「誰も幸せにはならない純粋な恋愛映画」窮鼠はチーズの夢を見る あきさんの映画レビュー(感想・評価)
誰も幸せにはならない純粋な恋愛映画
原作を何年か前に読んではいたけどうろ覚えで鑑賞。原作の印象が残ってないのは当時の自分がお子様だったんだな、と思うくらいにもどかしくて切ない大人の恋愛映画だった。
今ケ瀬が健気で必死でいじらしくて一緒にいても苦しい、離れても苦しい、その生々しい感情にこっちも息苦しくなる。男同士とかそんなことはどうでもよいくらいに今ケ瀬の方に感情移入してた。
主役2人も幸せにはなれないけど、周りの女性陣も幸せになれない。優柔不断でズルい男なのになんで好きになっちゃうのかな。今ケ瀬も女性陣も。辞めた方が良いのはわかってるのに人を好きになることは男だろうと女だろうと理屈ではない。
そんな報われない恋愛したことないのに、恋愛中の苦しみを思い出して切なくなる映画だった。
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