劇場公開日 2019年8月2日

「冷静になるまで3日もかかってしまいました」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー kikkoさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0冷静になるまで3日もかかってしまいました

2019年8月6日
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kikko
あきらさんのコメント
2019年8月6日

>フローラはなぜ
あの部分に関しての個人的な解釈ではありますが
お話を作る上で、現実と物語の境目の部分を表現したかったのではないかな。とおもいました
ゲームやファンタジーが好きな人ならわかると思いますが
たとえ虚構の中でも、そのキャラクターが何を考え、どう行動したか。といういわゆる肉の部分を想像して楽しむものとおもいます。
ゲームのキャラクターはあくまで自由意志を持った個であり、一人の人間。という考え方ですね

それ(そういう人から見る、意思のあるキャラ)がプログラムの域を超えて行動を起こした
という、ウィルスの言うところの所詮作り物~という部分に反する、主人公のこれ(物語の中)も一つの人生という部分への説得力の材料ですかね

それと同時に、これは穿った深読みかもしれませんが
最終的にはプレイヤーの意思決定がモノを言うのがゲームなので
自己暗示プログラムという外的な要素があったとしても、心の中(本当の深層心理)でビアンカを選びたいという情報をVRマシンが読み取って
選択を迫らせる→結果的にビアンカを選ぶ
という部分を表現したのかなともおもいました。
ゲーム世界に生きていた時点のリュカは、ビアンカが好きなんだよとわかりつつ、フローラとの間で一応は悩んだわけですし。
プログラムに人格まで左右されるわけではなく、プレイヤーが選んだ=ゲームをプレイしている。という部分ですね

さらに横槍を入れるとすれば
少年時代をスキップしたため、視聴者にビアンカが恋人候補になる決定的な心の繋がりの部分を描けなかったので
三角関係的な、わかりやすい恋愛ドラマを演出し、最終的にはわがままもありつつ全員納得済みであるという、綺麗事の演出のためのギミックなのかもな。
ともおもった部分もあります。

長々と失礼しました。

あきら