「曝け出した大倉忠義、いじらしさ全開の成田凌に感服」窮鼠はチーズの夢を見る 大塚史貴さんの映画レビュー(感想・評価)
曝け出した大倉忠義、いじらしさ全開の成田凌に感服
表題の通り。本能を曝け出してみせた大倉忠義、7年も一途に思い続けていた役どころを見事に演じ切った成田凌、それを見事なまでのラブストーリーとして130分にまとめあげた行定勲監督に喝采をおくりたい。
「BLもの」と分類してしまうのは、浅薄な考えではないだろうか。相手が誰であろうが、好きになってしまったらどうしようもない、理屈じゃないんだということを、キャスト陣が生々しく、そして説得力をもって体現している。
また、この2人の恋路を際立たせているのが、吉田志織、さとうほなみ、咲妃みゆ、小原徳子ら女優陣。彼女たちの時にいじらしく、時に激情にかられた眼差しが、今作をよりリアリティ溢れるものにしている。
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