので、それだけ中国人にとって麻雀は重要ということなのか?
爆撃による悲惨さと笑いの要素が共存し、そこに2組の恋愛要素、さらに日本人スパイとの戦い、対零戦との空中戦までが盛り込まれている。まあCGによる空中戦は結構楽しめた。数多くの零式戦闘機が多数空を飛ぶ様は、なかなか素敵な映像でもあった。ただせっかくのブルース・ウィリス出演が十分に生かされていないのは、いただけなかった。
監督シャオ・フェン、製作シャオ・フェン、製作総指揮ジミー・ジアン、脚本チェン・ピン、撮影ヤン・シュウ、編集クォン・チーリョン 、ロバート・A・フェレッティ、音楽ワン・リーグワン、アートコンサルタントメル・ギブソン。
出演
ブルース・ウィリス(米国)、リウ・イエ、ソン・スンホン(韓国)、ウィリアム・チャン、ファン・ウェイ、ウー・ガン、スー・マ、フェン・ヤンチェン、ファン・ビンビン、エイドリアン・ブロディ、ニコラス・ツェー(香港)、ルーマー・ウィリス(米国)。
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