「原作漫☆画太郎だと思って見ればいい」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー ゆうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
原作漫☆画太郎だと思って見ればいい
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幼年期のショートカットはやむを得ないし、それに伴いキラーパンサーとの再会やフローラとビアンカを選ぶ苦悩が伝わり辛くなってるのも仕方ないだろう。 ゲマを中心としたパパス、主人公リュカ、息子アルスの大河的な因縁の付け方は、やはり原作が良いためか、美麗なCGで演出されると興奮と感動を覚える。
が、しかし。 再三指摘されてるが、あのオチはなんだ? 君たちの物語だからVRの世界だと? それは百歩譲って許そう。
で、ミルドラースがウィルスだと? 僕は飽きれて笑ってしまった。
そしてこの脚本家が「このオチなら感動と話題性間違いねー!!!」という自信の元に制作されたと思うと寒気がした。 ここのCGスタッフも含めて、「こんなオチ何が面白いの?」ってツッコム人いなかったの?
井浦新はミルドラース役やってくださいって言われて渡された台本が「俺はウィルス」って台詞見て死にたくならないの?
一部の界隈ではメタ的な構造は賞賛を得る流行りの展開なのかもしれないが、リアルタイムにプレイした客って子供の頃にやったドラクエがついにCGで再現される!あの頃の脳内の思い出を如何に現代で技術で蘇らせてくれるんだろう?っていう期待感を持って映画館に足を運んでるんだよ。 その人たちが、「俺はウィルスだ」「俺はアンチウィルスだ」ってやり取り見て、すげー!!!ってなる訳ねえだろ。
漫☆画太郎さんが罪と罰や星の王子様の漫画をギャグで書いてるけど、アレと同じと思って見たら楽しめるかも?エンドロールにアドバイザー漫☆画太郎って書いてトラックオチにでもしてくれた方が幸せな作品です。
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