「CGのクオリティはいいけどラストバトルは物議」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー たくさんの映画レビュー(感想・評価)
CGのクオリティはいいけどラストバトルは物議
映画そのものはCGのクオリティも高くて映像作品としてみると面白い。ディズニーと比べても見栄えは悪くないだろう。原作を知ってる人からするとちょっと敵が弱いかなとか気になるかもだけどアニメとしてのテンポはいいのでこだわりが強いひとはゲームを再プレイするきっかけになっていいんじゃないかな。
問題になってるラストの展開だけどやっぱりこれは物議を醸すだろう。ネタバレだけどコンピュータゲームなのでAIやウイルスってのが来て真のラストバトルへって流れだけどゲーム主人公視点じゃなくてゲームプレイヤーの視点にいきなり飛ぶのでびっくりする(このゲーム懐かしいとか嫁はフローラとビアンカどっちを選ぶかで盛り上がったとかいった話)こういう視点が変わる要素って最初から前フリしておいたほうがすんなり感情移入できていいんじゃないかな。(今までの魔王を打ち倒す感動返せよーってなったしw)
ディズニーのアナ雪を見ててさ最後らへんで「こんな物はすべてCGだ」とか言いう施工の神様みたいなのが出てきたら嫌じゃない?それから突然OLの視点になって「昔は白雪姫とかに憧れてたんです。雪女のお話とかも悲しいけど盛り上がりましたよね」とかって話になってさ「そんな生活の役に立たないおとぎ話から卒業しろ」って展開になったら絶対に嫌でしょうw
ハッカーはCGしないからゲームのことさっぱりわからないはずなのにゲームはコンピュータ製品だからってウイルス使って畑違いにやっかみかけてくるのはどうなのか。コンピュータでは俺が最強だとかAIがゲーム世界を作ったてきな思い込みが強い人がちょっかい出してくるってたしかに現実でもあるのかも。この映画はある意味そうならないよう謙虚になろうよと伝えたいのかも。とはいえさいきんの流行りのプログラミングとかAIとか小難しいことばかりさせて"できた俺はイケてる"と思い込ませるような俺すげー教育も行き過ぎると洗脳だよなって感じる。いったいこの敵は誰が作りだしたのか。
勇者になって世界救った俺すげーって楽しめるくらいで満足できない承認欲求の塊みたいなやつがあーいう敵になっちゃうんだろうなぁーってところで納得。