「コアなドラクエファンにとって」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー しゅろりんさんの映画レビュー(感想・評価)
コアなドラクエファンにとって
ネタバレあります。ご注意を。
小学生の時にドラクエ4にはまり、5はもちろんのこと1から10も全てプレイしています。
5を2時間にまとめるのは絶対大変だからかなり端折られるだろうし改編もやむを得ないだろうと思っていましたが、予告ですぎやんの楽曲と個人的には好きなキャラデザに惹かれて前売り券を握りしめ公開を待ちわびていました。
皆さんおっしゃっている後半のミルドラースの正体がわかるまでは自分の中で90点でした。
キラーパンサーの名前はゲレゲレ派だし、結婚相手もビアンカ派(いつも心でフローラに謝ってます)だし、結婚前夜のフローラの演出も好感が持てました。ブオーンも倒せず仲間になるのも嫌いじゃないし、ヘンリーも中々素敵でした。
でも、絶対に許せない言葉をミルドラースことコンピューターウイルスさんが言いました。
「大人になれ」
主人公はこれに反発して子供でいいじゃああん!勇者でいたいじゃああん!って押し切りますが、今でも毎日ドラクエ10をやっていたりスライムのグッズを買ったりしている自分を公式に否定された気分になりました。
私は息子に離乳食をあげるときもスライムのスプーンだったし、実家に帰れば「薬草だー!」って一緒に雑草を拾った親友がいます。嫌なことがあったらドラクエのコンサートに行って元気をもらいます。それほど自分にとってドラクエは人生の一部。気持ち悪いと思われるかもしれないけど、それだけ大好きなんです。
だから堀井先生監修のこの映画に「大人になれ」なんて言われたくなかった。一人で観に行きましたが、帰り車を運転しながら泣きそうになりました。ドラクエを大人になってもやってるのは恥ずかしいことなのかな...
3億歩譲ってあの結末にしたとしても、いくら敵側のセリフだとしても「大人になれ」って言われたくなかった。「いい加減ドラクエ卒業しろバーカ」って聞こえました。
あんなに苦戦したジャミ達を後半一撃で倒すのも目を瞑る。主人公がバギ系呪文ばっかりなのも若干ヘタレなのも目を瞑る。子供が一人なのも構わない。
でもビアンカのリボンでゲレゲレと再会するのは端折らないで行こうよ!
VRオチとか本当酷いよ!!
これ堀井先生みてオッケー出したんですか?脚本も?
もう任天堂Switchロトエディションも楽しみじゃなくなってきたよ...
大音量で迫力の戦闘シーン&音楽が聞けたことだけ評価するよ...
同じ気持ちの人いますか?
うっうっ
日高雄介さん
好きな作品を改悪されてしまい、怒りが込み上げてきてしまったのですね。わかります。
私は、この映画をドラクエの映画などではなく、2次創作か何かと思うことでなんとか割り切れました。
今はスマホのドラクエ5をやり始めて、やっぱりこれだなぁとドラクエ愛が再燃してます(笑)
おススメです
pocarisさん
映画最後までエンドロールまでしっかり見ましたよ。もちろん主人公が冒険心を持ち続けることやドラクエを何歳になっても楽しむことを作品が全肯定してるのも重々理解してます。
自分も将来VRでドラクエの世界をあそこまでリアルに体験出来たら行ってみたいです。
今回の論点は「大人になれ」が世間一般の声に聞こえたりしてなんかゲームしてる自分恥ずかしい、とかわざわざその演出入れてなんだか萎えるという点です。あの演出入れるよりもなんならあそこでいきなり終わって to be continued とかなって「うおおお続編あるんだー!」とかの方がまだ盛り上がったかな、なんて。蛇足ですがw
Tさん
コメントありがとうございます!
見に行ったけど酷評してるほぼ全ての人がそこを理解してると思いますよね。同意見です。
食べ物の例え伝わって嬉しいですw
私にとってのパクチームービーでありましたw
Pocarisさん
監督や堀井さんのメッセージもそれだったみたいですね。
みんな、メッセージ自体の言わんとしている事は分かっていると思いますよ。
ただ、そこまで行き着く描写(テクスチャ剥がしてキャラ全員消滅、大人になれなどの、作品内からの罵声)が、原作で夢見ていた方に対して、かなり配慮のない演出だったと思います。
これに傷ついて、その後のメッセージが全く入らなかった人がほとんどではないでしょうか。
ドラクエ5原作は、ストーリー構成や展開など含め秀悦で、かなりユーザーに配慮された設定が多く、この映画の無配慮さにギャップを感じて、よりダメージが大きくなったように感じます。
別にメタ展開でもいいですが、もうちょっと上手くやって欲しかったな、という気持ちと、ドラクエ5を3部作にでもして、しっかり忠実に再現しただけで、素晴らしい作品になったのに、という残念な気持ちが相まって、ここまでの酷評に繋がっているように思います。
この映画は、大筋のドラクエ5をなぞってはいますが、物語の9割以上カットされたダイジェスト版のようになっています。
原作にはその他、語りつくせない程の名シーンやセリフがあり、そのどれもが秀悦で、魅力的です。
それがこのような形で表現されたのは、やはり残念ですね。
しゅろりんさん
食べ物の好き嫌いの例えが非常にわかりやすく、その通りだなぁと勝手に納得してしまいました(笑)
なるほど、この作品でオェっとなってしまったのですね(笑)
わかります。
ええと、ちゃんと最後まで見ましたか?
この映画は「大人になれ」を否定してるんですけど……
ゲームの世界に魅了されたままの成長があってもいいじゃないか、そういう「大人」がいたっていいじゃないか、というのがこの映画のメッセージですよ?
だから主人公はミルドラースに打ち勝つわけで。
つまり、ラスボスは「大人になれ」というゲームの世界やファンを理解しない世間で、それを否定しているのがこの映画です。
日々共感するポチやコメントありがとうございます。映画comの他の方のレビューを見るのが大好きなので、自分のレビューも誰かに見てもらえたのだと思うと嬉しい限りです。
このレビュー自体に批判的な意見もコメントされていますが、映画を見た感想は本当に人それぞれだと思います!
大人になれっていう台詞が嫌だった理由は、自分が子供でいたいからかもしれませんが、エンターテイメント内でシラケる台詞だったからかもしれません。(あくまでも自分にとってです)
作品全体を俯瞰してみることはもちろんできます。監督の意向も「こうかもな」という予想はつきます。
でもレビューは「正直な私の感想」。
逆にコメント欄は皆さんの自由な感想を言う場。ただ、ネガティブなレビューを書くと何故作品を理解してないと思われてしまうのでしょうか。食べ物の好き嫌いと一緒でパクチーを食べてみたもののオエッとなって「私はこれ苦手だわw好きな人沢山いるのはわかるけどw」と言っているだけなのになぁ
しかしこうやっていろんな意見を交わせるのは楽しいことですね。肯定派否定派と飲み会でも行きたいもんです。
大人になれって言われて嫌な気持ちになるのはどうしてですか?
本当は大人じゃないからですか?
そういう分かりやすい言葉に惑わされてあの物語の持つ意味を理解しようとしないところはまさに子供かなぁと思います。もう少し離れて、作品全体を見てみてください。
この映画に関して何の前知識も無く観に行きました。ラスト10分のシーンカットエディションがみたいです。あのシーンの下がり具合が半端ないです。色々つっこみ所はあるものの、私もそれがなければ90点です。
観るか観ないかはお任せしますが
実際気になっているのでしたら、是非劇場で体験されたほうがいいと思いますよ
映像は本当に綺麗ですし、音楽も大音量で聞けて感動します。
ユアストーリーという作品のせいで、今後ドラクエが映画化される事はおそらく無いと思います
そう考えると、劇場でドラクエを体感できるのは今回が最後
逃したら勿体ないです
私のレビューもボロクソ言ってますが、VRオチを知った上で、覚悟を持って観れば、ダメージも少ないですし、すんなり受け止めれるかと思います
傷ついてしまう事が心配でしたら、ネタバレを全部読んでから鑑賞される事をお勧めします。
酷評してる人も、そうでない人も、ドラクエ愛があるからレビューしてます。
あのドラクエが劇場で、全身で体感出来る最後のチャンスです
是非劇場で確かめてみて下さい
まだ観てないのですが、目の前で繰り広げられるドラクエのリアル(?)な光景が見たくて、悩んでました。でもしゅろりんさんを始め、ドラクエとともに生きてきた大人の人として、この映画を観る自信がありません。わたしも泣きながら帰ってくるだろうな……。
コメントありがとうございます!
星5をつける人の気持ちも十分わかります。ドラクエ5をやり込んでた自分になるのか、ドラクエ5の主人公自体になったつもりで楽しみたいかなどで意見は分かれると思います。
ミルドラースまでやると尺絶対足りないので何部作かにできないなら、工夫したエンディングも必要でしょうし!
共感ポチくださる方々にもご意見くださる方にも賛同コメントくださる方にも本当感謝です!
評価は気にせずに、気になる方は観に行かれたらいいと思います。
ステキなシーンは沢山ありましたから!
皆さん共感するクリックやコメントありがとうございます!嬉しいです。
一緒にドラクエ10をやってるフレンドさんはあの終わり方を賞賛していて、感想は本当人それぞれだなあと思っています!
見てから数日たって結局ロトエディションは楽しみですw
でもやっぱりあの終わりは、、と思ってしまいますよね!
本当他の映画にも全部言えますよね。ハリーポッター観に行って最後にVRでしたーとかスターウォーズ見に行ってハイVR〜ってやられたらシラケますよね。
好きなもの傷つけられたからといってすぐ嫌いにはなれないのですが、「一度傷つける行為」を入れる必要があったのかがやっぱり腑に落ちない鑑賞から三日目の今日でございます。
今日観てきました。全くの同じ意見です。
ドラクエを観たくて行ったのに最後のあれは無いですよね。
あんなのすべての娯楽に言えるじゃんと感じました。
ゲームはもちろんのこと、映画だってそうだし、落語や音楽だって似たようなこと言えるのではと思います。
1番いい最後のシーンで全然関係のないあのセリフを突然言われたら、俺何観にきたんだっけ?ってなりますよね。
ドラクエを楽しむために観に行ったのであって、ドラクエ以外のものや、現実を確認しに行ったわけじゃないですもんね。
ゲームなのは分かってるし、それが娯楽だって分かってる。それがあるからこそ今があるのも知ってますしね。
関係のないものを観せられた気持ちを分からないのかなと思いますよね。
僕も同じく、映画の配役やストーリーは特に気にならず楽しめてました。
長々とすいません。
大人になれよって言われてからの展開よかったですよ!
他人に馬鹿にされても、ドラクエは自分の構成要素の一つで、欠かせないものって感じで良かった! です!
好きなものを馬鹿にされたくらいで、嫌いになるんですか?そんなもんですか?
先に自分のレビュー書いてから読ませて頂きました!同感です。
決定的な冷め表現、大人になれよ。あれはこの脚本家に憤りを感じました!作品に罪はないです。
なので、自分はドラクエをこれからも大好きでありたいです
皆さんコメントありがとうございます。同調してくださった方、新たな視点を教えてくださった方に感謝いたします。
ただ一つ大きな事実は「帰りに泣きそうなほど虚しく悲しい気持ちになり傷ついたこと」です。
監督の気持ちを汲む余裕は自分にはありませんでした・・。
ドラクエファンならどんな評価でもこの映画見たいと思います。でも悲しい気持ちになる人がもう増えて欲しくないという本心との葛藤です。
他作品の曲も使われてましたが総合的にやっぱり大音量の音楽に救われました。
皆さんのコメントもとっても嬉しかったです。ありがとうございました!
ポジティブな意見もネガティブな意見も気にせずまた聞かせてくださいね!
ネタバレありの方なので、盛大にネタバレな返しをさせてください。私の主観が盛大に混じっていますけど、ご容赦を。
あの物語で山崎貴監督が言いたいことはドラクエだけではないのです。敵はこんなことを言いましたよね?
「まだゲームしてんの?ゲームなんて子どものやる偽物の世界なんだから大人になったら普通はやらないんだよ」と。
そこで主人公はこう返しますよね。「ゲームだけど、ゲームじゃない。僕の価値観を形成してくれた大切な教科書なんだ!!本当にある世界の一部なんだ」と。
これは監督がこの映画で一番伝えたかったことだと思います。
確かに偽物の世界だけれども、自分にとっては本物であり、遊びではあるけれどもそれ以上の大切なものでもあるんだよっていう主張をしたいがための盛大な前振りがたまたまドラクエⅤだっただけなんです。
恐らく最後の話がどうしても許せないっていう方はドラクエⅤという題材を使って、さもドラクエ映画ですよっていう宣伝までして公開したことを含めて許せないんじゃないでしょうか。
何故ならこの監督の主張はある一定の条件をクリアすれば簡単に挿入できます。
例えばロックマン。
ロックマン(ドラクエVの主人公)が敵キャラを倒して成長し、ラスボスワイリー(ミルドラース)が出てくる瞬間にあの場面に飛び、ワイリーではなくその世界のあいつが登場します。そしてラッシュ(スラりん)がとんでもない世界の審理を説明していき、本物の主人公のエピソードが流れる。
例えばストⅡ。
リュウ(主人公)がベガ(ミルドラ)を倒す旅に出て、世界中で色々なライバル達と凌ぎを削り、最後にベガが登場する瞬間にケン(スラ)が登場し(以下省略
映画で公開する以上原作に一定の知名度はいりますが、そこをクリアすればゲームならほぼ代入出来るストーリー。
それがユアストーリーなんです。どうしてもドラクエVである必要はない。そしてユーも私たちではない。
ドラクエVの皮を被ったユー、つまり山崎貴監督本人の物語ですから。
お気持ち良く分かります。自分はゲームは卒業してしまいましたが、ドラクエは十代の頃の青春の一ページに深く関わってきた作品です。
でも、大人になった今でもそれを好きだったこと恥ずかしいとは思わないし、だからこそこの映画も見に行ってしまったんだと思います。
許せないのは、そういったあなたや自分達の気持ちにつけこんで、この作品を見に来るように仕向け、沢山の傷つく人達がでることを分かっていて、あのような話題性をつくるしかけを行ったとしか思えないことです。
ゲームは子どものするもので大人はやらない…それこそ子どもっぽい偏見です。
『それこそ言いたかったことだ』と監督の声が聞こえてきそうですが…違いますね。作品として世に出すための建前にしか感じません。裏側に自己顕示欲にまみれた偏見を感じます。
自分の好きなものは好きと堂々と言えるの、立派です。