劇場公開日 2019年8月2日

「ドラゴンクエスト ユアストーリー」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー 佐々木さんの映画レビュー(感想・評価)

1.0ドラゴンクエスト ユアストーリー

2019年8月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

ドラクエで育った幼少期、特に思入れの詰まったドラクエ5を題材にした映画が出ると衝撃を受け、映画のCM見ただけでも涙が出て、懐かしさと感動を貰いました。
しかし、本作品を鑑賞する前から、あの分厚い物語を1時間40分くらいにどーやって収めるのか疑問でした。ある程度は要点だけ掻い摘んだ内容になることは覚悟していましたが、ゲームの内容とは異なる部分が多くありドラクエ5として見るには大変残念な作品に仕上がってます。たしかに要点だけを確実に描写しようとするだけで何分も伸びていき、総じて、どうまとめても4時間じゃ足りなくなると思います。
だから登場キャラ、セリフを減らして展開場面への接点を減らすために要点をお焼香を摘むような時間しかまとめられなかったのだと思います。そして衝撃のエンディングのせいで更にめちゃくちゃに仕上がりました。
この映画で伝えたいことは『あなたは勇者だった』ってことなのはわかります。しかしあまりにも荒削りで、せっかくドラクエシリーズの中でもストーリーを色濃く重視した作品であの展開は無しです!
あのような展開、作品にするのならドラクエ1.2.3.4.で映画を出せばまだ作品として成り立ってると思えます。
5を題材にして映画にするならロードオブザリングやスターウォーズの様に三部作などで作れば最高傑作としてファンを納得できたと思います。そして三部作目のラストであの様なエンディングであればまだ良かったです。
この映画の作者、脚本、監督はあまりドラクエ自体に思入れが無かったのかなっと疑問を抱く様な作品です。

佐々木