「果てしない退屈の後の深い涙」映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ 古リラッ熊さんの映画レビュー(感想・評価)
果てしない退屈の後の深い涙
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私はコウペンちゃん派なので、すみっコぐらしはファンではないし予備知識無しで見たので、正直最初は退屈でした。
とにかく登場人物が多すぎるのと、ストーリーが大河の「いだてん」並みにあちこち飛ぶので、話についていけないし、さして盛り上がる訳でもなくダラダラと続くので、寝そうになったのは事実。
親子連れが多くて子供はゲラゲラ笑ってたので、子供にはこういう単純な笑いが正解なのかと、改めて気づかされたけど(笑)。
とにかく最後が意外な展開で、そこは号泣でした。
あのひよこの落書きをしたのは誰なんだ?とか、つっこめばキリは無いのだが、そこは触れないのがお約束なのだと思う(笑)。
結局別々の世界で生きていく事になるが、それはなんとなくこの世とあの世を表してるようで、一見単純に見えた表現がとても深かったのには、驚くと共にとても感心させられた。
ひよこはきっと楽しい思い出があるから絵本の中でも生きていけるのであろうし、こちらに住んでるすみっコたちも思い出を大切にし続け、その中でひよこは生き続け成長していくのだと思う。
まあ子供はそこまで深く理解するとは思えないが(爆)。
最後が良かったけど、前の九割方は退屈だったので、そこが残念だったので、星は減ります。
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