ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのレビュー・感想・評価
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他人の評価をなぞるな
「ドラゴンクエスト」シリーズにはじめて触れたのはプレステ2版で発売していたリメイク作品のDQ5でした。当時は制服のまま学校終わりにソフトを買いに行って、友だちと朝までプレイをした記憶があります。…とかそういう前置きはどうでもいい、結論から話しましょう。
結論から言うと、自分はこの映画のシナリオ構成、とても好きです。原作ファンの方々がよく作品を冒涜されたと言ってますが、最終的に作中の“敵”であるウイルスが放った「大人になれ」という発言はウイルス(ウイルスの開発者)の気まぐれな発言であって、この映画が伝えたかったことではありません。結果的にそのウイルスも撃退するし、今までドラゴンクエストで得た熱量や、思い出は下らないものでは無いという主人公の一言に私はとても感動しましたよ。そこを履き違えてしまってるファンが多くて正直困惑しています…確かに「俺たちは正当なドラゴンクエスト5が見たかったんだ。いらんことすんな」と言いたい気持ちも分かりますが、ドラゴンクエストというビッグタイトルを背負ってあの展開を作ってしまうのはむしろ挑戦的で良い試みだと思いましたよ。でも確かに全体的に見て原作ファンからしたら「俺達のドラクエ5を監督にレ○プされた…」という考えに陥ってもおかしくないシナリオ構成だとは思います。そこはもう少し上手くできなかったのかな……と思いました。
そこまでは良いんです、観客同士で意見が別れるのは当たり前のことで、それもまた作品を視聴するということの醍醐味だから。俺が言いたいのは劇場で映画を観もせずちゃっかりTwitterでネタバレを読んで酷評を垂れ流してる奴らが本当に最悪だってこと。
ドラクエファンが求めていたものと違うものを見せられて酷評を流す(ここまでは全然良いむしろ当たり前)→まだ見ていない人が酷評を目にする→面白おかしくネタにする→「楽しみにしてたけど見に行くのやめよう…」て人が続出する
の最悪の循環が出来てて本当に最悪だ。
そこそこ高評価の意見も出てるのにその界隈と作品見てない有象無象の「噂話」にかき消されててそれも最悪。でもこんなこと今に始まった話じゃない。今まで何度だってあったこんな事例は。そんなの分かってるけど、分かってるけど素晴らしいと感じた作品が、ろくに作品を見もしない奴らに面白おかしくネタにしてツイートされるのがかなしい、辛い。この映画は残念ながらもうこのまま世論的には駄作という評価で変わらないと思う。今の時代他人の感想をなぞった感想を言う人しかいないのでもう良い評価をする雰囲気ではなくなってしまったから。拙い文章でごめんなさい…読んでくださりありがとうございました。
史上最悪の駄作
見に行ったことを激しく後悔しました。
ドラクエ5への愛がまっっったく感じられない映画です。
むしろかなり馬鹿にしてます。
多分監督はゲームをほとんどやったことない人間。
キャラデザは置いておいて、映像は綺麗です。
自分が特に許せなかったのは、
子供が双子じゃなく、女の子が居ない。
主人公がグランバニアに行かなかった。戴冠も無し。
最後にもっともダメだったのは、この世界はVRという史上最悪の設定が出てきます。
ゲームなんてただの作り物、今までの世界は虚構で、アホみたいなことやってないで大人になれよ。だと。
ドラゴンクエストを好きな人をすごい侮辱してる感じ。
気持ち悪い。
スクウェアエニックスは、よくこんな駄作を世に送り込もうと思ったね。作るだけ無駄どころか、ゲームおよびドラクエへの印象が悪くなる。
もちろんキャラやストーリーを削ることは短い映画を作る上ではしかたのないことかもしれません。
それにしてもあの終盤はひどい。例えるなら、途中までまあまあ楽しんでいたのに最後の最後で、冒険の書がショックで3つ全部消えたみたいな。こんなのにわざわざ時間を割いたことが虚しくなった。
ドラゴンクエスト5なら名作と言われる小説がせっかくあるのに、
そのまま映画化すればいいだけだったのに、何でわざわざクソみたいなことしてんのかな。ユアストーリーじゃなくて監督のまいすとーりーです。
自分は監督の名前とか普段は全く気にしないけど、この監督の名前だけは、地雷として忘れないと思う。
今回の映画は小説版の主人公と同じ名前だけど、小説を原作にしているわけではない、何と小説作家さんにも無断での名前使用のようです。作家さんに風評被害がいきそうで気の毒。
ひどすぎて思わず初レビュー
my story
これに文句つけるためだけに垢作りました。
ゲーム好きでないものから勝手に無理やり
「ゲームってこーゆーもんだよね!?
けど、みんなそれなりに思い出があるんだね!?
その思い出、大事にしろよな!?」
って感じで、例えるなら足の骨折れて入院してるのに看病しに来てくれるのは良いものの、全力で骨折してる足叩きながら励まされた気分です。
your storyと言って私達ドラクエファンの思い出を踏みにじらないでいただきたい。
純粋にゲームと全く同じエンドロールを流して、Finで終わらしてくれればよかった。
そしたら、あのゲームクリアの爽やかな気持ちと
もう終わってしまったのかと言う物足りなさと
もうあの世界観に浸れないのかと言うちょっとの悲しみを抱きながらVの懐かしい思い出を一緒に見た友達と話し合えたのに。そして、もう一度Vをしたくなるのに。
それこそが映画製作側が我々に与えるべきyour storyなのではないでしょうか?
これは山崎監督だけが満足するmy(山崎’s) storyになってませんか?
ですが、まぁ、CGの製作や音楽に対する評価は忘れてはいけないので2.5ぐらいです。
最後なければ3.5くらいです。そんなもんです。
最後除けば良い点も悪い点もありますが、
小さい頃から想像していたコマンドの向こう側の死闘をフルCGで見れたのは個人的に嬉しくてワクワクしてみれたのでこれは感謝です。
ワクワク感を返して欲しい
ユア・ストーリーとは何を意味しているか
この映画は"ドラゴンクエスト説明書"です。
ドラクエのプレイ動画の映画化ではありません。
低評価に惑わされず、ドラクエ好きな人は是非観て下さい。
この映画はただドラクエ5をプレイしているのを観る映画ではありません。
サブタイトルのYOURSTORYとは何を意味しているのかを考えてみます。
まず、基本的にドラクエはシリーズを通して主人公がしゃべる描写がほとんどありません。
主人公がしゃべらないのにもかかわらずゲームが物語の体をなしているのは何故か。
それはプレイヤーが主人公になって自分自身で考え物語、会話を補完しているためです。
プレイヤーは主人公に感情移入して(主人公になって)物語が進んで行く訳です。
よく対比されるFF(ファイナルファンタジー)との大きな違いはここです。
FFは主人公が考えていることを口にします。
主人公自身がしゃべり、考えるので第三者視点から物語を"観て体験する"のがFFです。
FFの主人公は最初から名前が決まっていますが、ドラクエは主人公の名前を決めるところから始まります。
これもプレイヤーが主人公になれるような工夫の1つですね。
仲間にしたモンスターに名前を付けることが出来るのもやはり、モンスター、1匹1匹に愛着が沸くような工夫です。
なぜ映画をドラクエ5を選んだのか。
シリーズの中でも人気があるというのもあるのでしょうが、やはり【嫁の選択】をすることができるというのが大きいと思います。
他のシリーズにない嫁の選択をさせることでプレイヤー1人1人の(物語)にしているんですね
映画を観ていて主人公に違和感があった方がいると思います。
こんなキャラじゃないだろと。
この違和感は何かというとドラクエ5をプレイしていた人ならわかる、自分がプレイしていた時に自分が感情移入していた主人公と違うからです。
他の人がやっているドラクエを見せられていたのだから違和感があるわけです。
また、最後に出てくる【偽ミルドラース】は何を表しているのか。大人になりなさいとあれは監督の言葉ではなく
「ゲームをやらない、ゲームについて偏見がある人」の言葉です。良い歳になってなんでそんなものやっているのとか、やるだけ時間の無駄だよとかゲームをやらない人は散々なことを言います。
最後にぶったぎりますね。
決してゲームなんてやってないで現実に戻ってこいよとか、ゲームなんて無駄だよとかそんなことを言っている映画ではありません。
ドラクエをゲームを否定している映画ではなくむしろ主人公になって仲間と絆を育み、冒険することが出来るドラクエの面白さを説いている映画です。
あなたがやってきた「ドラクエ」の時間は無駄ではなかったじゃないか、ゲームを通して仲間キャラやモンスター、プレイヤーそれぞれに思い入れや冒険(YOURSTORY)があったじゃないか!
と言っているように思いました。
この映画は映画の中ではかなりメッセージがわかりやすい部類です。
映画をあまり観ない人や、ドラクエを第三者的にプレイしていた人、ドラクエ5の実況映画(観る前は私もそうだと思っていました)を観たかった人は不快に思うのかもしれません。
ユアストーリー
大好きなドラクエVが大筋になってるとのことで、楽しみにしてました!
映画用にまとめられてしまったストーリーでは物足りなさもありますが、モンスターと戦ってるところ、天空の剣が鞘から抜けるところが動画で大画面で見れたのは、童心にかえってワクワクしました。
ブオーンとの戦いや、妖精の村に向かう場面は映画ならではの展開がありつつ、ドラクエらしさもあって楽しめました。
出てくる街が限定されてるのと、主人公がヒーローぽくないことが、ちょっと残念でした。
映画のラストについては、ユアストーリーという副題と、映画途中の(違和感のある)画面やセリフから、なるほど、と思う展開でした。
ドラクエVのラストとは違いますが、ハッピーエンドとわかっている映画を観た、という安定の満足感です。
生涯一好きなドラクエ5
ユアストーリー
すべてはこのテーマに込められているのはよくわかる。
でもそれなら、
最初にそれをもっとにおわせておくべき。
生涯一好きなドラクエ5。愛して止まないドラクエ5。
誰よりもドラクエ5が好き!と自信を持って言える私の第一の感想は、、
これならドラクエ5を使わないでほしかった。
ユアストーリー。。
ドラクエ5をプレイした人に向けた言葉。
素晴らしい名作のストーリー、
親子三世代で一つの目的を叶える
友情、愛情、親子愛、動物愛
こんなに愛に満ち溢れたRPGは後にも先にもない。
ドラクエやったことない人にもほんとに知ってほしいし
勧めたかったけど
後半のユアストーリー感が出てから
勧めることはできないと思いました。
それまでは
「あぁこれならなんとか勧めれる!2時間の中にドラクエ5の良さを詰め込むのは難しいよな。端折るのも多少内容変更するのもわかる。でもあのシーンは入れてほしかった」など色んな感情が芽生えた中での
残念な結果。
最初の始まり方も中途半端。
入れなくていいシーンは入れなくていい。
あとはやはり鳥山明のキャラと声優でやってほしかったけど
主人公とビアンカの声のはまりは案外文句無しでした。
パパスは問題無いと思ってたけどやっぱもっと歳を重ねた人物の声を使うべき。
キャラのビジュアルとして許せないのはプサン。
あと大好きなビアンカ、あのボサボサヘアーと短い三つ編みは何?
そして天空の剣に関しての不安は解消された。ある意味これが一番良かった。予告何回も見てただけに。
戦闘シーンやモンスターの再現はすごく良かった。キラーパンサーの再現は文句無し。
曲はすぎやまこういち感は安定で強かったので
ドラクエ5ってより「ドラクエ」と言った感じ。
あぁ。。期待せず言った中、良かったと言えるところもあっただけに残念。
純粋に「ドラクエ5」を再現してほしかった。
これがドラクエファン、ドラクエ5ファンの映画を観た後の一番の感情ではないでしょうか。
個人的な希望は
ドラクエ5のストーリーを
大人だけでなく、今の時代の子供たちにも知ってもらいたい
鳥山明のキャラクターでアニメ化されることを願う。
内容も忠実に再現してもらって、
ストーリーも端折らずに。
チョコだと思って食ってたらウンコだったみたいな映画
視聴後から現在に至るまで、丸二日間ずっと怒りに苛まれ、不眠症を再発した。
自分のような不幸な人間を少しでも減らすために、わざわざこのアカウントを取った。
ユアストーリーによって刻まれた人々の心の傷が、少しでも早く癒えることを祈る。
最初に、
この映画を賛美し、他者に勧めている人達に言いたいことがある。
この映画は非常に人を選ぶ映画だ。ジャンルとしてはホラーだと思う。
検索してもらえればわかる通り、いや、実際に観たならば劇場の冷え方を肌で感じたのではないかと思うが、過半数の人間はこの映画を週末の友として選んでしまったことを後悔しているものと思われる。
はっきり言って、自分がうつ病だった頃にこの映画を観ていたら、三日後には自殺している。
自分と同じ感性を持つ相手に対してなら良いが、そう確信できない人々に対してこの映画を勧めるのは、控えて欲しい。
あえて嫌いな人間に勧めるのはアリだが、後ろから刺されないように気を付けよう。
感性に差がある時、人の善意は悪意に映る。
それはまさに、この映画そのものにも言えることだ。
あの地獄のようなオチは監督の「思い付き」らしいが、恐らくは「ファンを苦しめてやろう!」という悪意ではなく、善意からなるものだったのだろう。
結果として、チョコだと思って食べさせられていたものが実はウンコで、「でもチョコだと思って食べてた時は美味しく感じられてたでしょ?そんなもんだよ。自分を信じてそのまま食べ続けな!^^」と無邪気に言われるイジメを受けた気分になったが。
そんな自分とは対極的に、この映画を観て救われたと述べる人も観測した。
この映画と同じようなテーマを扱った上で、もっと上手くやっていて、高評価を得ている作品なら他にもある。
正直、この拙い脚本で救われたと言うなら、その他の上手い作品によってなら、もっと救われるのではと思ってしまう。
ならば過半数に精神的ダメージを与えるような、人を選ぶ作品よりも、そちらを勧めてあげる方が人道的だろう。
なるべく心からお願いする。
さて本作品に対する評価だが、タイトルの通り「チョコだと思って食ってたらウンコだったみたいな映画」だ。
「カレー味のウンコ」と「ウンコ味のカレー」という究極の選択における前者である。
最初から最後までクソな映画は笑える。上げて落とされることがないからだ。ウンコだと知りながらウンコを食う、これほど不愉快で愉快極まることはないだろう。だからC級映画は嫌いじゃない。
しかしこの映画は、オチまでは加点方式で80点だったのに、オチでマイナス9億点になったのだ。
オチを除けば本当に、褒めたい所は沢山ある。
ストーリーに関して述べれば、序盤の走馬灯めいたダイジェストは想定内ながら、パパス死亡RTAな所はちょっとどうかと思ったが、おかげさまで終始テンポは良く、飽きずに観ることができた。
所々のギャグには、どことなく鳥山明作品を思い出して微笑み、中盤では涙さえした。
多くの人にとっての関心事は、やはり花嫁の件だろう。
ビアンカかフローラか、はたまたデボラかルドマンか、といった論争はしばしば起きるものだが、そこの落とし所は上手かった。
結果的に自分は、フローラもビアンカもどちらも好きになってしまった。ちなみにデボラはいなかった。
その他については、改変が多々あったようだ。
しかし、ドラクエVを中盤までプレイしたものの、クリアした記憶がなく、流れを大まかに知っている程度であるニワカプレイヤーな自分は、さほど違和感を覚えなかった。
台詞回しについては、ドラクエらしさを感じない、現代的で違和感のある箇所がいくつかあり、何となく心地が悪かった。
オチの感想については最後に述べる。直接的なネタバレはしないが、察しのいい人なら何となく予想出来てしまうかもしれない。
とはいえネタバレされずに初日に行って受けた印象が「鬼がやる詐欺」なので、ネタバレを見てから行くかどうか決めた方がいいと思うが。
CGに関しては、出来栄えは素晴らしい。
人物キャラ(特に主役陣)はあまり鳥山明風でなく、特にビアンカなどはクロノクロスを彷彿とさせる雰囲気ではあるが、おしなべてみな可愛らしく、モンスター達は鳥山明風のままで、獣はフワフワ、ドラゴンは艶っぽく、機械はカッコいい。
優しい質感で、世界ごと愛でたくなる。
音楽に関しては、流石すぎやまこういち。ただ、その使い方に関しては、賛否両論のようだ。個人的には(やはりニワカであるからか)あまり気にならなかった。
俳優による声の演技に関しては、褒め称えるレベルではないが、批判するほどの酷さはなかった。ただ、重く迫力のある渋い声が欲しいキャラクターに対して、軽めの声が当てられているという印象は強く受けた。
パパスはもっとこう、大塚明夫みたいなイメージだったのだが。勇者ヨシヒコとはね。ヨシヒコは好きだけど。
ゲマが中尾隆聖でないことに違和感を覚えたのは、完全に自分がドラゴンボールの影響を受けているだけなので何も言うまい。しかしながら「光のお父さん」によるゲマは、これはこれで紳士なふりをした悪魔といった感じが出ていて良かった。
とまぁ、基本的には褒めたいと思う所しかなかったのだ。自分は、順当にこの映画のファンになろうとしていた。
しかし、事件は起きた。
ここからはオチの話だ。
「こんな展開あったら嫌だなw」と薄々思っていたことが実現してしまったのだ。
生放送で演説中の人が急にウンコ漏らしちゃったら空気ヤバいことになるなとか、
ヒーローショー中にヒーローが熱中症で倒れちゃったら怖いなとか、
舞台上で演者がセリフ忘れちゃったらどうしようとか、
今食ってるオムライスに実はゴキブリ入ってたらどうしようとか、
そういう「あり得なくはないけどまさか起きないよね」と想像しがちな「嫌なこと」が、現実となって立ち現れてしまったときの、異常な空気。
クライマックスに向けて盛り上がっていた気分が急降下し、血は音を立てて引き、肝が一気に冷えたのを感じた。
劇場の誰もが求めていない展開が繰り広げられる。
やめろ、もうやめてくれ!と脳内で叫ぶ俺の中のサトシ。
ここだけ親戚の中学生にでも書かせたのか?いやむしろそうであってくれ、いい歳した大人が書いたと思いたくない、とさえ思えるあまりに稚拙な展開。
このシーンのモデリングをしている時、3DCGクリエイターは一体どんな気持ちだったのだろう。想像するだけで胃潰瘍で入院出来そうだ。
そして迎えるエンディング。ショックのあまり、主人公が何を言っていたかすら覚えていない。
流れるスタッフロール。被害者リストと言い換えるべきかもしれない。
何一つ飲み込めず、首を傾げ続ける自分。この時点ではまだ怒りも悲しみもなく、ただ爆笑しそうだった。
そしてオチになって初めて登場したキャラクターが再び映し出された瞬間、「お前誰だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と劇場に轟く声で叫びそうになった。堪えられたのは奇跡だ。
公式ツイッターで「激エモキャンペーン」なるものをやっているが、「激怒エモーション」の略だろうか?
後に残ったのは、「金を払ってオタクであることを馬鹿にされに行った」という実感だけ。
いや、それだけならまだいい。腹が立つだけなら、まだ。
自分は呪われたのだ。
これから先、どんな映画を見ても自分は思い出すだろう。
「はい、ユアストーリーお待ち!」などと言いながら「監督一人のマイストーリー」を顔面に叩きつけられた屈辱を。
またしてもオチで「ユアストーリー」されるのではないかという恐怖を。
映画視聴後。
一時間以内にこの苦痛体験について誰かに話さなければ、呪いで死んでしまうような気がした。
ゲーマーの姉に電話をした所、「ファイナルファンタジーの映画もクソだった」などと慰められた。
24時間以上、ソシャゲさえプレイする気が起きなかったのは久々だった。
子供の頃からゲームが好きで、今はゲーム会社で働きつつ、家に帰ってはゲームをしている。
ゲームは、自分の生きる意味そのものだ。欠かす事などあり得ない。
なのに、ゲームをしようとするとアイツの顔がチラつく。アイツが俺の世界を壊しにくる。ゲームをしたい気持ちが一瞬にして萎える。
ゲーム原作の映画を観たら、その内容がつまらなくても面白くてもゲームをやりたくなるものだと思っていたが、次元が違った。
ゲームがどうとか、ドラクエがどうとか、そういう問題ではないのだ。
フィクション、エンタメ、創作物を楽しむ心そのものを踏み躙られたのだと、この時初めて気付いた。
仕方がないので小説版のマインクラフトを読んだ。こちらの方がよっぽどマイストーリーで面白かった。
数あるクソ映画とユアストーリーを比較して、どちらが酷いか決めようとする向きがあるが、大半のクソ映画に対して失礼なのでやめてあげて欲しい。
クソ映画は、単に制作側の予算や実力が足りなかったせいで結果としてクソになっているのであって、本人達はたぶん真面目にやっているはずだ。あるいは、イカれたサメやゾンビが出てくるようなB級映画はそもそもがウケ狙い。
単にクソ不味激ヤバ飯を食わされたというだけであって、アンラッキーだったとは思えど、死ぬほどではない。
対してユアストーリーは、美味な料理にひと匙の毒を混ぜたのだ。「人によっては毒かもしれないけど、人によっては身体に良いんですよ^^」と、無邪気な笑顔で。
倫理の一線を超えている。
毒は使い方によっては薬にもなるという。
言い換えれば、毒が薬になるかどうかは、扱う者の技量による。
だがそもそも、毒を入れる事を思いついたとしても、入れないという選択が出来たはずだ。
普通、良識ある人間は思い付きで料理に毒を入れない。
特に、他者が育てた食材を使った料理には。
食材の生産者に泥を塗る可能性を考慮するからだ。
今回の場合、その生産者がOKを出してしまったので、毒入り料理が世に出てしまったわけだが。
何故、どうしてOKを出した? 一体何を監修したというのか?
この点に関しては、スクエニに対しても怒りを覚える。
一人のくだらない思い付きを、誰も止められなかった。多くの人が関わっていたはずなのに、誰も。
絶対こんなのクソだと感じていた人間も制作側にいたはずなのに、声をあげられなかったか、聞き入れてもらえなかったか。
いずれにせよ、世に蔓延るそうした不健全な構造そのものに、ヘドが出るのである。
さて、いつまでも苦しんでいられない。
ユアストーリーという名の呪いを打ち破る呪文を、探し求める冒険に出るとしよう。
取り急ぎ今日は映画仮面ライダージオウを観るので、これにて。
DQを小馬鹿にした映画
3D技術とBGMは120点だが…
声優とキャラ演出で台無し。
主人公リュカのおちゃらけヘタレ設定が到底感情移入できるものではない上に、声をあてている佐藤健の演技がイラつきを倍増させてくれる。ディズニー映画を意識したノリなのだろうがこの時点で大失敗。
フローラ役の波瑠も本田翼かと思ったくらいに下手糞。サンチョ役のケンドーコバヤシも役に合わせて声をあてようとしていたのだろうが、演技として全く成立しておらず酷い有り様。ビアンカ役の有村架純も下手糞。
せめて声優は一流の人達を使ってほしかった。ゲマ役の吉田鋼太郎は素晴らしかったが。
批難轟々のネタバレ要素はこの際どうでもよくて、本当に日本で作れたのかというレベルの素晴らしい3D技術と名前だけで売れる原作を持ちながら、声優で台無し。ディズニーの糞つまらない子供向け3D映画を観せられた気分だった。
たしかに脚本も糞だ。DQファンだけでなく映画ファンをしらけさせる内容だ。でも仮に脚本や演出が良かったとしても、あのしょうもない声優達じゃ芝居が成立しないでしょう。
「ラスト10分までは良かった」等というレビューはまったく支持しません。
「トータル・リコール」? 夢オチはダメでしょ
1992年、何歳(いくつ)でした?
当然、世代によって感じ方は違うのだろうけれど、かなり拍子抜けするクライマックスが待っていることは確か。
ここから先はネタバレです。
本作は同名の国民的RPG(ロール・プレイング・ゲーム)の映画化で、原作は1992年発売の第5作、「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」をベースとしている。
1992年に小学5年生(10歳)だったとして、現在37歳くらいから上が観客ターゲットだろうか。
これまでビデオゲームを原作として映画化された作品は山ほどあれど、これほどまでに"ノスタルジア(懐古)"以外の何物でもない作品はない。
先日公開された「名探偵ピカチュウ」(2019)のような実写化を、普通は想定して観るはず。「バイオハザード」しかり、「トゥームレイダー」しかり、ゲームの映画化はそういうもの・・・のはず。
ところが本作は「トータル・リコール」(1990)なのである。
驚くべきは、主人公リュカ役のCV(声優)を演じている佐藤健は、佐藤健自身を演じていました・・・という、"身も蓋もない話"。
実は、主人公がバーチャルリアリティの「ドラゴンクエスト」をプレイしていただけで、キツネにつままれたようなオチが待っている。これって"夢オチ"映画なのだ。むむむ。
一方で、1986年の1作目からプレイしていた、オッサンど真ん中にいる筆者にとっては、懐かしさよりも"天空の花嫁"は、すでに"ドラクエ"に飽き始めていた頃のタイトル。
もちろん、テーマソングが流れれば、それなりに気持ちが高揚したり、スライム以外の懐かしのモンスターキャラクターとの久しぶりの邂逅に、当時が甦ってくる。
"ベギラマ"や""メラゾーマ、"ルーラ"・・・懐かしの呪文の数々。
モンスターを倒すと手に入るゴールドが、散らばるコインの形で映像化されるのは、なるほど面白いし、"薬草"での回復の仕方は見事である。パフパフの言葉も出てくる。
山崎貴や八木竜一と白組の映画としてはオーソドックス。これはこれでいいと思う人もいるのかもしれない。
(2019/8/2/TOHOシネマズ日本橋/ビスタ)
現役世代は嫌がるかも?
上映開始の翌日に鑑賞しました。
初日のレビューの評価が低かったので不安でしたが、観終えてみればなかなかの名作。
序盤に感じた違和感や物足りなさは伏線として回収・払拭され、女の子たちもすっごく可愛く、音楽も声優も戦闘の迫力もすばらしかった。
僕の中での評価は☆4~5です。
低評価をつけた方々の根底に何があるのかと考えれば、恐らくが現役世代、もしくは原作をプレイされた方にあった、懐古的な期待感。それを裏切られたからではないかと。
実際、現役世代に対してのメッセージ性が強い作品になっています。
僕個人としては、いくつかあった伏線の回収に関心し素直にそれを受け取れました。
しかし、現役世代の方にあまりに直接語りかけ過ぎていて、彼らにはまず鬱陶しさが感じられてしまうのではないか?そう察しました。
ラストの鬱陶しさが強く出ると冒頭の違和感すら払拭出来ずに鑑賞を終えてしまうので、駄作だと評するのも頷けます。
映像と音楽だけの作品になってしまう。
無理に現役世代の方々にはすすめず、僕はむしろ同世代、ドラクエVをやったことがないゲーム友達と観るべきだと感じました。
ストーリー性の強いゲームまたはRPGにハマったことがない方には理解しにくい作品ではないかと思います。
ゲームをした事がない方に見せてもめちゃめちゃシケるかゲームに目覚めるかの二択でしょう。それは断言します。
最近のドラクエにハマった人たちに最も刺さる作品なのではないでしょうか。
誰がこれを面白いと思ったのか…
基本ずっと2点くらいの大雑把なストーリーが続き面白くないです。
スタンドバイミードラえもんというクソ映画を作ったチームなのでそれくらいは覚悟してた。
取捨選択が間違っているとか、
感情のフリが理解出来てないとかそのくらいは覚悟してた。
そう、面白くないくらいのことは…。
最後は面白くないを通り越して気持ち悪いです。
吐き気すらします。
誰がどんな顔してこれでいこうと思ったのか。
少しでも見ようと思っている方は、
見ない方が良いです。
必ず後悔します。
この映画で何かの実験に参加させられているのかと思った。
どんなクソ映画でも人気の原作と人気の俳優使ってTVでスポットうてばヒットするという…。
スタンドバイミーでは残念ながら多くの人が騙される結果でしたが、
今回はさすがに騙されなかったようですね。
すごく楽しみにしていたのに
ドラクエ5はSFC版をリアルタイムでプレイしていたアラサーです。
普段あまりレビューとか書かないのですが、誰かと共感したくてこちらを登録し、書かせていただきました。
「大人になれ」に、不快を感じられてる方も多いと思いますが、私はそこまで、、むしろ、大人してると思います。
でも大人だって、たまには現実に疲れるときもあるんです。
だからこそ、一時でも少年の頃の思い出に浸って、明日からまた頑張ろう!って気持ちになりたかったのに。
尺の関係でいろいろ仕方ないと思いながらも、ところどころは懐かしくて、感慨深くて、うるっとしたりしてました。
が、あのラストはない。なさすぎです。
娘がいないのも納得できない。
私はドラクエ5を観に来たのに…散々ドラクエ5の映画化っぽい雰囲気醸し出してあれはないでしょう。
誰かのレビューですごく上手い例えがありました。
某夢の国で満喫してそろそろ帰ろうって時に、まだパーク内なのに目の前で着ぐるみ脱いだ中の人に「これが現実」って言われた気分だ、というのにすごく共感しました。
お願いだから、結末も話も知ってるけど、それでも敢えて観に行った人の気持ちを考えて、もう一度作り直してほしい。それがせめてもの償いだと思う。
ものすごいドラクエ好きからの感想
ドラクエ大好きなので
公開前からとても楽しみにしてました。
PV10回以上観ましたよ。
で、公開当日、仕事終わって夕方に直行。
見終わった感想、クソ中のクソ。
ちゃんとドラクエしてたら
まだこんな感想にはならなかった。
以下、ネタバレあり。
ドラクエ5の話は長い。
わりと強引に端折っても仕方ない。
本編は2時間も無い。
だから話を端折ってるのは許せた。
それに合わせて話がちょっと変わるのも
まあ、許容範囲。
音楽が全部有り物っぽく、
すぎやまさん仕事してなさそう。
序曲使いすぎ。
ゲマ戦でエルギオスの音楽かかるし
スタッフロールはそして伝説へが流れ、
違和感半端なく、なんでやねんの一言。
パパス死ぬとこあっさりだし
マーサが死ぬとこのパパスと一緒に
天に昇るとこも無し。
ゲレゲレはパパスの剣を守っている
わけでもなくただの野良扱い。
妖精の国の妖精は気持ち悪いし。
ドラクエの妖精こんなんじゃねえから。
映像で観てみたかったシーンは全部無い。
主人公の娘がいないし
あれだけ苦戦してたジャミとゴンズは
最後の方で一撃粉砕で笑っちゃう。
呪文自体はかっこいいんだけど
唱えたときいつもの音欲しかった。
そういう細かい配慮一切無し。
敵のときすごく強いのに
仲間になったブオーン弱すぎて笑う。
ラストがマジでクソ。
思いついて入れたみたいな話してましたけど
オモチャにしたってことでしょこれ。
他でやれよ。
こんな映画生粋のファンしか来ないから。
ちゃんと再現しないとキレるよそりゃ。
鳥山明の名前が無かったのは
脚本ヤバすぎて断ったんちゃうか。
ちゃんとドラクエで終わってたら
評価3以上はつけてる。
数人誘って観に行ったが
申し訳ない気持ちで一杯になった。
僕がね。
山崎にオファーしたスクエニがクソだし、
脚本OKしたやつもクソ。
めちゃくちゃにした監督の山崎には
嫌悪感しか抱けなくなった。
まず、監督がドラクエ5やったことない。
この時点で終わってる。断れ。
つかこんなカスにやらせんな。
山崎貴の映画は二度と観ない。
コケた原因は完全にこのクソ監督のせい。
ファンに向かって謝罪して欲しい。
二度とドラクエに関わらないでくれ。
新しい映画作ってくれるのを待ってます。
勘違い
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